国々の風俗習慣は即ち気候風土の関係に依って異なる所極めて大なり。従って感応作用に於ても一様ならず。例へば汝等が住む小島に於てすら東西相等しからざるに徴しても明白にその理論は解さるるならん。銘香を焚きて楽み喜ぶに対して葬式くさしと厭ふもあり。感応の相違は是等にも見らる。さりながら銘香の香は相方に同... 続きをみる
2021年1月のブログ記事
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感応論 第五巻 無形の感応について その2 テツシン貴尊講義
未知日記 第五巻 感応論 無形の感応その2 テツシン貴尊講義 感応の原理を詳細に説明して汝等に満足せしむるは容易ならねど、此書は感応書信集と思ひて学びおくべし。例へば火にも水にも、草にも木にもみな悉く感応の力ありと教ゆるとも、汝等には到底理解するあたはざらん。故に初学より追々... 続きをみる
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未知日記 第五巻 感応論 無形の感応 その一 2021.01.29 テツシン貴尊 講義 無の感応など云へる事は信じ難し。そは感想ならずやとの質問を発するならんと我は思ひて、特にこの題をかかげたるなり。感応とは対象ありて始めて起るにて、即ち相対なれば、絶対感応とは不審するも... 続きをみる
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未知日記 第五巻 終結篇 有形の感応 上 テツシン貴尊講義 2021.01.29 写真は感応によりて現はれし印画なる如く、汝等は生れ出しより感応によりて育ち育てられたるなり。故に汝等の脳裏には感応写真が多く貯へられあるなり。別れたる親兄弟知己の姿も風景も幼児の頃の行為も、悉く... 続きをみる
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未知日記 第五巻 感応と感想 テツシン貴尊講義 我、今感応の本論に入るに先だちて、汝、慈音に一言誡めの言葉を与へん。汝、此書を認めるは退屈しのぎの時間つぶしと心得てなし居るか。或は道楽の一種と心得て認め居るや。戦時下危急存亡の竿頭に在りて斯る考へなれば汝は大人物なり。然れども疎開せ... 続きをみる
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未知日記 感応論 第五巻 終結篇 上 露をだに厭う大和の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ テツシン貴尊講義
未知日記 感応論 第五巻 露をだに厭う大和の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ テツシン貴尊講義 感応と云へる言葉を今一層大なる考へにて明らめ見よ。もとより感応と云ふは空なり。空なるが故に感応は広し。静物にもあり。動物にもあり。或は有形無形みな是感... 続きをみる
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感応論 第五巻 終結篇 上 日本国の敗戦 テツシン貴尊講義 2021.01.27 汝等今にして神を恐れず、濫りに罪を重ね外には悪を犯し、内には騒ぎて非を悟らずば、炎は汝等を焼き尽さん。悔ひ改めて神に返さば可ならん。今、我感応の論説に入るに先だち、戦争の事を語りたれば今少しく語... 続きをみる
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感応論 第五巻 終結篇 上 テツシン貴尊講義 2021.01.27 語れば通じ語らざるも亦通じるは真の感応なり。汝等は語るを知りて語らざるを知らざるべし。汝等は鳥の声を聞けどもその語れるを知らざるなり。もし鳥にして汝等は愚者なりと云ひ居るとも、汝等は唯美はしき声よと賞賛して鳥に嘲... 続きをみる
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感応論 第四巻 応心の結論 テツシン貴尊講義 2021.01.26 朝に太陽を頂き、夕に星月を頂く汝等が世界に比して論旨を進むれば、汝等の脳裡に印象は深かるべし。されば応心と帰魂との関係はと云ふに帰魂とは行きて帰るなれば範囲は極めてせまく一方に属せど、応心は帰魂に比すれば範囲は広くし... 続きをみる
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未知日記第四巻 感応論 思ひを広く貯へよ その四 テツシン貴尊講義 2021.01.25 例へば我水泳の技を知らずして溺死せんとなす者を救はんとして、水中にとび入るは、我を忘れたるにてそは無法無謀なり。又是を救ふべき法を工夫して救助するは我を思はずして真に彼を思ひたるなり。我... 続きをみる
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未知日記 第四巻 感応論 思ひを広く貯へよその三 テツシン貴尊講義 2021.0124 父は是を聞きて恥たりと云へる事を聞きたり。余りに一方に偏りてものに凝りたれば斯る愚に陥る。されど小児の如く天真爛漫にて思ひ広ければ、父にも勝る智慧は働くなり。汝等にして斯るためしはあるならん。よく翫... 続きをみる
