2020年10月のブログ記事

  • こだま会講演日記    第八十一回   坂本通博 筆記

    泰岳貴尊講義  半呼吸、上滑りの呼吸をして居るから中に悪いものがたまり、桶の水の底に悪いものが沈殿して上の水が澄んでいる様なものだから、底まで洗はねばならぬ。そして〇まる信仰にすべし。信じた以上は徹底的でなければならぬ。 例ひ迷信と言はれても、正信迷信を嫌はず、半信仰だから油断する。 賢愚を論ずる... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第八十回   坂本通博 筆記

    一月二十六日  尺度計を一分二分と言ふものから五分一寸と作り上げて来たのは、数学から割り出して来たもの。之は前にも順八逆六・・・と書き、振動数と尺とは反比例すると話した。 これ皆算数から割り出したもの。 八卦もそうであり、易は算数の延長である。空にも叶い、実にも叶ふ。 空の範囲は広い。之を尺度計で... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十九回   坂本通博 筆記

    易は占いに用いるものにあらず。空間的な事を計り、宇宙の神秘をさぐる。之が出来ねば易の価値はない。易のたてかたには色々な法あり。何からでもたてられる。 人の声を聞いて病気を知る、之は音楽的の計算法。 人の善悪邪正さえわかる。之は人の性は善だから、善(純真)を定義として計る。 悪人はない。悪いと言ふの... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十八回   坂本通博 筆記

    一月十九日 尺度計を用ゆるに二通りあり。 一、実間的 二、空間的 現在は実間的が主になっている。 私がお話しするのは空間的の方を認識して頂きたいのだが、順序としてわかりにくいから実間的から話す。 前に書いた物指は昔のそろばんだと思ふこと。 易者は空間的を計るために筮竹(ぜいちく)を使っている。之は... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十七回   坂本通博 筆記

    泰学貴尊講義 円海師が心の信仰(学者)とたましひの信仰(宗教者)と言った。 宗教者はたましいひの信仰を教へるために空の事を話さねばならぬ。 心の方は肉体と言ふ実を伴ふから信仰しやすい。 たましひの信仰を教へる宗教者は確かにこうだと思っても証拠がないから話しにくい。だから宗教者が学理の方に引き入れら... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十六回   坂本通博 筆記

    昭和二十七年一月五日 「貴尊よりのお力を頂く。感ずるものあり。 大事にすべきこと、忘れざる様注意あり」 信仰は気である。 罪業の深い事は毎日やって居る、が 気を正しく持つこと。 悪いものに気をとめぬこと。 気をおとさぬ様にする事。 心が広くなる、肩のこらない信仰。 自分はいやしいものだが、神と同化... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十五回   坂本通博 筆記

    雑音の中から清音を十二引き出して居る、之が又十二引き出して、段々壱越から次の壱越まで十二と言ふが、その間にこまかくすると三百六十あると言ふ。これをわかりやすくこさえたたものが十二支。音では十二律。オクターブの中に(12)、72、144、360、ある。之は世界中変らない。之が音楽に国境なしの理由。 ... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十四回   坂本通博 筆記

    十二月二十一日 尺度計も段々霊的に入って来て之からが大事になる。 律管(を回覧させて頂く) 律呂は易から出たもので詳しい説明はたいへんである。 律と呂を覚えること。九字とは九字の律。 この宇宙は分秒も休まずに動揺して居る。この動揺がすべてを建設して居る。之に伴って又破壊が行はれる。 破壊と組織は不... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十三回   坂本通博 筆記

    十二月十五日 世の中の事を正しく判断するには三つの事がそなはって居なければいけない。之は宗教でも何でも三つのものが備はって居ないといけないと言はれ居る。詩や和歌を作っても天地人、草正行等、人の名前を付けるのでも天地人の三者が揃はないと付けられない。 簡単に迷信盲信と片付けて居るが、独化の三神、仏法... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十二回   坂本通博 筆記

    五年、五年の四線には結果期なし。 二十年過ぎて分解期に入らねば本当の安心した生活が出来ないと言ふことになる。 之は問題なく的中す。的中せざるは用法と分別に欠けるから。 以上では三段論法で一つ足りないものあり。 五年(五分計)を破壊分解融和組織・・・・で決めてゆくと一寸計では十個あり。 破壊分解が一... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十一回   坂本通博 筆記

