未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 357 回 汝等暫く心意魂魄よりはなれて空源体性を霊と見なし、気源体性を魄に、光源体制を魂に見なし、然して空源力を霊のはたらき、光源力を魂(こん)のはたらきに、気源力を魄のはたらきとして考へを廻らすべし。然せば自づとコゥの門フクの門の姿に依て心意魂魄霊は語らずとも理解することを得べし  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門             テツシン貴尊 講述                      さてギョウの門の空源体性が空源力を働かせて、コゥの門に侵入して光源体制と気源体性に分解されて更に光源体性と気源体性よりは其々気光素或は光気素を作りて、其よりフクの門に送入するなり。斯く語…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 356 回 汝等暫く心意魂魄よりはなれて空源体性を霊と見なし、気源体性を魄に、光源体制を魂に見なし、然して空源力を霊のはたらき、光源力を魂(こん)のはたらきに、気源力を魄のはたらきとして考へを廻らすべし。然せば自づとコゥの門フクの門の姿に依て心意魂魄霊は語らずとも理解することを得べし  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門             テツシン貴尊 講述                       光には熱を伴ふものと又然らざるものとの二種あり。気に於ても亦同様の関係あり。コゥの門にて二様に別れし光波は其関係あるによつてすべてを焼き尽す恐れなく、又冷却せしむる憂なきなり。此理より…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 355 回 汝等暫く心意魂魄よりはなれて空源体性を霊と見なし、気源体性を魄に、光源体制を魂に見なし、然して空源力を霊のはたらき、光源力を魂(こん)のはたらきに、気源力を魄のはたらきとして考へを廻らすべし。然せば自づとコゥの門フクの門の姿に依て心意魂魄霊は語らずとも理解することを得べし  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 フ ク の門             テツシン貴尊 講述                       光には熱を伴ふものと又然らざるものとの二種あり。気に於ても亦同様の関係あり。コゥの門にて二様に別れし光波は其関係あるによつてすべてを焼き尽す恐れなく、又冷却せしむる憂なきなり。此理より…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 354 回 汝等が日常生活の中に信仰を取り入れて常住坐臥行ひに移し居る人は、我等が見る処極めて少なきを遺憾に思ふなり。わけて宗教を信ずる人にして宗教は宗教として、又生活は生活として区分し居るを見るも亦遺憾なり。宗教と生活は一にして二にはあらざるならん。然るに是を切りはなす故に信仰は得られざるなり  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コゥ の門             テツシン貴尊 講述                       此例話は滑稽の中に覚る処は深からん。汝等よく考へ見るべし。汝等が世界の多くの人は、此息子的なる考へにて世を送るにより成功するは稀なり。息子の如く一方に偏く考えへの人の企業の企てには半なら…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 353 回 彼の作りし百人は千人にも及ぶはたらきとなりしなり。シュの門とコゥの門との力の点に於ても斯くの如き相違ある事も又学すべきなり。我、汝等を此門に導くに際し種々様々の考へをなす勿れと注意せしも、此門は汝等の考へを分解なす力を有する故なり。今汝等のうち誰か一人なにかを考へて此門を見よ  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コゥ の門             テツシン貴尊 講述                       所謂物事は一方に傾けば倒るるは必然なり。故にあまりに熱情的にはしる時、冷静を欠く。恰も水を沸騰せしむれば喝を癒す能はずして却て火傷せしむる恐れあれば水としての使用は全からず。兎角人は一方…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 352回 彼の作りし百人は千人にも及ぶはたらきとなりしなり。シュの門とコゥの門との力の点に於ても斯くの如き相違ある事も又学すべきなり。我、汝等を此門に導くに際し種々様々の考へをなす勿れと注意せしも、此門は汝等の考へを分解なす力を有する故なり。今汝等のうち誰か一人なにかを考へて此門を見よ  テツシン貴尊講義

     下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コゥ の門 二人の神童の話、その解説            テツシン貴尊 講述                  コゥの門は分解の教へなれば是等の理を教へ居るなれば、注意して観察せば融和の法は自づと理解することを得べし。分解について前巻に説きたるシュの門と今語り居るコウの門との相違を験するに、前巻にてのものを食品分…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 351回 汝等己自らが好めばとて他人に勧むるも人は是を厭ふならば何の甲斐もなかるべし。仏教を信ずる人はキリストを厭ひ、キリストを信ずる者は仏教を厭ふ。其は未だしも同じ仏教にありながら自力と他力の信者にして相厭ひ相反目するも即ち相対的なるによってなり  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門              テツシン貴尊 講述                  神は二人の神童に命じて汝等下界に下りて一人にても多くの善人をつくり来れとて下界につかはしたり。