未知日記講演集   こだま会日誌最終講義  第百十八回   円海大師講演   坂本道博筆記

未知日記講話集  こだま会日誌  最終講義     円海大師講義   筆記坂本通博
四月十一日


念力と暗示  言葉なくして喜怒哀楽、好悪等の話をすることが出来る。
之を大きく拡大して深く突込んで考えてみること。
自分がどう言う暗示に左右されるかと言う事が最後の問題。
念力は魂を霊化させる一つの方法。
カゴで清水を汲んだと言う法を、念力を養う法と受け取れ。(喜心録参照)


四月十九日
念力と気光素の関係
丑の刻参りの例を、自分の組織に迄入って考へて日常生活に用ゆる工夫。
思うと言う事が直接通じ、又暗示になって通ずる事等。
気光素は唯一の力にして法を表す機械。気光素=霊の力
二心ならざる一心。猜疑心、疑念を棄つる(棄執着)には、これにとらはるる病気なれば詮方なしと思へ。 工夫し努力せよ(外にも法あるなり)


四月二十六日
死霊と生霊
自分の信仰を強くして、念力を強くすれば之を払う事が出来る。
全身全霊をかたむけて厳戒の辞を称へるは霊への回向。
五月十日
虚偽の信念を捨てよ。偽りの信仰はいじめらるるばかりにて意味なし。
キリストや釈迦の奇跡は我々日常に行っている。
即ち我等は怒る事も悲しむ事もうらむ事も笑う事も喜ぶ事も自由自在に出来る。
喜心録の中に秘伝あり。信仰の念力を養う秘伝。之をよく読む様に(坂本戴く)
喜心録  信仰の念力を養う秘伝の法。この中にあり。之を研究工夫せよ。
自分の仕事を大事にして、利害を忘れて一心に打ち込んで仕事をすることで魂が育つ。
滴水の法の念力を養う秘伝。唯実行あるのみ。信仰、念力を養う秘伝、秘法がかくされている。之はたましひの智慧を働かせて受ける以外に法はない。
慈音先生もこの喜心録にて念力の事を教えられた。この事を考へてこの所を再三再四工夫すること。念力を悪く使えば丑の刻参りの様に人を殺せる。之をあらわに教える事は出来ぬ。
顔に三十二相   全身百二十相 これに足りない相を見れば、何回生まれ変わったかと言う前身がわかる。観相学の原理は深い出所をもつ。
本当の腹式呼吸は、腹に力を入れるのでなくて気をいれるなり。
女の呼吸は本当の腹式呼吸。女は子供を慈悲で気長に育てなければならぬから、魄が表面化する。
物を心の表面に聞かせるのみでは働きにならぬ。自己暗示となって魂魄迄に染み入るまで聞かねば働きとはならず。
魂より魄に伝はる結果は、念の結実に変化を与へる事が出来ないから注意する。
魂は魄の力を如何様にも使うことができる。
心の陽の働きを養うは魂を育て、心の陰(引力)の働きを養うは魄を養う。
動物性の喜怒哀楽を捨てて、迷わず成仏せしめて、魂魄を霊にまかせる。
心の働きをきれいにしなければ魂は働かない。至誠感通。誠とはすべてを根元の霊に返す事。然して霊の命ずるがままに行うなり。
煩悩も悪念も罪あるものすべて霊にまかすべし。
明日の糧なくとも霊にまかせて苦しむ勿れ。礼を厚うして、有難し、勿体なし、尊しとの思いをたくわゆる事。
慈音先生より数珠を頂く。手を浄めて法の如くして下されたる由。
十六日には逝かれる由の話あり。
三十二相 親からだけの相。
無機細胞によって(修養によって)之が増えれば相が変わって行く。
九十六の肉体細胞
二十四 神から下さる無機細胞  魂十二、光素 魄十二 気素
絆(きずなは光素の共鳴の具合による)


                完

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