未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 47 セイキョウ貴尊 講述 我、斯く説明し来る時世人は思ふならん。魂は霊によって天界に運ばると云ひし事も嘘偽にあらずと。霊智は全宇宙神の世界に迄通じ居ることの理由も亦是にて察することを得たらん。完全なる稔りを得てはじめて天界に移さるる事も察するを得るならん。魂稔らざるが故に身心を地上…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 46 セイキョウ貴尊 講述 されば肉体信仰に囚はれ易き世人にこの事を語るも詮なしと思へど、宗教者にあらざる我等が任務として此事を語りをかずば、世人を天界に案内することは難きが故に語りをく迄なり。されば是を諒としていささかにても世人の智慧を増大する事を得るならば、我等の喜び是に勝るものなし。世人は怠らず努め励みてこの域に到達せ…
勝山の病院の紹介で福井市の循環器病院でここ十日ばかりの間にもろもろの検査を受けた。そして明日は仮出所。五日ほどしたらまた県立病院の脳神経外科で新たな検査をうけることになった。今日は朝から調子よく歩数計によれば三キロあまり病院のなかを歩き回った。そして今リハビリテーション科で自転車こぎやストレッチ体操をやってきたところ。僕に はつらい日々が続いていたけれど、この時間帯は僕にとって一番の妙薬だ。十七…
映画や芝居の中でヒロ-やヒロインが清楚な静かな死を迎える中で周りの人たちに温かい感謝の言葉を伝えている。送る人達も出来うる限りの感謝報恩の言葉で彼を送る。でもこれは実際あり得ないのではないか。 僕は二日前深夜1時過ぎ食パンにバタ-とジャムを塗り、そのままにしてトイレに行こうとしたら、途中眩暈と心臓に強い痛みを覚え廊下で転倒した。その時思い切り臀部をどこかに打ち据えた。メガネはその弾みで何処か…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 45 セイキョウ貴尊 講述 未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 45 セイキョウ貴尊 講述 魂信仰の力すぐれずば霊の信仰は得られざるなり。身心の信仰、心魂の信仰さては魂霊の信仰に度をたかむるにあらざれば、真実のさとりは得られざるなり。肉体信仰魂信仰更…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 44 セイキョウ貴尊 講述 任務をおろそかにして喰ふことを望む如きは是拝みにあらず。たとえ手を合はせ頭を下げて願ふとも通ずるものにあらず。喰ふも可なり、喰はずとも可なり。すべては神の思し召しならんと明らめをなす底の拝みをなすにあらざれば通ずるものにあらず。是等の拝みをなして日々を過す…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 43 セイキョウ貴尊 講述 年たけて体の自由意の如くならざるに至ってはじめて狼狽し、ここに何ものか頼り頼むべきものを追ひ求むるに至るは一般人の習性なり。肉体の自由失はざる間は肉体に信頼し、自由意の如くならざるに至って他に信頼するものを求めんとするも、不安の念より生ずるあらはれならずや…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 42 セイキョウ貴尊講義 我等口をきはめて汝等に信仰の度をたかめよと語り居るに不拘、汝等は其にすら今尚如何にせば信仰の度はたかめらるるかに迷ひ居ることを我等は知る。其は何故ぞ。信仰の度をたかむるには何か特殊の方法のありやの如く考ゆるが故に、日々を迷ひにてすごし居るなり。信仰と云へば…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 41 セイキョウ貴尊 講述 又神は汝等を罪し給はずと教主の説かれたる言葉に対しても、其理を明らかに覚ることを得るならん。然るに罪せらるるは汝等が過失にて自然を逆行するが故に、転落の憂目を見つつありて、未だ反省せざるは何と云ふ愚かさぞと悔悟の念を起さざる。五大鏡に於て示めされし汝ら日本…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 40 セイキョウ貴尊 講述 教主は何と仰せられしか。此書は心なき者に読ますも甲斐なし。さりながら読むも差支なしと仰せられし意味を、汝等何故なるかも知らざりしならん。