未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO 12選魂所について 教主寛大 講述 我、斯る宗教くさき事を論じたるは他ならず。汝等衆人は今後あやまちたる道を歩みて動物性の世界を組織するな…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO 11神を知る端緒となるなり 教主寛大 講述 円海は空の中の実を知り得て、汝等に語り居れど汝等衆人はその居に至らざるが故に、実を実として悟ることを得ざる…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO 10「汝に大学者を送るべし」 教主寛大 講述 聖者の言葉と雖もその一々が正しいとは云ひ難し。七才の少児なりとも正しき言葉は正し。是を理解する智能なきもの…
未知日記講義第一二巻 大霊界 現在の宗教者すべて肉体本意の教へをなし居る故・・・ 巻の壱 天界の人 教主寛大講義 円海は仏教の門より歩を進め居りたるため、ここに喰ひ違ひを生じて、幾年かの空しき行をなし居りたることを我は知るによってなり。慈音に於ても亦同様に…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO 8 浮住界について 教主寛大 講述 汝等衆人の考へにては、人死すればすべて天界に移さるると思はば、其は大なる錯誤なり。是等に関しては今迄くは…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO 7 教主寛大 講述 年長けて推理力の伸びゆくがままに頭をもたげて来るは、即ち魂あるが故に智慧のはたらきは、増大し来ると見なさばうなづくところあるならん。動物性本能の盛なる間は、人間…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO6 教主寛大 講述 汝等衆人は死して地球を離れなば如何なる所に行くかと云ふ思ひに対して、今尚彼是論議をなしつつ、或ひは死すれば其にて終りなりと云ふもあり。或は魂は残りて月の世界か星の世…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO5 教主寛大 講述 白血球の中に保持せらるるプラスマのはたらきが、活力素を作る源なりとか、種々様々の論説がとなえへられ居れど、其とても仔細に検討すれば取るに足らぬ愚説となり居るなり。…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO4 …
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO2 教主寛大 講述 旅するものの最も楽しき春は目前にあり。やがては満山悉くが花又花と競ひ咲きて汝等衆人を招かん。かくなりてはにぶき足は尚もにぶりて、歩みは意の如くにはならざるべし。甚だしきに至っては花に招かれて横道に入り、旅を諦めて我家に引きかへ…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 NO1 教主寛大 講述 教主. 出座. 厳戒の辞 テッシン、セイキョウ、ミキョウ、泰岳円海の如く神の栄光に浴したる者にして真の神を知る。汝等衆人は神ありとのみ聞かされて真の神を知るあたはず。知ることを得ざるが故に信ずることも難く、信ぜざるが故に神をおろそかにするは当然にして、決して其を彼是と我…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の壱 テッシン貴尊講述 緒言 教主寛大、我、テッシンを召されて曰く、汝、テッシン、我、この書を講ずるにあたり聴講者の心構へを知らしめ過失なからしむるよう、汝の口より予め彼等に語りをくべしとの命に従ひ、是より汝等に緒言として語りをくべし。 教主寛大に於かれては此書を、否此講義を最後としてすべてを語り尽さるる由なれ…
未知日記第四巻 ミキョウ貴尊講述(現在のセイキョウ貴尊) 魂魄一如の法 仮に汝等は麗しく咲たる花を見るとせんか。その時一枝手折りて床に飾らんと思ふは魂の命にして、手折るなかれ、そは他のものなりと止めるは魄なり。されば此の二心を一体ならしめて三気合流をなさば如何にと云ふに、先ず花を見たる時、直ちに花の咲きたるを喜び愛し、我の眼を、娯しませたる感謝の念おこり、手折らんとする如き心は微塵も起らざるの…
未知日記第三巻 円海大師講述 水滴の行(円海大師の修行時代) 我、初めて許されて師の門に入りし時、第一に命ぜられしことは、二個の水瓶に清濁の二水を湛えよとて汲具を賜ふ。是を見ればあに計らんや、そは竹籠なりし。我、唖然として躊躇ふ。師の坊曰く、「汝思ひ廻らすともあたはじ、疾く実行せよ」と我、悄然として水滴を注げど瓶底をうるほすに足らず。暫くありて師来たりて我を鞭打つ。斯くすること数回。我憶え…
未知日記第三巻 喜悦の巻 円海大師講述 喜心録(円海) 慈音さん、儂は円海です。あんたも大分進まれたようで誠に嬉しく思ひます。せい出しなされや。へたばったり、尻込みせんようになあ。今が大事ですぞ。勇気を起して一踏張りぢゃ。 あんた程仕合はせな人は少ないぞな。次から次へと三人の教主さんの御恵みを受けるとは、何と云ふ喜ばしいことですか。其ばかりではありませんぞ。多くの修行者が十年も苦めら…
未知日記第三巻 ミキョウ貴尊講述(現在のセイキョウ貴尊) 鳥獣にも怨みの念あり 世の中に生をうけて誰か死を好むものあらんや。たとい禽獣虫魚なりとも他よりの害をのがれんとして、逃げ惑ふにはあらざるか。是によりて見るも生死の厭ひ、生死の執着あるは明白なり。世の中の人は虫獣類を心無きものの如く考ふるは悪し。世の中の凡ての事を仔細に深くほり下げて観察したれば、帰する処は生死の執着に帰す。食いても食はず…
未知日記第2巻 テッシン貴尊講述 親に見える喜悦 世の中に親の情けを知らぬ子程不憫なるはなし。汝等は真の親の情けと慈悲の温みを知らずして、今日迄無情の日を過ごし来たれたるは誠に不幸不憫なるものなりしが、今母の手に抱かるるに及びて漏らす笑顔なることに心づかば、汝の肉体に覚ゆる温味は真の温味にして、爽快の気分となりて今迄とはすべてに変わりたる生活は営まるべし。 他人に対する親切も利己を…
未知日記 第2巻 テッシン貴尊講述 死生のコンマをはずす方法 死、生のコンマをとる方法のうち、最も簡単なるは先ず朝夕に行ふ事にしてきわめて平易 なることなり。朝目ざめたる時、床の上にて端座して手を組み眼をとぢ。心を整え口の内 にて云うべし。 「我、今日死せよ仰せあらば潔く死すべし。死するも決して悔いることあらず。」 とのいみを述べよ。是は即ち昨夕安らかに眠りし悦びを感謝し、今日何時死…
未知日記二巻 テッシン貴尊講述 浮住界について 地球の雲上、空気希薄なる処より全く空気なき処との間に、魂魄の浮遊し居れる処ありてすべての動物此処に魂魄を置く。其なかには種々様々なものあり、人間の多くは此処に霊を止めるなり。此処を人語にて命名せば浮住界とも命名すべきか。宗教者わけて仏教者の教ゆる地獄極楽とは此処を指したるならん。此処には通力を得たる動物の魂あり。信仰ある者、なき者、種々様々にして言…