    < googleより転写 乾=天、坤=地、震=雷、巽=風、坎=水、離=火、艮=山、兌=沢としたり(説卦伝3)、人間社会(家族成員)に類推して乾=父、坤=母、震=長男、巽=長女、坎=中男、離=中女、艮=少男、兌=少女としたり(説卦伝10)した。一方、爻については陰陽思想により─を陽、--を陰 とし、... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第七十回   坂本通博 筆記

    泰岳貴尊講義   円海大師講義 迷信と正信、これはつまり影と日向。 慈音、慈声はむつかしい事を教えて頂いて居る。この中で皆に教へてよいと教主の許された事を話す。皆はあまり理、道理ばかり考へて居る。道理でない事を捨てる、之は当たり前の普通の事。ところが人間はらちの悪いもので之は道理だから正信、道理に... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十九回   坂本通博 筆記

    十二月一日   円海大師講義 尺度計の用い方に入るがそれまでに前述の色々な事柄を復習をする。 円周から直径を出し、又直径から円周を出す時の三、一四一六・・・・之はどこまで行っても割り切れない。ここに数の不思議あり。 地球の円周を三百六十度に割り付け、この一廻転即ち一年、すべて円周は三百六十で割りつ... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十八回   坂本通博 筆記

    十一月二十四日 今日は一寸計、九星の話 エとト、之は高いとか低い(音楽)強い弱い、皆之等エトに属す。人間に対して計ると、エは心、トは意、即ち心意(エト)、心意(エト)、心意(エト)・・・・とまわって居る。 一寸(一白)   二寸(九紫)   三寸(八白)     四寸(七赤)     五寸(六白)... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十七回   坂本通博 筆記

    泰学貴尊の言葉 柳はみどり、花は紅(アカ)いと言ふ。柳は赤く花は緑と言ったら皆は異ふといふ。然し之は此の世界丈にしか通じない。他の界では赤と青の食ひ異ひが出来たらどうなる。 目に見た時は皆同じであるが言葉にはあやまり多し。 本当の色を見る力のない目がある。色盲。 眼くらに色を教へるのはむつかしい、... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十六回   坂本通博 筆記

    前回からの気続き・・・・ 今日は甲、明日は乙、次の日は丙・・・・丁と順序よく行けば人間はかへって無味乾燥だと嘆く。何事もなくて暮らせば幸ひだが、人間はそれで満足しない。そこに進歩発展あり。今日は暦の上で甲でも人間の気は何になって居るかわからない。 物事を考へ出して新しい事を工夫するは甲。之をどうだ... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十五回   坂本通博 筆記

    十一月十七日 円海大師講義 尺度計の 一分、二分、三分・・・之を一分計・・・・・百分までと、 五分、一寸、一寸五分、二寸・・・・之を五分計とす。 いっすん、二寸、三寸之・・・・・之を寸計とす。 今日は五分計の話、つまり十干。 之は木火土金水のエト即表裏。このうち一番はじめは木ノエ、次木ノト、火ノエ... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十四回   坂本通博 筆記

    十一月十日 陰陽学と言ふは易。 之は主に天体と人間とを結びつけて色々と判断させて居た。それで天体観測が人間の気に及ぼす影響をやかましく言った。 之を皆が話丈を聞いてそれ丈で判断して居たから間違ひが多かった。 つまり天体のすべてを気圧の配置によって判断した。 この星がこの位置にまわって来たから地球に... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十三回   坂本通博 筆記

    今迄未知日記の書に出て来られた貴尊方のお名前  ジショウ、サンキョウ、インショウ、ミキョウ貴尊  コーセイショウ、ミキョウ貴尊  コーケン、ムイ、リョウジャ、セイキョウ貴尊  テッシン貴尊  コーシン貴尊  教主寛大貴尊 尺度計の合わせ方 一尺  一寸  五分     十二支      十干   ... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十二回   坂本通博 筆記

    十月二十七日 泰岳大師講義 遊んで食ふも着るも不自由なければこれ以上の事はないと考へる。 十二流界が楽しみでせうか、それを考へる事。無欲になれと勧むるにあらず、もっと大欲をもて。皆の欲は小さい。衣食住だけの欲。 天界に来いと言ふものでもない。(肉体は捨てられるものでない)。天界もはっきりわからない... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十一回   坂本通博 筆記

