第一巻  テツシン貴尊講述  平心の巻  宇宙と自然

 2020.11.25  汝等は自然より生れたれば自然に帰るなり。自然は神なりとすれば神に帰る。即ち神の家に帰るにてはあらざるか。肉体は自然の働きより生じたる機械なり。器具なり。ミキョウが云ひし稲なり。藁なり。穂なり。籾なりと思はばこと足る。是を宇宙と考ふれば、汝等が魂は太陽にして、肉体のすべては月星其他空間に時間にみな、其々に合はざるもの一もあらざるなり。  宇宙は相互に持ちつ持たれつして、存…

感応論  第一巻  平心の巻  宇宙と自然  テツシン貴尊講義

光(こう)と気体との関係 其三  固体が光(こう)、気によって成立するは不審にあらざるなり。何となれば固体も柔体もすべては細胞の集合なればなり。例へば水は冷却されて氷となるに等し。又鉄は熱せられて分解して湯となるも此理による。行者が石割の法と云へる手にて石を砕くは此理より編出したるものにして、所謂柔らかきにて強きも砕かるると云う教へなり。石は瓦を粉砕すれども、石は綿を如何ともなすあたはず。石割の…

感応論  第一巻  平心の巻  宇宙と自然  テツシン貴尊講義

光(こう)と気体との関係 其二  熱と冷によりて一切は組織せられ、又破壊さるるとならば、肉体の組織破壊の理も亦自ずと知ることを得たるならん。然らば是等すべては自然にあらずして順序なりと云へる事も亦覚るに至りたるならん。汝等はよく自然を克服したりとか、征服したりとかの言を弄すれども、そは順序を知り得たるにすぎざる事をも亦合点さるるに至りたるならん。人間の僅かばかりの智慧才覚にて斯る言語を弄するは、…

感応論  第一巻  平心の巻  宇宙と自然  テツシン貴尊講義

光と気体との関係 其一  我、先に行法に於て光体と気体についてわづかばかり語りしが、ここに又無辺無限の標題を掲げたる関係上、光、(こう)気の説の継続とも称すべき理論を掲ぐる止むなきに到りたり。されど行法の理論のみにては唯その概要にすぎずして、更に是が延長となるに依って汝等の利する処は、誠に大ならんと我は信ずるなり。ミキョウも亦雑話の中にて十二気十二光の事について述べたる関係もあれば恰もよしと思ふ…

感応論  第一巻  平心の巻  宇宙と自然  テツシン貴尊講義

2020.11.24 無辺と有辺 例えばここに一本の紐ありて人工を加へざるに、紐と紐とは相互より寄りおひて互に結ばるる事あらば、汝等は是を見て、自然に紐が結ばれたりと云ひて是を自然に帰せしむるならん。然れどももし眼に見えざる人が結びし紐ならば、汝等は是を自然とは言はざるべし。又人に電動力を用いて結ばせしと知るも同様ならん。然りとせば汝等の云ふ自然とは、汝等が無智を表現する代名詞に他ならず。我の云…

感応論  第一巻  平心の巻  宇宙と自然  テツシン貴尊講義

2020.11.23  我、斯く説き来らば汝等は科学論にても語るかと思ふならんも然にはあらず。汝等に科学せよと勧むるにもあらず。我の望む処は汝等をして真の人間の有様より、進んでは人界を越えたる次の座に座らしめんと思いてなり。故に先づ自然の道理を明らかならしめて、自然の姿に導き返さざるべからず。  是には自然なるすべての事柄を充分に体得して、是に順じて修養せば人の道を歩みて、次の座に到ることを得る…

感応論  第一巻  テツシン貴尊講述  平心の巻  宇宙と自然

  伊東慈音師肖像  2020.11.22    我、先に行法に於て汝等が為に聊か講話を試みて、修行の一歩を進めしに、又もミキョウの求めに応じて、此講にあたらん事を諾せり。我、念力集に言葉を添えたれども、そは唯一言にすぎざりし。然るに汝等の心に充分に満足を得せしむるには、斯る軽句にては心の修養全からざる知りて、此処に再び講話をなして道の一大事を説かんと欲す。汝等深く意に止め聴くべし。一句々々聞き…