程経て彼等二人帰り来りて云ふよう。 「我は千人の善人を得たり」と。又一人は云ふ、「我、彼には遠く及ば…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 350回 八方美人と云ふ言葉は薄情者よとの代名詞に使はるるならんも、我等が語らんとするは斯る意味にあらず。悪人には悪に化して交はり、其悪によって悪を洗ひ清めて善に化せしむる底の八方美人となれよと勧むるなり。悪人に交はるに善を以てすれば彼は汝を避けて近寄らず強いて我より立ち寄れば却て反抗して争闘を誘発するのみにて効果は薄し。和して後改めしめよ  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門            テツシン貴尊 講述                  汝等眼を定めてギョウの門がコウの門に侵して二様に分解なし居る有様を注意深く観察し見よ。ギョウの門の雲霧と、コウの門に見る雲霧とに変りたるものを発見することを得たるならん。即ちギョウの門に見たるギョウ…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 349回 婦女は婦女の天分を厳守せしめよ。さりとて男子の前に奴隷たること勿れ。男子に於ても同様なり。男子の優れたるは腕力のみ。組織は男女平等なり。決して優劣はあらざるなり。汝等修養修行して優れたる父たれ。優れたる母たれと冀ふ。然して人類永遠の平和こそ望まほしけれ  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門            テツシン貴尊 講述                  肉体に関しては熱度の調節を計るはもとより筋肉を働かしむるも皆コウの門の分解作用に基因す。霊的方面に至っては魂魄を分ちて二様となし、更に延長して心意に及び肉体の動作を自由ならしむるに至る。又是を大別す…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 348回 我、此門に入るるに先だち様々の思ひを貯へる勿れと止めしも、斯る危険を恐れたればなり。元来此門は多くの危険を伴ふなれど、我等教主の力をたのみて或程度迄危険を免ぜられ居るによって、汝等は心配も無く見聞するを得るなり。教主に感謝の意を表すべし  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門           テツシン貴尊 講述                  汝等は百円の金には重きを感じ一厘の金には余りに重きを感ぜず。故に大なるものと、小なるものとの区分によって差別も極て深し。斯る事にては到底学理を究むるを得ざるなり。一億の金額に於て一厘足らずば数学上一億…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 347回 斯くして光波は熱度に関する一切を組織せんと計り、気波は冷度に関するすべてを作り出さんと計り居るなり。故に光波は最高温度迄上昇し、気波は最底冷度迄作りてすべてを活かすべき準備して、更に其二個より諸々の有形無形物を分解なしつつある有様なれば、汝等の眼に唯動じ居る様を見るに過ぎずして其何なるかを判別する能はざるべし。是より其大要を語りて汝等が修養修行に必要なる事に重点をおかんとす。故に心して聞くべし  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門            テツシン貴尊 講述                  ギョウの門にては唯霧の中にある如く感ぜられるのみ。然してチ、シュ、キュ、ジョウの門に対しては前後左右或は上下に眼を配らざれば見ることを得ざりしに、此門にては斯る不便なく展望することを得るなり。先づ第…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 346回 宇宙の中にも何千万度否其以上の高温度、或は氷点下に於ても何千万度の低温度にも犯されざる物体あるは、此門の力に組織されたるによって滅せざるなり。汝等是を聞きて戦慄するならんも案ずるなかれ。汝等は今この作用によって擁護せられ居る故に安全なりと知るべし  テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門            テツシン貴尊 講述                  現今科学者が絶対性原理論を説き居れども、彼等の学説は相対性原理の殻を脱しあらねば彼等の説は相対性原理の延長にして絶対性原理にはあらざるなり。此門は絶対なるによって二様のものはもとより其が多事多端に複…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 コウ の門 345回 此門(ギョウの門)は心意魂魄の四つが流れ来りて霊に化せられたる姿を現はせると知るならば是を精神科学に応用して、新しき道を発見することも得らるべきを我は信ずるなり。其兎に角霊に化せられて生れたる魂魄その三つの無より現はれたる信仰も共に無に属す。されば信仰の力は有限性にあらずして、無限性なりと知るべし。信仰より更に生るる愛の力も亦無限なり。心意の愛は憎しみを有すれども、信仰の愛は無限なるが故に憎悪を伴はざるにより絶対愛なり。我今コウの門を汝等に開かんとす テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第二章 コウ の門            テツシン貴尊 講述                 されば魂魄霊は無にして無ならず。わけて絶対無とも見るべき霊より相対無なる魂魄を現はし更に相対無とも見るべき魂魄は、心意の有を現はすに至ると見なさば心意は有なりとして取り扱ふことを得るなりと知るべし。此…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 344回 全宇宙は始終なき故に、絶対無と云ふことはあらざるなり。汝等は空間を無と考ふる故に、我等の語る無を誤解するなり。