未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百六十三回 絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 無機物に対しては未だ発見なし居る物は極めて微々たるものにて、尚一層深く研究せば、更に新らしき数々の多くのものを発見することも至難にはあらざるべし。 無機物と雖も帰するところは有機物にして、 全宇宙には多くのものが既に組織せられ居るによってなり。未完成の有機無機のもののあることに迄研究せずば、学者としての任務は果されざるなり テツシン貴尊講義

ヒロさんの転記したものをここに掲載しています


絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 
第九章
不滅母霊子と無言詞の関係

           テツシン貴尊講義


 宇宙の中にある原子が破壊せらるれば、地上の動物は死滅することの理より空を考ふれば、空は空虚にあらず。現実性として取り扱はるるならん。原子は既に空の中の実在なれば、霊子によって組織せられたる一種の、有形物として取り扱はるるにはあらざるか。唯其が肉眼にて見ることあたはざるが故に、一般人には知ること得ざりしなり。 我等常に語り居る如く有機物は見ることを得れど、無機物に対しては未だ発見なし居る物は極めて微々たるものにて、尚一層深く研究せば、更に新らしき数々の多くのものを発見することも至難にはあらざるべし。 無機物と雖も帰するところは有機物にして、 全宇宙には多くのものが既に組織せられ居るによってなり。未完成の有機無機のもののあることに迄研究せずば、学者としての任務は果されざるなり。 未完成有機無機の存在は、即ち不滅母にして、その不滅母の中に、活動霊子補助霊子の力があるによって、すべてのものを作出しある事に心せざるべからず。
諸子の中には万巻の書物を読みて、其を心の中に記録なし居るならん。 其記録なし居るものが何処に備はりあるかを考へしことありしや。 万巻の書物を室内に蔵せば、是其中より何かのものを探らんとするには容易のわざにはあらざるべし。然るに心に貯へあるものを取り出さんとせば直ちに発見することを得るは何故ぞ。何処に貯へあるかをすら見えざるに、取り出さんとせば直ちに発見するは、何故なるかの理を考へしことありや。諸子は是を脳中に貯へありと云ふならば、その頭をさきて脳髄をしらぶるとも、其物の在所を発見する事を得ざるならん。然るに唯何等の法を用いずして、直に是を取り出すことを得るは、学理にて明確に答へをなすことを得るや。我等もし学者に対して質問の矢を向くるならば、学者は直ちに答ふることを得るや。 然らざるべし。然るに事実は事実なり。 思ひ出されぬと云ふ言葉は、記録しあるものを取り出すことあたはずとの意味ならん。 是等は不完全なる記録なるが故に、判明せざるのみにて恰も反古に等し、されどその反古にてもあれ、何かの場合偶然発見することもあるなり。霊の力、魂の力には、すべてこの具備ありとして考ふるならば、其は末だ中途の考へにすぎず。

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