未知日記霊話集千四百七十六回 大霊界 絶対とは如何なるものか その2 汝は汝なり。汝の身体に宿り居る霊を措いては他に頼むべきものあらざるなり。霊は霊に通じて神に帰す。霊に通ぜずば神を知ることも亦難し。されば霊とは絶対の法則の力にして、その力を作りしは神なりとせば絶対とは神を措いては他になかるべし。所謂霊は法にして、神は法を作りたるものなれば、神を措いては絶対と云ふものあらざる道理あらん。神と云はば形を聯層する勿れ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO159 絶対とは如何なるものか   その2                                                    教主寛大 講述  魂を霊に任せんとして却って心に引かるるも、是又自然の法則を曲解して逆法を択ぶによって、同化すること能はずして空しき方向に向かふ。是虚…

未知日記霊話集千四百七十五回 大霊界 絶対とは如何なるものか その1 汝等諸子は斯るむづかしき難行苦行せずとも、大自然の法則は汝等を導きてあやまたしめざる法則を作りあることは、是即ち絶対の力のあらわれに他ならず。故に汝等諸子は絶対に立ち帰りて是に抱かれ居らば誤つこと少なし。絶対の力は余りに広きが故に曲解することも又多し  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO158  絶対とは如何なるものか          その1                                                    教主寛大 講述  汝等諸子は絶対と云はば頂点に達したる所と考ふるならん。されど其等は絶対にあらず。相対関係にして頂点に達したるのみなれ…

未知日記霊話集千四百七十四回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その6 慈音をはじめこだま会の人達に円海泰岳ををくりしは、即ち親としての任務をなさしめんが為に下したる迄なり。泰岳円海は保母或は保父とみなすも可ならん。彼等は慈音をはじめこだま会の人達を幼児の其の如く考へて導き居るなれば、汝等諸子は第三者として是を見る時、幼稚園の先生が幼児を育て居る有様を見て微笑むと同様の関係あらん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO157 果して相対絶対の区別ありや   その6                                                    教主寛大 講述  幼児は自然を知らず。故に高き処より転落して傷く。幼児は空虚の何れを理解する力あらざるによってなり。故に是を導く親なかるべからず。…

未知日記霊話集千四百七十三回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その5 皆其々与へられたる職責を全うせんがための任務あるによって、男女の区は定められたるものにて、男性なるが故に尊しとか、女性なるが故に卑しとか尊卑の区別を考ふれば、其は大なる誤謬にて尊卑の区を考ふるは虚心なるが故なり。汝等諸子は虚なる肉体を重要視して、尊卑の区を定め居るはみな虚なり。早く虚心を捨てざるべからず。空心を以て肉体を観望せよ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO156 果して相対絶対の区別ありや  その5                                                    教主寛大 講述  二流界の人間は男女の区別はあれど彼等は決して傷くことなし。空の海に育ちて職衣を纏はしめられて、初めて此界の人間となるのみ。如何なる…

未知日記霊話集千四百七十二回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その4 今慈音が我に向ひて曰く、「教主の言葉は余りに平凡になるが故に、読むものは却って有難味を感ぜず。見のがし聞きのがすこと多からん。今少し権威ある言葉もて導き給はば如何あらんか」と。慈音の意中我よく諒とす。されど斯ることは取るに不足。言葉によって尊卑の区を考ふるの要あらんや。我を信ずるものは我に来れ。信ぜざるものは耳を籍すにも及ぶまじ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO155 果して相対絶対の区別ありや  その4                                                    教主寛大 講述  一人の汝は己に問ひ己に答ふ。然してその答へが確かなるあり。確かならざることも多からん。己に問ひ己に答ふるも己なり。然るに確定不確定…

未知日記霊話集千四百七十一回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その3 我何故に斯るまぎらはしき訳の分らぬことを語り居るや。徒に紙面を汚すのみにて何等効果なきことを、くだくだしく語りて何の益かある。道を求むるもの我心をよく諒として読むべし。この中に含まれたる無言詞こそ大切にして、ここに無言詞界大霊界の極妙を此まぎらはしき言葉の中に含ませ居ることと知りて、五月蠅さしとか面倒臭しとか云ふ如き考へにて読むべからず。五月蠅さくとも面倒臭くとも幾度かくりかえして読むべし。然することによってこの文意の中に無言詞の力が含まれあるによって、汝等諸子の心の中に深く喰ひ入りて、その無言詞が作用をおこすに至らば、諸子は大霊界の姿を眼のあたり見聞することを得るなり。誓ひて我は認めさせ居るなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO154 果して相対絶対の区別ありや  その3                                                   教主寛大 講述  兎に角空なり。空より空を追ひ求めてははてしなし。虚と云ひ空と云ふもすべては空なり。その空にして感じ来る様々の姿こそ、みな心の空に対す…

