未知日記講話集   こだま会講演日記    第四十二回   坂本通博 筆記

十一月十一日


人間にとって最も大切なことは相対性関係から絶対性に入る事だが之が難しい。進むには二歩ずつ行かねば進まない。遅れた足を二歩進めて前に出さねばならぬ。之には中心あり。相互引力による。〇,〇ありてはじめて〇が二分される。
物は見方によると色々なな事になる。即ち正しい見方、誤った見方が出来る。生命は明日をもないと思へ、世は千年のたくはへをせよ。と言ふあり。之をはき違えている。たくわへをしておこうと思ふのは皆まちがひ。
光明論第八、慈音師へ円海師よりの昇天の時のあいさつ。
(大痴大覚) (殺生戒 邪淫戒  偸盗戒 )
私を地に下した以上、神は決して我を捨てないと言ふ信仰があればよい。心ばかり働かせてあくせく物をかき集めるな。
身は死んでも一万年も死なないと言ふ事を知らねば、明らめねば本当の生きた生活は出来ない。あくせくためても一片の煙になる事もあるとの意。心ばかり働かせると不安でたまらない。
大智順歩すれば大自然(神)は殺すものあらず。
自然の道に順応してはじめて思ひ通りなる世が出来る。
戦ひなければ敵も味方もない。 (戦ひとは心か?)
0,0を洗う(払う)こと。
間違えた道、間違えた行にとらはれて居るからわからない。本当の道を知れば一如となる。之は順視法となる。自分の心がけ次第で安楽に暮らせる。正しいやり方で行ける。これが行けないのは自然の道でないから。親子夫婦の関係は皆迷ひ。
正しい道を一つ知って居れば迷ひはないはず。
迷ふは大智順歩にかなはないから。皆生きて居て死んでいるものはない。本当のたましひを見っけないとそれが見えない。
物は皆生かせ。心で食べるから二又喰ひ。
魂で食べよ。之はむづかしいと思ふから戸が閉まる。

むつかしい。やさしいを考えずに為す事。
死の方へ歩まずに生きる方に歩むこと。

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