未知日記霊話集千六百十六回  帰途案内記 NO 35 信仰のことに関してかくくだくだしく語りしも他ならず。我、今後天界のことを世人に知らしめんが為には、この信の力を認識して正しく用ゆるにあらざれば、会得することの難きを知るによりて、斯くは語りしなり セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の一
大序の巻 
NO 35
セイキョウ貴尊 講述

                    
 先にも述べたる如く信あるが故に、法は生れたりと語りしも是なり。信と法は親子の関係と語りしも是なり。故にその心して日々拝みをなし居らば、信の光は十方に輝く。
信仰のことに関してかくくだくだしく語りしも他ならず。我、今後天界のことを世人に知らしめんが為には、この信の力を認識して正しく用ゆるにあらざれば、会得することの難きを知るによりて、斯くは語りしなり。其は信じて聞くと疑ひて聞くとには、同じ一つの事柄を聞くにあたりても、誤聞することの多きことを考慮したる故なり。正しく聞くと誤やまちて聞くとには大なる隔ある故なり。信の力強き人の聞きかたには過誤すくなし。迷ひて聞かば会得することは至難なり。疑ふは智慧浅きが故なり。かく云はば世人は思ふならん。疑ふは智慧あるが故なりと。其考へは過誤なり。正しきことを聞きて疑ふは智慧なきが故なり。我等は不正のことを語るにあらず。
 例へば船を大海にこぎ出し羅針盤のそなへなければその船は方向を定むること難かるべし。汝等の信仰は羅針盤の備へなきに似たり。故に迷ひのみ多くして正しき方向を定むことを得ざる故なり。羅針盤は即ち信のはたらきを指す。羅針盤の機械が狂ひなば方向も亦狂ふならん。故に完全なる羅針盤にあらざれば、正しき方向を定むることを得ざると同様の関係と知らば、信仰を正しくして其によって天界に船を乗り入るる思ひにて、わが今後の説明を聞かば正しき方向は定まると思ひて聞くべし。





 例へば我、今後語る処に於て世人の住める地球より発達したる世界数多ありて、其が九流界八流界或は七流界と云ふ如く、発達したる所数限りなくそなはり居ると語る時、世人は地球より天界を観望して、その進化せる処は如何なる星にあたるやと、我に質問の矢を向くる如きは、我が言葉を信ぜずしてその意味がその中に含まれあることを我等は知る。その進化せる所を汝等が世界より観望して彼の星とか此星とか指し示めす事を得るならば汝等は却て信じ易からん。されど全宇宙は始終なく、又広大無辺にして如何なる世界が今後数限りなく現出せらるるやも計られず。

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