未知日記講演集   こだま会日誌  第百十四回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講話集   こだま会日誌  第百十四回  円海大師講義   坂本通博筆記


三月一日


絶対界
心のみに囚はれ居りては動物性に変化す。心のみの気を働かせ居る故、愛の力はうすし。
物を知り度い、割り切り度いと考へるは心のみ。之は魂を育てる事にあらず。心意魂魄一体化した夫婦愛とは異なる。心の働きを彼是思いすぎると邪魔になる。
心の働きで彼是知り度いと思う事は余り意味なし。
素直な心で信ずる力を養ふ事。愛とは霊気が合したるを言う。霊気合して生を生む。
天地合して万物生ず。


頭を下げ、又握手するは相互に霊気を合わせる法。
礼儀の霊は霊に通ず。
拝みとは霊を霊に同化せんとの法なり。
礼儀を重んぜよとは霊気を重んぜよと変へては如何


知る、知らざるに拘わらず信ぜよ。
知りたい、理解したいと考へて心を千々にくだく事と、魂を養う事は別である。
必要以上に知る事は意味なし。
人間一番大事な事は信ずる力を養う事。
未知日記を理解したいと思って読むは、心で読むなり。
智識を求めるつもりを捨てること、この方が悟りが早し。
知る、知らぬにかかわらず、すべてを信に化せよ。


信ずる力がなぜ出ないかは、
引き出す力がない事と、気(妄念、雑念を押さえる気力)がうすき為なり。
信(まこと)とは霊の土地なれば、種子を蒔けば之を育つ。
信念を霊に・・・・・。
霊地に肥料を注ぐを信仰と言う。
たましひを育て、万物を自分に抱きこむ力。
之にて愛に化す。
欺かるる種子も育てよ。
善悪に拘わらずまかれたるものは育つべし。
自分の心で割り切れるもの、確定したもの丈を信じようとする力を養う故に信仰は出来ない。知る知らずに拘わらず、物を信ずる力を養う事が大事。
理解した事を信じようとする事はいけない。

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