未知日記講話集   こだま会講演日記    第三十五回   坂本通博 筆記

八月五日


表裏の心。心のうちの思ひと他人に対するものと異なる。之けがれた心。
  心 良心(たましひ)     善心     両方で双葉。
  不良心           悪心     之を平均させて等分に育てて行く
                       そして念ぜられて成長して幹が出来る
是等は昼夜の関係
心持をかへる。おさえつける丈ではいけない。両方の心を一つにして根にかへしてしまふ。
之を念と言ふ 「ねんづる」
木が冬になると水を根にかへして(葉を落とす。木を枯らす)根を育てて又春に枝葉をのばす如く。いつもよい心丈である人は世に居ない。
心は枝葉でたましひは根。根によって枝葉が出来た。
念ずるは根の徳を受ける。
悪を改むることができないのは心丈の働きしかないから。
よい事丈をなしたる人は天国へ行く事は出来ない。之は一方的。
善悪両道を共に含めて・・・
善は明るく悪は暗い丈のこと、どちらを選ぶも勝手。
自尊心でなく自尊魂にしたい。心ばかりの働きで居るから苦しい苦しいで一生終わる。
根をしっかりさせればよろしい。
心と魂をつなぐ法・・・・自問自答。これ本当の信仰の念力、信力。
智慧をすすめる為の信力。
信じられると言ふ力は魂の発露(魂の光明)
反射力。バカッ・・・・何をっ  と来る。ほめてー笑ふ。
この反射力が自問自答。のはじめ。
日々の修行
悪いと思った時は切りとる事。宗教で言ふ懺悔する。悔ひ改める。「悪いことをしましたお許しください」と一言でよい。
生花の時、悪い枝をはさみで切る様に、悪い事した時は切ってしまふこと。曲げて置いては駄目。ごまがしては駄目。
子供にでも妻にでもあやまること。
謝らないのは曲げたのである。己の心を己がごまかしたのである。
そして心が満足すべき枝ぶりになると魂の力が出て来る。くよくよするは二心のたたかひ。
二心即ち心意。表面に出て居るは心。潜在するは意。(いままで之を一つにして、こころと言って来た)
之があるから反射力がおこる。
考へて反射力が起こらない時ー即ち二心を一つにした時。
心の悪い所を切り取って行く事だけが修養修行。
正しい心が曲がったら徐々にため直してけばよい。急にしてはいけない。
心に着せる衣とは・・・?

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