空を無と云ふは言葉の符号なり。言葉のアヤに過ぎざるなり。空は空にして無にはあらざるなり。此門に学ぶ者此理をよくよく認識(わきま)へて見聞すべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門            テツシン貴尊 講述                  先づ汝等に早く合点せしめんが為にいささかこじつけたる比喩なれど左に述ぶる事柄に留意すべし。数字にて一〇一と記す時は〇は無と云はば汝等はうなずくならん。されば〇,〇の場合は〇は何と考ふるや。全部を無…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 343回 かくれたる物は居を変へたるにすぎざればなり。汝等この理をよくよく翫味して有無の理を徹底的に究めざれば無のはたらきを求むるを得じ。所謂全宇宙又は宇宙がすべて存在するならば、理論上は有にして無と云ふものの成立せざる結果となる。故に我等の説く有無或は有無を伴はざる無とは何を指すかとの事についていささか語りをかんとす テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門           テツシン貴尊 講述                 無を意義あらしむるは最も大切なる事にて其が論説もきはめて広範囲にわたる。されど結論は一に帰することを得るなり。所謂先にも屡々説きたる如く、有無を伴はざる絶対無と有無を伴ふ相対無に分ちて説明せば、とにか…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 342回 人は修養修行を苦労と考ふる間は心意の行なり。是を楽みて行ふは魂魄の行にて何事も考へず、空にして行ふは霊の行なりと知らば可なり。汝等此門にきくべし。信仰とは何を信ずれば可ならんかと。何と答へしか。汝の魂の親なりと。然り。然り。何と云ふ明答ならずや テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門            テツシン貴尊 講述                  霊光は信ずる者の身体を包む。信仰の程度うすければ霊光も其に順じてうすし。信仰なければ霊光は影にかくる。修養修行とは別段困難(むづか)しき業を行はずとも可なり。信仰の力を増大するを業として正しき道、…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 341回 感応論に於ては初心者のために理解を容易ならしめんがために平面的に論旨を進めたれど、此門にて説く処の論旨は立体的見地より説明なすによって汝等はややもすれば、誤解誤認することもあらんかとの思ひよりここに一言注意しおくなり。されど此門の論旨をよくよく理解せば感応論との原理は一体となるによってその真相は完全に把握することを得るなり テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門            テツシン貴尊 講述                      其は兎に角、泰岳の心意魂魄は一体一丸となりて霊界に流れ入りて其悉くが持つはたらきは霊に化せられて空となりたるは、恰もチ、シュ、キュ、ジョウの四つが此ギョウの門に来りて化せられたると同様なり…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 340回 汝等此門にむかひて何事かを考へ見よ。直ちに回答は与へらるべし。此門にては全宇宙より汝等が世界に至る迄一つとして此門の恩恵を蒙らざるものなし。故に此門は一つとして知らずと云ふものなければ如何なる難問を出すとも分秒もためらはず即答するなり。汝等のうち試みよ。何事かたづね見よ。汝等の思ひ未だ消えざるに答へはあるべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門            テツシン貴尊 講述                      汝等此門にむかひて何事かを考へ見よ。直ちに回答は与へらるべし。此門にては全宇宙より汝等が世界に至る迄一つとして此門の恩恵を蒙らざるものなし。故に此門は一つとして知らずと云ふものなければ如何…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 339回 第一のチの門と第五のギョウの門とは破壊に属せどその破壊の姿は斯くも相違ある事を知りたるならん。是を全宇宙或は宇宙に及びて、すべて有形無形を論ぜず一切悉くをはたらかせ居る原動力と見るも可なり。この原動力に依て凡ては生存す。もしこの原動力が誤てる方向に向ふならば、すべては分散し又は破壊されて宇宙は混乱に終るべし テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門            テツシン貴尊 講述                      さて此門を開らくべし。見よ。汝等の眼に映ずるは何物なるか。唯朝日をかくす朝霧の如く見ゆるのみならん。然して何等の音もなく実に無味乾燥なるべし。されば是に対して説明を聞かざれば何物をも知る能…

未知日記 第六巻 光明論 巻の九 第一章 ギョウ の門 338回 我等が知る山間の僻地の交通不便なる山村には、今も米を薬として病人にのみ与へ居る所あり。されば主食は稗とわづかの麦なり。然して南蛮きび(とうもろこし)を食するのみ。たまたま河魚を用ゆるもごく稀なり。然るにその山村には長寿の者非常に多きを見るに徴しても汝等の称ふる熱量何程蛋白澱粉何程摂取せざれば生命は保たれずと云ふ理論も彼等にはあたらざるなり テツシン貴尊講義

未知日記 第六巻 光明論        下巻 光明論 巻の九  教主講、テッシン貴尊解説 大悟篇  下 第一章 ギョウ の門 寂れた寒村の生活風景            テツシン貴尊 講述                      我等が知る山間の僻地の交通不便なる山村には、今も米を薬として病人にのみ与へ居る所あり。されば主食は稗とわづかの麦なり。然して南蛮きび(とうもろこし)を食するのみ。たま…