    円海大師講義 落ち着きなく、気が多いと言ふ形。 正午で太陽が中天に昇った時を言ふ。少し傾けば陰になり、後にもどれば陽になる。意気さかんである。 気分を平らにし、おちついて安定した心にするが修養。 午年の個性の人は心をおちつけることをしなければならぬ。 未の子人は陰性。午年の様にがさがさしない。物柔... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第六十回   坂本通博 筆記

    十月二十日  つづき  円海大師講義 子と言ふのは一、子と一は同じ。子の頭に乃即ち孕むの乃をとったもの。 子と言ふはもののはじまり。物の根。夫婦和合して孕んだ姿。丑は紐の糸へんを取ったものを丑と言ふ。産のひも、えな。 そこいらにある土地に鍬を入れてたがやす。 事業が好きだ。何でも物を組み立てる事が... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第五十九回   坂本通博 筆記

    十月二十日 人間は生まれながらにして天分定まるといつも教主以下の方々から言はれる。 然しその運命とはどんなものか、これがむづかしいから易が要る。 赤坊、小児すべてそれ丈の分度あり、分度に応じて成長して行く。 成長して異性を好む様になる。之は肉体のわざ。 これを強いて抑圧して行く、これは慎み、慎みは... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第五十八回   坂本通博 筆記

    泰岳大師講義 人は物になれてしまふと油断が出来て、改まった気分がとれて行き、それが習慣になってしまふ。そうしたらもう之まで出来ていた事も出来なくなる。 気分を改める五節句はあってもよい(円海の言ふ様に)それは燈明の油の切れかかったのに油をさすのと同じ。朝起きて神様を拝む。之は自分の心を改めるなり。... 続きをみる

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  • こだま会講演日記    第五十七回   坂本通博 筆記

    六月二日 (前に続き尺度計の話) 易について 易学は数学にして辻占いにあらず。八卦の名前は数学で言ふ未知数、即ちx、y、z等。 八卦をこしらへた原因は ◯は宇宙に形どり、半分は昼、半分は夜とする。 この陰と陽を更に二分する。之を四象と言ふ。一方は小陽、小陰 この四つ(四象)を二分したのが八卦。 之... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第五十六回   坂本通博 筆記

    一歳 天ー破壊  地ー破壊    人ー破壊 即ち破壊の破壊の破壊だから赤ん坊の間は何もわからない。 二歳 天-破壊   地ー破壊    人ー分解 世の中の事は何もわからぬ赤ん坊の智慧がついて来たと言ふことになる。 一日一日にもこの四線の法則あり。 泰岳師曰く、 前にまんまんさんを拝めと言ひました。... 続きをみる

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  • 未知日記講話集  こだま会講演日記  第五十五回 坂本通博 筆記  円海翁講義

    地の配合は(二寸を四つにわける。五分づつ) 初めの五分は破壊、一寸まで分解、一寸五分まで融和、二寸までを組織(二十年) 之で第一段階の破壊期に対する配合。 次に二寸五分迄破壊。三寸、三寸五分、四寸で分解期の組織(四十年) 次に四寸五分迄破壊。五寸、五寸五分、六寸で融和期の組織(六十年) 次に六寸五... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第五十四回   坂本通博 筆記

    五月二十六日 私共の同行者には百歳、二百歳まで生きるのは多い。中には五百歳まで生きる人もある。 修行のつんだ人が何の為に長いこと下界に宿をかりて居るのか、 天界の事を知りすべてがわかったらそんなに長く修行する必要もなかるまいに、天界があるなら行けばよいに、それをしないで下界に長く居るのを見ると、や... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第五十参回   坂本通博 筆記

    五月十九日 人間には自惚れのない人は居ない 自我心、自尊心とか、是は非常に尊いもので是を捨てては世渡り出来ない。是はあってよい。人にはたましひあり(他の動物と違って)。 内外観ともに働く、自由に働く魂あり。 天上天下唯我独尊が人間誰にでもそなはる。それを自然が授け居るに拘わらず是を知らず。 これの... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第五十二回   坂本通博 筆記

    五月十二日 衛藤慈声氏への教主からの教え 続き 心の中にわだかまる頑固心を柔らげる。 余りに凝り固まった潜在意識の為に心の底まで話が聞けない。是ではいけない。是を柔らげて内心にまで徹底する様にする。是を内観法と言ふ。 自分の潜在意識に自分の心の底には悪い心がないかどうかと省みる。是を内観法と言ふ。... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第五十一回   坂本通博 筆記

