ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 或人曰く、知慧のかたまりは即ち魂なりと語り居るを我らは聞きたり。 彼の説によれば大なる魂は、大なる智者なり。 知慧なきものは魂も小さし。 故に魂をみがくと云ふは知慧を大にして光を強くするにあらざれば、 魂の実は結ばれず、又光もにぶし。 故に知慧を増すことによって、魂の実をみががずば光は遠くを照らす力なし…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 テツシン貴尊講義 此心と此心と化合せしめて、その望みに役立しめんとの考へにて拝みするならば、其は調合したる薬を服用したると同様の結果となる故に、病苦は治癒する如く望みを成就するなり。 一心と云ふは即ち薬剤と薬剤と化合する如く、一服に調合して用ゆるに等し。故に一心となりて拝みせ…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 テツシン貴尊講義 病苦を治癒せしむるに対しても薬石のそなはりが存し居るに不拘、知慧なきが故に諸子は是を知らず、平癒すべき、病気をも死に至らしめ居るは、実に遺憾なることなり。如何なる病苦に対しても、苦みをまぬがれしむる法もそなはりあるなり。されど諸子は是を知らざるのみ。 みがき…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 テツシン貴尊講義 諸子の肉体は形の上に於てさのみ異なるところなけれど、仔細に検討すれば体質に於て異なるところあるならん。体質の異なるは機械の構造が異なり居るによって、其はたらきの点に於ても異なることは云ふ迄もなし。 是を個性と云ふなり。 一般諸子の魂は、機械の運転主なるによっ…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 テツシン貴尊講義 諸子の考ふるところの生死は肉体の不滅、滅を聯想するならん。 肉体は限度ありて時至らば捨てざるべからず。是は諸子のよく知るところにして当然なるに不拘、生死と云へば肉体にのみ心を置くは、是末だ正しき生死の方向に思ひをむけざるが故なり。我等が語る生死とは又別個のも…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 所謂声なき声、音なき音、即ち無声音無音声と云ふは是なり。諸子は常に種々様々の事柄を感じ居るは、すべて心のはたらきにして空間にのびたる枝葉が、風によつて動揺なしつつあるに他ならず。 是を心のはたらきと云ふ。枝葉は心に合ひ、幹は魂に合ひ、根は霊に通ず。然して修養修行は此理に…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 神に厳戒の辞を送らば・・・ テツシン貴尊講義 自在論より此書に至る迄の間に、一言も使用せざりし言葉を我今ここに掲げたり。即ち馬鹿々々しきと云ふ俗言なれど、この言葉には聊か無言詞を教へるにあたって、参考となるべき言葉なるによって、かかる俗言をわざと用い…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 テツシン貴尊講義 いささか宗教くさき理論にて横道に入りたる感なきにあらねど、是等は空の方向に面をむけよとの意味を語りたるに他ならねば、其心して聴くべし。 空気に感謝する心あらば空気を拝すべし。 空気は何処如何なるところにもあるならん。空気は分秒も汝の…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 テツシン貴尊講義 神と我と一体化せよと教ゆるとも事実に於て、神を見たる事なければ知らざるは当然なり。されど唯知らざる神、見えざる神ありと云ふことのみを認識なし居らば其にて可なり。 兎に角神はあるものとの念を貯へて日々の生活を営み居らば其にて可なり。 …
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 テツシン貴尊講義 先にも語りし如く尺にも足らぬ電気鰻が牛馬を倒す。 かかる備はりがある以上、人間として真の姿となるならば、如何に大なるはたらきをなすものかも推して知ることを得ん。一疋の蚤が跳ぶ力を、その蚤の大きさより、人間に比例して考ふる時は、一とび…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 テツシン貴尊講義 魂の用法に対しても、霊の方向にむくるにあらざれば、その根原を見ること難し。 諸子は生活と云へば肉体の事にのみ囚はれて、すべてを肉体に任せ居るが故に、魂も心もすべて肉体の方向にむけられ居るなり。生活とは肉体を長く世に止むることにあらず…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 テツシン貴尊講義 宇宙の中にある原子が破壊せらるれば、地上の動物は死滅することの理より空を考ふれば、空は空虚にあらず。現実性として取り扱はるるならん。原子は既に空の中の実在なれば、霊子によって組織せられたる一種の、有形物として取り扱はるるにはあらざる…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 テツシン貴尊講義 元来物事を組織し建設せんとするは生かさんがための方法にして、亡ぼさんがためのものにあらず。諸子の世界に於て戦ひを交へ多くの人命を奪ふも、帰するところは有害なるものを排除して、有益なるものに化せしめんとするの戦いなるべし。然りとせば生かさんが為の戦ひにし…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 我等は現在の諸子に対して、善悪の行ひを語るものにあらず。善を行ひたるものは極楽へ、悪を行ふものは地獄へとか云ふが如き事を語るにあらず。事の善悪如何に不拘、天界には天界の姿あり、下界には下界の姿あることの事実をそのまま諸子に語るに他ならざるなり。 五大鏡の説明に於て示したる…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 例へば一巻の書物を読む時、 その書物の中には種々様々の事柄あれど、その中に含まるるものはきはめて少なし。他は参考となるべき資料に他ならず。 故にその眼目となるべきもののみとり入れて、他のものは棄てなば其にて足る。然るにその全巻を悉く心に記録し居りては、妨害となるもののみ多…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 諸子の中には己が思ふことを彼に伝へんとして、その事柄を言葉にするあたはず。唯思ひのみはたらかせて、彼に通ぜしめんと計る時、彼は無言のうちに是を受け入れて、その思ひを満足せしむることの体験はあらざるか。眼と眼を見合せて、その思ひが彼に通ずる意味を知るや。是等を言葉なき言葉と…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 テツシン貴尊講義 諸子の言葉に天に口なし。人を以て云はしむと云ふあらん。儲子はこの言葉に対して、唯一種の形容詞の如く聴きのがし居りては、その言葉の価値はなからん。天に口なし。人を以て言はしむ。実に尊き言葉ならずや。 円海口なし。慈音を以て云はしめ居るにてはあらざるか。 又我等も同様にて慈音を以…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 テツシン貴尊講義 斯く語るとも諸子には理解すること難しと云ふ人もあらん。 諸子は一より十迄知るにあらざれば、巳の智識にて解決することあたはざる人は多し。然して其を聞き終りて然あるかと思ひなば、其にて放棄するは一般世人の習慣なり。己苦しみて理解したることは、長く存在すれど、然らざるものは影を失ふ…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 テツシン貴尊講義 有機と無機との関係には、かくも隔りたる処に一種の何ものかが、含まれあることに眼をむくれば、更にその中より新らしきものの発見することも得らるるなり。一つの言葉に於てもかくの如き、微妙なる関係あることに留意せよ。 諸子の常識と称へ居るは、凡て有形の方面より観察なし居るにて、無形…
ヒロさんの転記したものをここに掲載しています 絶対界 第八章 天に昇れば雲の上人 テツシン貴尊講義 諸子の世界は余りに有機科学にのみ囚はれて、無機科学の方面には研究の力にぶし。そは無機物の研究には、顕微鏡の及ばざるもの多き理由もあるならん。されど是等を研究するにはすべての方面より、推理力をのばさば敢てむづかしきことにあらず。 無機科学の発達によりて、更に有機と無機との中間に…