こだま会講演日記    第七十八回   坂本通博 筆記

一月十九日


尺度計を用ゆるに二通りあり。
一、実間的
二、空間的
現在は実間的が主になっている。
私がお話しするのは空間的の方を認識して頂きたいのだが、順序としてわかりにくいから実間的から話す。
前に書いた物指は昔のそろばんだと思ふこと。
易者は空間的を計るために筮竹(ぜいちく)を使っている。之は当たって居ない。
筮竹は五十本あり。その中から一本を取り出し大極とす。
残りを扇形に広げて無我の形となりて、二つにわけ、その中から一本を取り出して小指にはさみ、残りを乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤と計算して、残った端数を易名とする。
(即ち八本ずつ取って残りを卦とす)
本ぜいは七十二遍立てる事。
略ぜいは簡単。残った端数を一本残れば乾、二本残れば兌、三本残れば離・・・・とし、之を下卦とする。もう一度やって二度目の端数を上卦におき、卦を定める。
三度目に又同じ方法にして、この時は六本ずつ数えて端数で、初爻ニ爻三爻ときめて変爻をつくる。本卦のうちから互卦をとって、それで易の数が六つ定まる。
これが卦のたてかたの略したもの。
之で物指で卦をとる事が出来る。
゛例゛   今日は昭和二十七年一月十九日、之を易でとると


これ以下の転記は僕にはむつかしいので略す。
コンビニに行ってコピーをとって後程添付します。(笑い)



未知数を既知数にすれば合ふ。算法を誤るから合はない。
おみくじも一つの易の法。易から出た枝葉。
之は神と言ふ無形なものをたて、之に教へてもらふつもりの方法。之は空間に属す。
梅花易(いま日本ではやる)之は空と実の中間性。
表をたたく、二つたたいたのは兌三度叩いたのは離。
即ち火山ケイ。之で何の用かとはかる。主に夜だろう、之は電報、悲喜の知らせ、又は速達、又近所の人が何か借りに来たと考へられる。
之を見得うらないと言ふ。
仮に人が来て座る。座った時の人のその人の言葉を聞いてうらなう。

今日はと言ふ、これで出来る。コは木、雷又は風、チは火。コを下にチを上におくと火雷ゼイゴウ、又は火風テイ。火雷ゼイゴウ、何か・・・・雷報火風テイ、何かおとづれがある。
之は誰でも気と言ふものをうまく使ふ事が出来れば易をつかはないでもわかる。

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