されど我今語りたる言葉によって教主の仰せられし言葉は、無量の慈悲心なりしことを痛感して有難しとの念は起らざるや。姿なきも…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 39 セイキョウ貴尊 講述 例へば汝等の肉体と地球との関係を考へ見よ。地球には地脈あり。水脈あり。又すべて諸々の事柄を汝の肉体との関係を考へ見ば、すべては同一原理なることも察するを得るならん。これを広く宇宙に及ぼし、その太陽系宇宙を全宇宙に及ぼして考究せば、その成立は同一の原理より現…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 38 セイキョウ貴尊 講述 汝等の学問は学を蔵するにて、表面に表はして学徳を発揮さする学にはあらざるなり。富者は金に縛られ、学者は学に縛ばらるるは、蔵して表面に現はさざるが故なり。宝を蔵して何の益かあらん。宝の徳を表はすにあらねば、貯へて詮なし。斯る事は世人もよくよく認識なし居るに不…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 37 セイキョウ貴尊 講述 汝等今少しく智慧を拡大せよ。然して相対性をいささかにても度脱することに努力せよ。斯る疑問を我等になす間は未だ複相対より相対に迄、進み居らざる底の智慧なり。 早くその複相対をはなれてせめては相対に迄智慧をのばすべし。全宇宙に距離なく時間空間もなしと語り居るを…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 36 セイキョウ貴尊 講述 現に今も尚新しき世界が次々に現はれ居ることを我等は知るによって、その一々を汝等の世界より指し示めして是は新らしく現出したる世界なりとか、或は既に枯れはてて破壊に近づき居る世界なりとか云ふ如く説明をなし得るならば、全宇宙は無限にはあらざるなり。汝等が世界より…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 35 セイキョウ貴尊 講述 先にも述べたる如く信あるが故に、法は生れたりと語りしも是なり。信と法は親子の関係と語りしも是なり。故にその心して日々拝みをなし居らば、信の光は十方に輝く。 信仰のことに関してかくくだくだしく語りしも他ならず。我、今後天界のことを世人に知らしめんが為には、こ…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 34 セイキョウ貴尊 講述 信仰の度を強うして智慧を磨き居らば汚れは附着するものにあらず。故に汚れに染まざる底の信仰ならでは、正しき信とは云ひ難し。自然に順応して自然に同化なし居らば汚れは附着するものにあらず。汚れの附着するは自然に逆行するが故なり。斯く語らば世人は云ふならん。我等日…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 33 セイキョウ貴尊 講述 我、先に語りをきたる大悪ひるがへせば大善となると説きたり。又信ぜんと欲せば疑ひを強くせよとも語りたり。大悪とはさびたる玉の如く、そのさびが一時に脱落すれば、却て明玉を放つと同様にて変化の度著しきを見るならん。疑ひとは矢張り錆なり。其錆を丹念に洗ひ落さばきは…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 32 セイキョウ貴尊 講述 又信仰と云ふことに対して、他人の信仰を傷くることなかれと教へしも、汝らの考へと我の考へとには相違あり。他人の信仰を傷けて己の信仰に化せしめんとする如きは、是疑ひと云ふ汚れを多くせしめて、信仰と云ふものに汚れを与ふるが故に、他人の信仰は傷つくることなかれと説…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 31 セイキョウ貴尊 講述 斯く語り来る時世人は迷ふならん。其は他ならず。信じると云ふ言葉ある以上其が無言詞絶対と云ふならば、是に対して又疑ひと云ふ無言詞疑ひはある筈ならんと云ふことなり。されど其は正しき信仰と云ふものを未だ知らざるが故なり。疑ひと云ふは信仰に附着する一つの穢れたる垢…
未知日記 第十巻 帰途案内記 巻の一 大序の巻 NO 30 セイキョウ貴尊 講述 信仰は初めより具はりあるものにて、魂と共に潜在なし居ることに考慮をめぐらすならば、魂を見出すには信仰と共に求むるにあらざれば得難きことと知るべし。魂は信仰によって得らる。故に信仰即魂、魂即信仰の関係となるなり。よって無言詞絶対に至らば魂は自づと表面化し来る…