こだま会講演日記    第六十八回   坂本通博 筆記

十一月二十四日


今日は一寸計、九星の話
エとト、之は高いとか低い(音楽)強い弱い、皆之等エトに属す。人間に対して計ると、エは心、トは意、即ち心意(エト)、心意(エト)、心意(エト)・・・・とまわって居る。
一寸(一白)   二寸(九紫)   三寸(八白)     四寸(七赤)     五寸(六白)
六寸(五黄)   七寸(四緑)   八寸(三碧)    九寸(二黒)     一尺(一白)
一寸目の一白と一尺目の一白、之で音楽で言ふオクターブ。
九星の方では二階、之が三階、四階と階を重ねて行く。
初めの一白、之を方位では北に取る。
道に南北の祖なし。 東西・・・
東西が元をなし南北は枝葉である。それなのに北から(北端から)はじまって居る。之に大きな意味がある。之は次第に述べる。
一白、北
此の白は普通の白いと言ふ意味にあらず。ハク、薄い、寒い、易の坎(かん)、又感じる意にもなり、人間の肉体に取って胤子(精液)に通じる。之等の総称したものを一白水星と言ふ。内臓に当てはむれば肝臓(感じるとか他すべての意あり)
一白は寒帯、熱のない気体として当てはめて行く。
九紫(二寸目) 熱と光体を表す。之は南におく。
紫にはいろいろな意味あり。光の一番終りは紫(スミレ)。之は光の最底
南極も冷たいこの南の寒さはやや熱と光を伴った寒さ。(北は熱のない寒さ)
或るは之を天界にもなぞらへる。(太陽のある天界)
肉体内臓では心臓になぞらへる。
紫は光の方を現はし 熱。
九紫火星とする。


八白。之は八白土とある。   八白土星
方位は(丑寅) 艮 -ごん-  複数。二つが一体化して居る。
此の白は一白とは異なる。之はやどると言ふ意゛泊゛又博い。
之は肉体に属す、物質的に属する白ゆえに土星とす。
人種では白色人種の如きは八白に属す。
すべてのものを広くする如き、又組織しようとする如きは此の白。
丁度朝、太陽が出てきた時のような形。肉体では男性女性の陰部を指す。
゛子を宿す泊゛とす。
七赤。赤は光と熱を伴ふ。
太陽が沈んで行く時の夕焼けの赤。
方位は西。
人間の血液(八白が白血球ならば七赤は赤血球)。
金星つまり之を金と言ふは人間の生活に欠くべからざるもの、即米も麦も、すべて化学科学等と言ふも金に属す。
人間の命数も貯えすべて秋に属せしめて金星とす。(天界の事を見ればわかる?)
人間の終る所。
六白。この白は気運を広い意味に指したもの。おさまる意味のはく。之も泊の意あり。止まる。之は気体を表す(心意魂魄霊ともに六白)。
内臓では肺が之に当たる。
方位は(戌亥)乾。複数
(六白、一白、八白で一緒にして三白と言ふ)
クーグルより添付
 『易経』は従来、占いの書であるが、易伝においては卦の象形が天地自然に由来するとされ、社会事象にまで適用された。八卦の象はさまざまな事物・事象を表すが、特に説卦伝において整理して示されており、自然現象に配当して、乾=天、坤=地、震=雷、巽=風、坎=水、離=火、艮=山、兌=沢としたり(説卦伝3)、人間社会(家族成員)に類推して乾=父、坤=母、震=長男、巽=長女、坎=中男、離=中女、艮=少男、兌=少女としたり(説卦伝10)した。一方、爻については陰陽思想により─を陽、--を陰とし、万物の相反する性質について説明した。このように戦国時代以降、儒家は陰陽思想や黄老思想を取り入れつつ天地万物の生成変化を説明する易伝を作成することで『易』の経典としての位置を確立させた。


なお八卦の順序には繋辞上伝の生成論(太極-両儀-四象-八卦)による「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」と説卦伝5の生成論による「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌」の2通りがある。前者を伏羲先天八卦、後者を文王後天八卦と呼び、前者によって八卦を配置した図を「先天図」、後者によるものを「後天図」という。しかし、実際は11世紀の北宋の邵雍の著作『皇極経世書』において初めて伏羲先天八卦、文王後天八卦として図と結びつけられたのであり、先天諸図は邵雍の創作と推測されている。
 


五黄
之は色を表はしたるにあらず、大地を表はしたもの。
即肉体全部が五黄。内臓では胃腸であり、゛はら゛之を中心にもって行く。
黄言ふはすべて物質的な事を表はしたもの。
土に属す。肉体だからつまり土。黄色人種も之に属す。


四緑。之もやはり色をたとへにしてある丈。
緑は七色のうちの中心になって居る。之は木に属せしむ。木の葉、草、等々すべて緑になったのは四線に当たる。方位では(辰巳) 巽。複数。

人間の肉体の活躍期を表す。
之は光も熱もおびて居る。
三碧。之は緑と白の中間にわたって居る。
八白と四緑の中間。
夜が明けて空の白んだ時の色を指したもの。
木=気
肉体では頭の気、心気、霊気を指して居る。方位では東に置く。
人間は生まれる時を青気(セイキ) 東に生まれ
   死ぬ時を 赤気      西に死す。


二黒。方位は(未申)坤。複数 之も土。
黒はくろいにあらず。夜或は陰の極点とか、(ト)に属するもののすべてを指し、南と西とのあまりに熱度が高い、そのかげを表はし、母、万物の母とす。之も土。
黒色人種も之に属す。
(二黒、五黄、八白は人種に関係あり)


二度目の一白、一尺の一白。
はじめの一白とはやや異なる。
人間の行く末、成功不成功、或は分度の方面から第二段階に入った時の一白。
行き詰まり、之から先の運命はどうなるかと言ふ肉体一代運命を処断するための用法。
一白で生まれた人が二黒で死ぬ人もある。
之が人間の運命。かみでなければわからないと言はれる所。


疑ふ心は信ずる心があるから出る。之はこの世界の習わし。
天界にはいってしまへば疑ひも信ずる心もない。唯之が普通である。
御飯を毎日頂いて居ながら御飯に感謝しないのは何故か。そは習慣性になってしまへば信も疑もないからである。
空気、太陽も同じで皆当たり前だと思って居る。
この当たり前だと思ふ様になるまで修行すべし。疑ふ心は自分に智慧なく知らないから起こる。朝の行ひも習慣として当たり前の事にすること。
非科学的な事は私共は教えて居ない。人間の科学が幼稚すぎるから、それ丈しか知らぬ人間の自惚れから科学的でないと考へて疑ふ。
神も人間同士のこしらへた約束を破棄しない。
私が斯くせよと言ふのは命令でなく、こうしたら確かですよと云ふ事だ。
子供に何か尊いものを暗示として与へておくこと。すべて天界のことを聞いてそれが当たり前だと思ふ様になれば信仰は出来たのである。
(質問に対する答)

育てて行くは 木火土金水
剋する破壊に働くは 水火木金土。 

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