三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の31 第二十七 自然に従いて動物性より免れよ リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 或浄土宗の僧弟子達にむかいて、我は日に百万遍の念仏をなし居れり。汝等もせめては十万遍の念仏せよと申置きたるに或日一…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の30 第二十六 自然と不自然について リョウジャ、セイキョウ貴尊講義 汝等過失によって己自ら肉体に痛みを感ずるとも其にはさのみ腹立ちを感ぜず一種名伏し難き気分とならん。其は如何なる方面に属せしむ…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の29 第二十五 自然と不自然について リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 汝等光明論に於て自然に関する事柄に対して学びたるならん。されど是は絶対自然を現はしたれば汝等には理解し難き点すくなからざ…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の28 第二十四 天に従い命を奉ずとは如何 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の28…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の27 第二十三 智識程度と人間性との関係 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 人間性は智識なきものには得られざるかとの疑問を起す人も少なからずあるならん。世の中には教養高くして人道をあやまりて身を亡ぼすもあり…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の26 第二十二 人間性と空虚 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 汝等すべてをすて終らば恰も箱の中の品物を覆へしたる如く、あとには空気の外何も残らずと考へるならば其は大なるあやまりなり。空…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の25 第二一 人間性と動物性を区別せよ リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 ここに一人の雲水の僧ありしが彼は樹下石上を宿とし禅定三昧の行をつみ、或は名僧智識を訪れては教へを受くれど…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の24 第二一 果して天眼通は得らるか リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 汝等人間に生れしは是あるによって誇りともし、又喜びとするなり。他の動物の中にも通力を有するものあれども天眼通を有するはす…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の23 第二十 有量の光明と無量の光明 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 汝等人間は畜生界より度脱して半動物半人間としてをかれたり。さればこの動物性を度脱するにあらざれば如何に深慮考案するとも天界を…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の22 第十九 先づ人根を明らめよ リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 未来を知るには先づ過去を調べをくの必要あるなり。汝等も一度は赤子の時代はありしならん。然りとせばその時代の心持ちの如何ありしかを知…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の21 第十八 生の執着を喜びに変へよ リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 汝等この世に生をうけしは父母ありしに依ってなりとは小児と雖も知るところ、されど其以前は何なりしかと聞かれたれば智者も学者も答うることあ…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の20 第十七 生中の生死 死中の生死 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 人間一生昼夜を生死と見なすならば即ち其は生中に生死ありの例としてうなづくところあらん。されど斯る浅薄なる事に依って正しき生死を明らむ…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の19 第十六 空しき生死とは如何 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 世人の中には金のあるにまかせて豪奢の生活をなして他を羨ませ其に依って優越感を満喫して得意がる不所存者あり。斯る徒輩あるに依っ…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の18 第十五 生に従うか、はた死に従うか リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 汝等よく口にする生は難く死はやすしの言葉は如何なる意味の生死に使用する言葉なるか。我の思うところにては肉体の死活を云うなら…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の17 生きたる学問 死せる学問とは 第十四 人間市見学の様々 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 人間市を見学する人の中に種々様々ありて市内に一歩を印して直ちに引き返へすあり。又聊か見物…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の16 第十三 生死は明らむるを得ざるか リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 世に生をうけて天の自然、地の自然に従いて成長しその自然がなすがままにまかせて滅するならばその滅するは自然にして生存者の智能にて何をもなした…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の15 第十二 生に執着と死の恐怖 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 人は一度生をうけて誰か死を好むものあらんやとは世人の口にする処、否口のみにあらずして行いの上にも…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の14 第十一 生死に関する論説 リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 生死に関しては教主及び貴尊、又我等に於ても語りたれば汝等もいささか学ぶところありたるならん。さりながら事実に直面せざれば信…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の13 第十 同化感応について リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 同化感応には人智の及ばざる不思議の現象の現わるるものなり。夫婦が完全同化したる場合…
三世と四世論 未知日記第八巻 第一の巻 過去の巻 其の12 第九 何故に同化の必要あるか リョウジャ、セイキョウ貴尊講述 天に交はりて同化せざれば天を知るあたはず、地も亦然あるなり。されば同化の大切なることは云うまでもなし。是は余りにも茫漠としたる理論なれ…