未知日記講演集   こだま会日誌最終講義  第百十八回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講話集  こだま会日誌  最終講義     円海大師講義   筆記坂本通博 四月十一日 念力と暗示  言葉なくして喜怒哀楽、好悪等の話をすることが出来る。 之を大きく拡大して深く突込んで考えてみること。 自分がどう言う暗示に左右されるかと言う事が最後の問題。 念力は魂を霊化させる一つの方法。 カゴで清水を汲んだと言う法を、念力を養う法と受け取れ。(喜心録参照) 四月十九日 念力と気光素の…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記 三月二十二日 好むものに心を向け居らば、好むものと同化するもの集り来たりて、 同気相求む。霊気と霊気も然り。 線の結合するは縁の一大事にして新しい道あり。 動物性に落ちるか、霊に同化するか。 我が波長は悪魔にも天使にも合はせる事が出来る。 縁は霊気と霊気とを同化せしむる糊に等し。 引力的な厳戒の辞、圧力的な厳戒の…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十八回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記 肉体の姿勢だけでも習慣にして積み重ねて行けば助けになる。 こだま会で厳戒の辞を称うる時の姿勢をいつもとる様にする。 統一された形になり得る、整備された肉体(体力)(伊東慈音先生の如き健全な肉体)。 常に張り切った心、緊張した心になる体力。 心の緩みより信仰は進まず。無言詞の波長が合う状態。 妄念雑念に煩わされない…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記 三月二十二日 好むものに心を向け居らば、好むものと同化するもの集り来たりて、 同気相求む。霊気と霊気も然り。 線の結合するは縁の一大事にして新しい道あり。 動物性に落ちるか、霊に同化するか。 我が波長は悪魔にも天使にも合はせる事が出来る。 縁は霊気と霊気とを同化せしむる糊に等し。 引力的な厳戒の辞、圧力的な厳戒の…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十七回   円海大師講演   坂本道博筆記 三月二十二日 好むものに心を向け居らば、好むものと同化するもの集り来たりて、 同気相求む。霊気と霊気も然り。 線の結合するは縁の一大事にして新しい道あり。 動物性に落ちるか、霊に同化するか。 我が波長は悪魔にも天使にも合はせる事が出来る。 縁は霊気と霊気とを同化せしむる糊に等し。 引力的な厳戒の辞、圧力的な厳戒の…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十六回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講話集  こだま会日誌   第百十六回   円海大師講義   坂本通博筆記 三月十四日 己に姿あり、神に姿なければ一体化ならずと考うれば、己を霊気にかへよ。然せば一体化すべし。霊気、気体となりて一体化せよ。 真(信)とは自己に有する霊(たましい)のあらはれ。真(信)不真(不信)の双葉の種は真なり。 信(真)を養って行くか、不真を養って行くか。 信ずる力を養うはたましいに養分を与へる事にな…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十五回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十五回   円海大師講演   坂本道博筆記 三月七日 活動霊子  圧力 融和性と分離性となる。之は働かせ次第で反対ともなる。 補助霊子  引力 々     々       々 之が一体化した力にならねばならぬ。 働く力を信仰によって部分的に働くものを一体化する事。 霊魂心の重なったものとして考へる時、之を働かせるものは 活動霊子、補助霊子(空源力) 日常生…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十四回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講話集   こだま会日誌  第百十四回  円海大師講義   坂本通博筆記 三月一日 絶対界 心のみに囚はれ居りては動物性に変化す。心のみの気を働かせ居る故、愛の力はうすし。 物を知り度い、割り切り度いと考へるは心のみ。之は魂を育てる事にあらず。心意魂魄一体化した夫婦愛とは異なる。心の働きを彼是思いすぎると邪魔になる。 心の働きで彼是知り度いと思う事は余り意味なし。 素直な心で信ずる力を養…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十三回   円海大師講演   坂本道博筆記

こだま会日誌   円海大師講義     二月十五日   坂本通博筆記 肉体と心は一所。 たましひの肥料。肉体は中心にあらず。 魂は中心。 不滅母の方向に向かってたましひを磨く。 心身一体の拝みならば偶像を拝するも不可ならず。 いついかなる所にも神と共なるべし。 他方に目を向くる故に過つ。 目、耳、手足、すべてたましひの光明。 之は神の光明につながる。 霊気に枝を伸ばせとは、手を伸ばせの意味。そし…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十二回   円海大師講演   坂本道博筆記

十二月十二日 未知日記講話集  こだま会日誌    円海大師講演    坂本通博筆記   其の国の政治が正しくなければ国人が魂をおろそかにして居る。 魂は心に順じ、心は魂を敬って、欲心の置き方を魂に向ける。両者を共にすると魂は向上する。両者を融和させる、之を法と言う。 三対四律の法則(肉体心魂霊)三位一体となり、はじめて四律の法則がわかる。 心から魂を感謝せねば融和せぬ。 良心の呵責は罪なり。 …

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十一回   円海大師講演   坂本道博筆記

日時不明  未知日記   こだま会日誌      円海大師講演  坂本通博筆記 無の音が大事。之を言葉で言うと゛感じ゛という事になる。 有の感じ、無の感じ。之が音楽ではむづかしい。 曲の中に潜在して居る何ものかの感じ。 同じ曲を聞いて、各人感じが違うかもしれぬ。之が大事。 無の表現を(有の表現から)させる事。之が作曲家のむづかしい所。 之はリズムやメロディ丈でもいかない。言うに言はれない。つまり…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百十回   円海大師講演   坂本道博筆記

二月十七日 以下年不詳 未知日記   未知日記講演集   こだま会日誌   円海大師講演   坂本道博筆記 人間性をのばして行けば霊を知る様になる。霊は動物性、人間性に拘わらず通じて居るが (霊は全てに通じる) 之をわかるには人間性にならねばならない。 動物性と人間性は混合して居るから、どちらかにはっきりさせる所まで修行しなければ霊ははっきりわからない。 人間性になってから先に修行がある。 動物…

未知日記講演集   こだま会日誌  第百九回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講演集   第百九回   こだま会日誌  円海大師講義 十二月二十三日 人には心の動き、たましいの動き・・・・・。 皆は物事を考へる時、目をつぶり、腕組みするとかして考へる。 之は何を意味するか。 目をつむり耳を開けて居ると騒音が入って来るから耳もふさごうとする。 之は心の耳目を働かそうとしている。 耳はふさげないからいろいろのものが聞こえ、それ丈ならよいがその上にいろいろの妄想が起こる…