未知日記霊話集千四百七十回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その2 我等の言はんとするところは斯る部分的の意味にあらず。心の喜怒哀楽は肉体の刺激のみによって生ずるものにあらず。又脳髄の如何によって定まるものにもあらざるなり。是を深く研究すれば医学上に於ても更に大なる発見することもあらん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO153 果して相対絶対の区別ありや  その2                                                    教主寛大 講述  兎に角人は確かなるものを求めて是に縋りて安全を計らんとするは一般の風習にして、そのたよりとなるべきものを追ひ求め居るが故に彼是とさ…

未知日記霊話集千四百六十九回 大霊界 果して相対絶対の区別ありや その1 汝等は生に迷ひ死に迷ふ。もし其が絶対性原理を認識するならば死に迷はず、生に迷はざる道理あらん。ここに一段の工夫なかるべからず 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO152 果して相対絶対の区別ありや その1                                                    教主寛大 講述  全宇宙は変転きはまりなく動じ居るとせば絶対と云ふ言葉は成立せざるべし。即ち相対より相対へと運ばれて、唯相対の連続にすぎざるならんと諸…

未知日記霊話集千四百六十八回 大霊界 大霊界とは神の世界かその8 人より出でて人にかへることのみにて終はるものならば行ぜずとも可なり。されど人より出でて動物となり畜類鳥類等々に変化せらるる底の自由を、諸子には架せられ居ることに着眼せば、人と生れしことの有難味は覚ゆる筈なり。人は他のものに化せらるる自然の力ある以上、仏とも神ともなるべき自由も与へられ居るなり。是を知らざるが故に迷ふなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO151 大霊界とは神の世界か            その8                                                   教主寛大 講述  兎に角不善を厭ふ人は既に神がその人に宿り居るが故なり。否宿り居ることを覚りたるが故なり。不善を好まざる人は神の宿り居る…

未知日記霊話集千四百六十七回 大霊界 大霊界とは神の世界かその7 宗教者の多くはこの類の人に多し。宗教者にして信仰と云ふことを知らず、唯神ありとのみ教へ居るにすぎざるは何と云ふ愚なる事ぞと苦々しく思ふなり。神の有無に不拘不善を厭ふ人は正しき信仰者なり。汝等諸子よ、神の有無を論ずることなく不善を行ふこと勿れ。不善を行はずば是正しき信仰者なり。故に不善を好まざる人となれよ  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO150 大霊界とは神の世界か            その7                                                   教主寛大 講述  道を歩むにあたっても眼、耳、鼻、口、足すべてを道にまかせて歩み居らば怪我過誤はあらざれども、足にのみまかせて他をまかせ…

未知日記霊話集千四百六十六回 大霊界 大霊界とは神の世界かその6 徒に年月を空費なし居りては到底望を達することは困難なり。是を知る我等は諸子を誘ひて迷はしめざる安定の位置に導き入れんとして、斯くもくだくだしく筆を運ばせ居るなり。無言詞界を離れて更に大霊界の下門に移さるれば、ここに初めて自覚することを得て、迷はざる安定の地に移さるることを認知するなり。唯神を信ずるとか仏を信ずるとかのみにては其は覚りにあらず。知るにすぎざるなり。知りたりとて覚らずば何の価値もなからん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO149 大霊界とは神の世界か            その6                                                  教主寛大 講述  地上の水は水蒸気となりて上昇し雨となりて下降し、然して地上と空間とを往来なし居れど水は尽きることなきが如く、人間の霊魂に…

未知日記霊話集千四百六十五回 大霊界 大霊界とは神の世界かその5 短歌に「ちょの女が戴く桶の底ぬけて、水溜らねば月も宿らじ」と云ふを聞きたり。諸子はこの意味を知るや。ちょのと云ふ女が水をくみて頭にのせたる時、桶の底がぬけてその水がこぼれをちて彼女ははじめて大悟を得たりと云ふ。この信仰こそ大事にして得たる悟りこそ尊きなり。即ちすべてをぬぐひ去りて銘鏡となりたるが故に、宇宙の姿がありありと彼女が魂に映じたるによってなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO148 大霊界とは神の世界か            その5                                                  教主寛大 講述  其は兎に角汝等が心の五大鏡は明瞭にものごとを記録する力うすし。故に是等をみがき上げて銘鏡となすにあらざれば、天界の様を写…

未知日記霊話集千四百六十四回 大霊界 大霊界とは神の世界かその4 大空に空路あり。大海にも水路ある如く、大自然にも順路あることは諸子にも察せられるならん。自然に順ぜよと云ふことは自然の順路を誤たず歩めよと云ふことなり。先にも語りし如く諸子は彼も修養、是も修養と余分のものを多く取り入れて記録盤をあまりに多くなし居るよって、却って枝葉の道は多くなりて、ために迷ひを深くす。されば一つの道を広くし、その道を闊歩せば迷ふことはあらざるなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO147 大霊界とは神の世界か            その4                                                  教主寛大 講述  前にも語りたる如く「今聞きてすぐに忘るる身なれども南無阿弥陀仏残る嬉しさ」。此句の如く聞きたることを忘るると云ふは、記録…