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感応論 第四巻 思ひを広く貯えよ その壱 テッシン貴尊講義 2021.01.10
感応論 第四巻 思ひを広く貯へよ 前日の続き その2 テツシン貴尊講義 2021.01.14 我を思はず他を思ふ放心放魂に合ひ、我を省みるは帰心帰魂に合ふ。思ひを広くせんとならば、己に囚はれありては決してなし得るあたはず。さりとて口には易けれど行ひは難し。難きをなせよと云ふは無理か不... 続きをみる
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感応論 第四巻 思ひを広く貯へよ その1 テツシン貴尊講義 2021.01.08
感応論 第四巻 思ひを広く貯えよ テッシン貴尊講義 2021.01.10 老翁の子を思ふ心は一筋にして神の心は広し。老翁の心は子の身の上にのみ凝り固まりて他に通ずる力はうすし。神の心は広く物に偏せざるが故に一般に通ず。所謂老翁は一に執着し神は万般に通ふ。老翁には相互関係あり。... 続きをみる
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感応論 第四巻 帰魂と留魄の意義 その2 テツシン貴尊講義 2021.01.07
感応論 第四巻 帰魂と留魄の意義 その2 テツシン貴尊講義 2021.01.07 <続き> 軈てくもりし空は雨をもたらせしが、老翁の前を通りぬけんとせし一人の男ありけるに、不思議やその雨傘自ら開きて、彼の肩にたちぬらさざるを見たる老翁、彼にむかひて「汝は真の人なり。此傘を参らすべけ... 続きをみる
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感応論 第四巻 整へる魂魄 その一 テツシン貴尊講義 2021.01.07
感応論 第四巻 整へる魂魄 その一 テツシン貴尊講義 2021.01.07 汝等日々の業務をなして夜の一時家内集りて炉辺に談笑の楽きあり。是一日の働労に酬ゆる報酬なるべし。然して一夜の安眠によりて明日の働きを活生し新しくするも誰の恵みと思ふや。汝等は躊躇なく神の恵みと答ふならん。然... 続きをみる
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感応論 第四巻 不調の魂魄 そのニ テツシン貴尊講義 2021.01.07
感応論 第四巻 不調の魂魄 そのニ テツシン貴尊講義 2021.01.07 例へば修養乏しき一般の人は、若し不意に脅威を受くれば顔色蒼白となりて忽ち色を失ふ。甚だしきに至っては昏倒するもあり。又そのまま不帰の人となるもあるなり。医学上より見たる生理の理論は汝等も知るならん。されど精... 続きをみる
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感応論 第四巻 不調の魂魄 テツシン貴尊講義 2021.01.06
感応論 第四巻 不調の魂魄 テツシン貴尊講義 2021.01.06 汝等想像力をたくましくして勝手気儘に規矩を作る事を止めよ。その規矩は支へなくして、大地に柱をたつるに等しくして倒れ易きものなり。不調の魂魄は恰も自ら規矩を律するる等しければなり。そは神の規矩を無視して用いざるに基因... 続きをみる
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感応論 第四巻 帰魂と留魄の意義 テツシン貴尊講義 2021.01.07
感応論 第四巻 帰魂と留魄の意義 テツシン貴尊講義 2021.01.07 彼は最初より此計画をたてたりとせば非常なる努力を要したるならん。是を魂魄について考へ見れば先づ計画の際魂が魄を虐げて実行に入ると仮定すれば、他を欺んが為に蕎麦をのみ常食とする練習をせざるべからず。然る時、魂魄... 続きをみる
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感応論 第四巻 帰魂と留魄の意義 テツシン貴尊講義 2021.01.04
感応論 第四巻 帰魂と留魄の意義 テツシン貴尊講義 2021.01.04 我身を顧みる云ふはもとより帰魂に合と雖も決して完全なる帰魂とは云ひ難し。何となれば内を守る魄の力の優れたれば帰魂する要もなく、外の活躍をなすとも安全なればなり。故に魄の力の発達充分ならざるべからず。魄劣れる... 続きをみる
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感応論 第四巻 自己を省察するとは帰魂と関係ありや テツシン貴尊講義 2021.01.02.
感応論 第四巻 自己を省察するとは帰魂と関係ありや テツシン貴尊講義 2021.01.02 聖人君子は日に三度、我身を省顧る云ふ。仏教にては脚下を省顧せよと云ひ居れり。他宗教にもこの譬喩少なからず。世俗にすら身をつねって人の痛さを知れとあるはもとより、その譬喩は思ひやりの意味なら... 続きをみる