こだま会講演日記    第七十五回   坂本通博 筆記

雑音の中から清音を十二引き出して居る、之が又十二引き出して、段々壱越から次の壱越まで十二と言ふが、その間にこまかくすると三百六十あると言ふ。これをわかりやすくこさえたたものが十二支。音では十二律。オクターブの中に(12)、72、144、360、ある。之は世界中変らない。之が音楽に国境なしの理由。
空気音楽(石油音楽)だけではだめだから、之に霊的音楽の十二律がなければならぬ。之等をはかる法が易学。先ず十二の名前。(支那の十二律にあらず、日本の十二律を取る)
一  子  壱越(之が基音ーもとの音)
二  丑  断金
三  寅  平調
四  卯  勝絶
五  辰  下無
六  巳  双調 
七  午  鳬鐘
八  未  黄鐘
九  申  鸞鏡
十  酉  盤渉
十一 戌  神仙
十二 亥  上無


一年 三百六十でも三百六十五でもはかりきれない。割り切れない 一日二十四時間も誤差
あり。三百六十五で一日の潤(うるう)をこしらへても又半端が出来る。どんなにしてもはかり切れないないところに全宇宙の変化がある。
之、無量、はかりがたきものは霊気、霊光。
ここに又何か神秘なものがかくされて居る。
だから宇宙の進化がある。
たましひはどこまで行っても変化がない。拡大強化していって尽きない。
子、壱越を標準として行くと
壱越が一分計、断金二分計、平調三分計、勝絶四分計、下無五分計、双調六分計、鳬鐘七分計、黄鐘八分計、鸞鏡九分計、盤渉十分計、神仙十一分計、上無十二分計。

音楽は石油音楽を基礎として霊気音楽に入って行かないと天変地異がわからない。
九字と十二律と対称さしてはじめてわかる。


地球は絶え間なくうつりかはる事を知って居るか。
全宇宙のめまぐるしい変化があるのを忘れてはならぬ。
皆は一分一秒を粗末にしているが、私たちはとても大事。油断も隙もない。一つ間違へば退歩する。是くらいの事と思って居る事や、一寸した所から災いも幸も来る。
わづかな息遣いが誤って床に入らねばならぬ事あり。半端呼吸、半呼吸をするから皆本当の信仰は得られないのだと昨日の書物に書かして居られる。だけど、神は決して命令は下さない。皆の信仰は中絶信仰だから半呼吸。半分吸って腹の中まで吸い込んで吐き出してしまう。すっと腹の中まで吸い込んで吐き出すは全呼吸。
こうしたらよいと思ふが(けども)出来ないと言ふ。
このけどもが中絶信仰、半呼吸と言ふ。腹迄入れて居ないからそうなる。
いい話を聞いたら腹の中までずーつと吸い込んで腹の中にある悪いものをずっと吐き出す信仰になる事。一寸はなと口の間に吸っておいてひょっと吐き出す。だからだけどと言ふ。腹の底まで吸い込んで腹の中の悪い毒が全部吐き出してしまふのでないと身体は洗へない。
唯知っただけでは何にもならぬ。之は半呼吸。
皆は一本のマッチに同じ。
この地球の上に置かれた以上゛私ぐらいは゛ではすまない。
知って居てどうにもならねば知る必要もない。マッチ一つが天下国家を焼き払う事あり。
心の呼吸を深呼吸と言ふ(浅呼吸)肉体の呼吸を長呼吸,短呼吸と言ふ。
皆の肉体に宿って居るたましひがある。
これが天下国家である。
肉体の皮膚、内臓すべてを、衆生、僧と言ふ。
之をおさむるには法をもってす。
法とは呼吸
仏とはたましひ


霊気音楽を聞きかけてベートヴエンは死んだ。
彼の若年は石油音楽の大家、死ぬ前になって霊気音楽に入りかけていた之はその天分を有していたもの。
出来る事だからしなさいと言っている。
出来ないことをしなさいとは言はない。

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