    五月十二日 衛藤慈声氏への教主からの教え この世の中の学問を如何に究めても天界には通ぜず。 本当の直き心にならねば天に通ぜず。是には信仰が必要。神様々々と言ふは拝みにも信仰にもあらず。日々業務に勤しむは拝みなり。然し是は肉体の拝みなること多し。 若い時、働いて老年に安楽な人を成功者だと言ふ。この如... 続きをみる

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  • 未知日記講話集  こだま会講演日記  第四十九回  円海翁講義 坂本通博 筆記

    五月五日 すべての魔法は行はるるものにあらず。 狐、狸、猫等、電気力強し。猫の背中を夜にさかさになでると電気が光る。この電気に感じて鼠が動けなくなる。 念を残すと二、三十年も消えないことがある。 一日二日で消える事もある。念を残さぬ事。 人に怨まれる種を蒔かぬ事。 仏を念ぜよ(他力) 題目を称よ(... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第五十回   坂本通博 筆記

    五月十二日   円海大師講義 内観法と外観法 人の心は外と内と同じでなければならぬ。 人と人と接する時は往々それがある。人間には自然から授かったものがある。 之を二つにわけるから一方は正道に一方は邪道におちいる。之を一体化して働かす事が自然に順ずるのである。 太陽系宇宙でも終始なき所(部分)あり。... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十八回   坂本通博 筆記

    四月二十八日 (この日より毎週土曜日に講義がある) 嫁取り婿取りは宗教心のある家庭からする事。 人は皆それぞれに欠点あり。それを棚上げにして嫁、婿をそしる。之等は宗教心がないからである。 その者の短所を隠して長所を褒めてやる(伸ばしてやる)様にすれば自然になついて来る。 道を歩いて見ても雑草はよく... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十七回   坂本通博 筆記

    四月十四日 彼は信じられる人、信じられない人と教へられて、信ぜられる人の事はすべて信じ、後者はすべて信じないのが人心。 かかるものを当てにせず、その事柄を見究めて正しき事を信ずる様にならねばならぬ。 人を信じる様な事をせぬ事。之は修行上大切。 自分の魂と自分の心といつも相談しあって為すのでなければ... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十六回   坂本通博 筆記

    三月三十一日 人間の一生は旅して居ると同じで、各人その歩む道は定まっている。慈音には慈音と言ふ所に行くべき道あり。四郎には四郎の、中光には中光の道あり。何調に行くには何調から何を通ってと言ふ風に定まって居る。その道には危険な山谷あるなり。人はそれを知らない丈である。怪我も誤ちも定まったものである。... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十五回   坂本通博 筆記

    昭和二十六年三月三日 先ず自らを愛せよ。 本当の愛を知る人は少なし。動物性執着愛多し。他人を愛することを得るや。 之は言ふべくして行ひがたかるべし。 本当に自分を愛して居る人はない。 先ず自分にたちかへって本当に自分の身体を愛すべし。 自分であって自分でない(四郎は不憫だと言ふ、慈音先生の話) 註... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十四回   坂本通博 筆記

    二月三日    松尾舜策 氏の回顧録より 人間性と動物性 動物性には人間愛はわからない。 動物愛は刹那々々に消滅す。思ひ出したり忘れたりする。 かたくなな心は動物性。 悟ってはじめて理が生れる。 理がわかっても悟りではない。 合ふものに合ふものを合はせる。 正法 合はないものを合はせるは    邪... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十三回   坂本通博 筆記

    十二月二十二日 畜生道の話 大自然の道、神道はふみ外さぬ事 油断するなと言はれて油断する。いつも。 貧者の一燈は油断なし。 長者の万燈は油断多し。いっも貧者の一燈なるべし。始めからなければ油断もなからん。 昭和二十六年一月六日 地球、汝等の世界は神の世界になる筈はない。 偸盗戒、殺生戒、邪淫戒、不... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十三回   坂本通博 筆記

    十一月二十五日 焚く程に風が持て来る落葉かな。この古句は今日では禅の公案となっている。 (古池やかわず飛び込む水の音)の句は古池に味あり。 人間は動物性故に欲の上に欲あり。 たいてもたいてもたき切れぬ程欲あり。貪欲。之が取れない故に掃除しても掃除しても後から後から落葉が出来る。然しこれ丈の意味では... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十二回   坂本通博 筆記

