こだま会講演日記    第七十四回   坂本通博 筆記

十二月二十一日


尺度計も段々霊的に入って来て之からが大事になる。
律管(を回覧させて頂く)
律呂は易から出たもので詳しい説明はたいへんである。
律と呂を覚えること。九字とは九字の律。
この宇宙は分秒も休まずに動揺して居る。この動揺がすべてを建設して居る。之に伴って又破壊が行はれる。
破壊と組織は不可分関係。
人間は幼児から育って又破壊されて行く。何のために。
新しいものを建設する為に生まれた。
食事をするも破壊、組織せんがための破壊。かくして・・・・
人間の肉体が組織されて、
その中の大事なものを取り出す為に人間はつくられた。
宇宙自然は何かの要求をしている。米を作るに同じ。
人間の肉体も目的なくしては
植え付けてくれない。
之が四線の法則になって居る。
こんな事から世の中は変遷して行く。
肉体に囚われて居るから・・・・・
然し肉体は全宇宙に必要ない。稔りを必要としている。之を稔らせずに一生を過ごしてしまっては、白穂で終る。白穂では役に立たない。
稔りは何であるか、を知るべし。それはたましひ。
たましひの完全な成長が大事。之にはたましひを知らねばならぬ。たましひに養分を与える事。そこで気と言ふもの、霊気をはかる尺度が必要となる。
宇宙には分秒の休みもない。之をはかる尺度計。霊気を計るには宇宙は動揺して居るから音あり。空気の振動のみにあらず。霊気は振動す。
石油音楽は空気の音楽。霊気(デンキ)音楽は霊気の音楽。
空気の振動ばかりを考へて居て霊気の振動を考へない。
石油音楽。音楽家の音楽。機械的音楽。之をはかるには律管が必要になる。
雑音(空気)の中から正音を引き出したものが律管と言ふ。
正音、清音、整音
他にいろいろ複雑なものが入って来るのを呂と言ふ。
雑音をはかるのに正音を以て雑音の中の事を知る。然し之丈ではだめで霊的音楽がなければならぬ。霊的音楽の律が九字である。

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