未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十三回   坂本通博 筆記

十二月二十二日


畜生道の話
大自然の道、神道はふみ外さぬ事


油断するなと言はれて油断する。いつも。
貧者の一燈は油断なし。
長者の万燈は油断多し。いっも貧者の一燈なるべし。始めからなければ油断もなからん。


昭和二十六年一月六日


地球、汝等の世界は神の世界になる筈はない。
偸盗戒、殺生戒、邪淫戒、不妄語戒(あざむく)の四戒を神は最も嫌はせ給ふ。
之を改めずして何を為すとも神の国とはならず。
民主主義、詐欺師の頭の為す行、即ち不妄語戒の国。
共産主義は強盗の為すわざ。人を信ぜられぬから神を信ずる。
  
泰岳師より慈音先生力を受けらる。


昭和二十六年一月二十日


自分の中に神が宿って居るからその神に従へばよいと教へるは宗教である。
之は自分は人間に置かれたのだから、人間性は即ち神の与へられたもの即ち神の子だから、之に動物性を人間性に従わせて行く事と考へる。
劣った動物性を秀れた人間性に従へると言ふは即ち神の道に従へと言ふなり。
他の動物は何でもかまわぬ様な生活でよろしいが人間はそれは許されない。
この許されないと言ふのが人間性。
人間性の進化したものが仏。仏の進化したものは神。
折角宿された人間性をふり捨てて動物性に化せられるのはいけない。
動物性には動物性の自由あり。
人間性には人間性の自由あり。
動物性の自由を得んとする故に皆苦しむ。
(金がない、住宅が悪い等)
あるが上にもありたきは、慈悲、智慧 愛。
動物性の道を歩めば動物界へ入る。
人間性を歩めば天界へ入る。
空間へは人間性でなければ伸びないー根
実間性へのびるは動物性ー樹木の枝葉
肉体に衣を着せるなら人間性にも修養が必要。
肉体に食べさせるなら人間性にも食べさせる(やしなひ)
人間の種を育てるには、動物性の大地に、二つに分かれなければ芽が出ない。
そして人間性を実らせるまで肉体を大事にする。
人間性が実れば肉体は唯宿ってる丈で不必要。宗教で肉体を苦しめて難行苦行を
したから修行に無駄な年月をかけた。
信ずる信ぜぬは皆各自の常識にある。


泰岳師の如く肉体を唯機械の如く、人間性を入れて器としてのみ使ふ。
即ち悟りの姿。
(人間性は動物より進んでいるのだから動物性より見れば神?)
肉体を有する間に天界へ来い。
(人間の進化した化けー教主自身のお言葉)
人間は反抗する力がないと伸びないがそれも時による。
虎に喰われかけて歌を歌って助かった人あり。
反抗する力が人をそこなふ。
たとへ世間が何としょうとそれは垢、ほこりである。たたけば取れ、洗へば取れる。そんな事に頓着しないで神の道を正しく歩みをする確信をもたねばならぬ。
劣った動物性を秀れた人間性に従へると言ふは即ち神の道に従へと言ふなり。
他の動物は何でもかまわぬ様な生活でよろしいが人間はそれは許されない。

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