こだま会講演日記    第六十回   坂本通博 筆記

十月二十日  つづき  円海大師講義


子と言ふのは一、子と一は同じ。子の頭に乃即ち孕むの乃をとったもの。
子と言ふはもののはじまり。物の根。夫婦和合して孕んだ姿。丑は紐の糸へんを取ったものを丑と言ふ。産のひも、えな。
そこいらにある土地に鍬を入れてたがやす。
事業が好きだ。何でも物を組み立てる事がすき。(日本の音程で断金)。
寅(演)地ならしがすんで礎を置き柱を立てられる様にした。
物事を着々とおさめてゆく。
やりかけたら目的が成就するまでやり遂げる性質。(平調)
卯年 家を建てる柱を組み立ててゆく(勝絶) (聊)
一旦地ならしがすんで新しく・・・・・・。
子供を産み落とした、産の気がついて居る。
物事に注意深いが思慮より注意。
子年は思慮があって注意深い。卯年は之に似て等しからず。
卯年の人には馬鹿は少ない。邪推も多い。
辰年。辰とはたてる。(家建てる)(ふるいたつ竜の天上)雷気の様にパッパッと激しく処理して行く。あわてもの。気が多い。
人に好かれるかわりに嫌われることも多い。(下無)
巳年。物を沈着におちついて処理して行く人。
のろのろして居る。人をじっと見ていて気持ち悪い人だななどと言われる。
百の儲けより一厘のみ集めるごときやり方。始末する。
婦人などはうちの中をよく始末してやって行く。(双調)
〈これで順八逆六おわり。断金黄鐘、不協和ここに大事あり)


巳が四つ 陰の極点数
六は陰数。九は陽の極点数。四でつきて九にかへる。
数学では四と九の関係は間に三、二、一がなければならぬ。
ここに地球の数学と天界の数との相違あり。数は仮にこしらへたもの。地上では物を数えるために数あり、太陽と地球の相対関係上。気にはほうしあり。ほうしを計算するに数を要す。空間に入れば0は0.薬には心はない。だから気を計らねばならぬ。だから〇〇〇の〇が必要となる。計算方法としては加減乗除を使わねばならぬ。
下界と天界とを結んで明らかにするは易。
易は有機数学、哲学は無期数学。
三、二、一は無期数。之は相対性でなく絶対性の独化の神と言ふもの。
1+1=2、2+1=3
2×3は6、六は陰数を生じたはじめのもの。
之は理屈、相対のもの。
一年のはじまりとおおみそかの十二時五十九分五十九秒のこちとなる間、この一秒を計ると何十万分の一まで計ってもつきない。ここに無あり。
薬品はすべて気体。たましひがあってはたらく。人の気体は薬品の気体を払ってしまへば薬は効かなくなる。人間の気力によってよく圧したり何かするから下手な医者の薬は効かない。(同じ薬でも)
之が易の原理。巳と午の間に零無あり。双調、鳧鐘にかぶさる。
午年は陰と陽の極点をさす。人間の日常生活にあてはめて考へると陰にも陽にもまたがり両方に通じる。(鳧 鐘)時により陽性となり、時により陰性になる。気がめいって働くときと陽気にはたらく時とあり。

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