    十一月十一日 人間にとって最も大切なことは相対性関係から絶対性に入る事だが之が難しい。進むには二歩ずつ行かねば進まない。遅れた足を二歩進めて前に出さねばならぬ。之には中心あり。相互引力による。〇,〇ありてはじめて〇が二分される。 物は見方によると色々なな事になる。即ち正しい見方、誤った見方が出来る... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十一回   坂本通博 筆記

    十月二十八日  その二 イエスも釈迦も神を知らず。両者共肉体を持って居た。肉体を持って居て神を知るはずはなかった。肉体を捨ててはじめて神なる親に面会した。然し肉体有る間に神の世界は知って居た。 家康は日に十万べんの念仏したと言ふ。之は不可能。 一日寝ずにしても九万六千しか言えぬそうだ。 これは常住... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十回  円海大師講義  坂本通博 筆記

    十月二十八日 その一 物には中心あり。中心を失ふと四分五裂になる。 中心ありてすべてを補佐す。為に物は育ち発育す。 人間は大事な中心を忘れておろそかにして居る故に迷ひが出来る。泰岳師はつまりいつも中心を失わなかった。即ち中心は、まんまんさん。 中心を失った人程気の毒なものはない。中心は一人一人にあ... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十九回   坂本通博 筆記

    九月三十日 厳戒の辞を称えるに際しての注意点 (こだま会会員 高橋氏死去) 言葉はすべて人間同志の符牒 うそでもよいから、ありがとうと言へと言ふは可か、不可か。 これはたましひを呼び起こす方便である。 ありがたい、ありがたくない、之は何に対してありがたいのかわからない。 子供に強いて頂きますと言は... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十八回   坂本通博 筆記

    九月十六日 こんな小さな事、こんなささいな事と考ふる勿れ。 大きな事は一心に考へるが、小さい事は放棄する。人間の動物性本能がそれである。これが油断。ものの大小に、広い狭い、高低を考へず物事を大事にする。之が修行に一番大事な事である。即ち物に区別をつけない様にすること。 前に来る寅に気をとられて、後... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十七回   坂本通博 筆記

     世の中に種々様々の宗教あれど、こだま会程大なる力もて育てられ居る会は類稀なるべし。其は余りに他の宗教とかけはなれたる組織なるが故に、会員は是を軽く見る傾向あるは、実にあさはかなるもの共なりと云ふの他なからん。平凡なる如く見えて、他の宗教より百倍千倍もすぐれたる指導を受け居る会員こそ、実に幸福者な... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十六回   坂本通博 筆記

    八月十九日 人間は目標もなく手探りして居るに過ぎない。気力を旺盛にする事は修行のこつ。 人間の一生は蝋燭を作る一生。太く長い蝋燭を・・・・。 死後の光明になること。 たましひの衣は心。死すれば肉体と共に心の衣も抜けて、たましひは裸となる。たましひから出る心。 心の表裏=心意 心の廻転よいと・・・・... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十三回   坂本通博 筆記

    六月十日  病気により脳の欠陥からいろいろな幻影を見る人がある。これは分裂症で狂人の部類。脳の分離症。之を神からと誤認する人がある。 形のないものが見えたり、人に聞こえないものが聞こえる様なな事はないはずである。之は魔道。自得見性して覚らねばこの理はわからない。 千里眼の如きは自己催眠で自分が無の... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十五回   坂本通博 筆記

    八月五日 表裏の心。心のうちの思ひと他人に対するものと異なる。之けがれた心。   心 良心(たましひ)     善心     両方で双葉。   不良心           悪心     之を平均させて等分に育てて行く                        そして念ぜられて成長して幹が出来る... 続きをみる

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  • 未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十四回   坂本通博 筆記

    七月八日 松尾舜策氏  没後百五十日目 拝むは煩悩をたちきる方法。 きづな切れる。煩悩のおきた時おがめば(念仏せば)それを止める事が出来る。 此の時その一つの煩悩のきづなが断たれる。即ち一つ洗はれる。 そして此の事が度にたましひが光って来ると、いつかは魂を見付ける事が出来る。 良心に対して拝む。悔... 続きをみる

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