未知日記霊話集千四百六十三回 大霊界 大霊界とは神の世界かその3 セイキョウ。ミキョウの如くならば全宇宙は自由自在に明暗の区を厭はず闊歩することを得るなり。何となれば彼等は光明の人と化せられ居るによってなり。己より光を放ちて歩むに何ぞ、明暗の区を考ふる必要あらんや。このことを知るならば諸子も修養修業して早く光明の人となるべし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO146  大霊界とは神の世界か            その3                                                   教主寛大 講述  記録盤(仮称)より外さるる程度の修養修業こそ望ましけれ。記録盤に記されある間は何等かの必要ありて残され居るなり。記録…

未知日記霊話集千四百六十二回 大霊界 大霊界とは神の世界かその2 夫婦は借家の如く、生るる子供は多方面より入り来る人なりとして考ふれば可ならん。是を大きく天界にあてはめて考ふれば、夫婦と云ふ世界に他界より上り来りて住居するもの、皆同じ人にはあらざるべし。此理に基きて考へを廻らさば親子兄弟たりとも、みな同じ所に住居することの難き理は推して知らるるならん。仮に汝が儲けたる子が幾人かありとして、一人は九流界に、一人は十流界に、更に一人は十一流界へと、皆其々異なりたる所に運ばるるは、みな其々の役目と運命を異になし居る故なり   教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の四                        NO145  大霊界とは神の世界か            その2                                                   教主寛大 講述  親は天界に至り、子は地獄に堕る場合もあるなり。親子兄弟悉くが現在より未来へと居を同じうするものならば、下界に於て苦み…

未知日記霊話集千四百六十一回 大霊界 大霊界とは神の世界かその1 大霊界より二流界或は一流界に移されたるものと雖も、最早全宇宙は自由自在に己がものとして往来することは自由にして、命ぜらるれば汝等の世界にも至り、又十一流界以下の処にも自由に往来すれど決して転落するものにあらず。すべてのものを救はんがために往来なし居るなり。是等はみな己の任務を全うせんがための往来なり   教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界  巻の四                        NO144  大霊界とは神の世界か            その1                                                   教主寛大 講述  無言詞界に於て行なり任務終りたる後は、その悉くが一様に大霊界に移さるるやと云ふに然らず。無言詞界を離れて後又其々の任務あるが故…

未知日記霊話集千四百六十回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その14 汝等諸子は旦にめざめ夕に眠る。この界は時間空間なきが故に、分秒も休む隙はあらざるなり。汝等諸子の眠り居る間も我等は働き居るなり。諸子の如く疲れたりとて身を横たへ、退屈なりとて物見遊山に行く如き気まぐれの行為をなすもの一人としてあらざるなり。任務するが故に楽しきなり。勤めなければ退屈とならん。つとめはたのし。故に我等は楽しみより楽みの連続にて苦みと云ふことを知らざるなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                        NO143  心に伝ふる無言詞と魂に伝ふ無言詞の相違   その14                                                   教主寛大 講述  汝等諸子の世界に於てすら科学の力進みて、地球は小さくなりたる感じを抱き居るならん。何千年以前の地球ならば機械器具の…

未知日記霊話集千四百五十九回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その13 摩擦なければ艱難苦痛は伴ふものにあらず。我、斯ることを語らば机上の空論なりと一笑に附するならん。我等は決して汝等諸子に空論を語りて何の益かあらん。唯紙面を汚すのみの教へならば何等の価値もなし。我等は諸子の世界の如く時間空間を有する所を早く離れしめて、天界の大自然に浴さしめんがための導きなれば、決して隙つぶしの空論を語り居るにあらず  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                        NO142  心に伝ふる無言詞と魂に伝ふ無言詞の相違  その13                                                   教主寛大 講述  感じを変へると云ふは無言詞を有言詞になさんとする、術なるべし。未知を既知になさんとせば感じによって組織するにあらざれ…

未知日記霊話集千四百五十八回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その12 金銀財宝は玩具の如し。是を珍重するが故に己が心魂の大事よりも尚大切なりと曲解せば、物質の奴隷となる。蓄積したる財産を保護せんがために倉を建て番人をおき、然して日夜盗人の現はれはせぬかと戦々恐々たる如き行為は、修養修業の妨げなること云ふ迄もなからん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                        NO141  心に伝ふる無言詞と魂に伝ふ無言詞の相違  その12                                                   教主寛大 講述  近代の宗教者が誤ちたる考へより世を害し居ることあまりに多し。精神修養をなさんとして却って傷くこと多し。是等は根本を誤…

未知日記霊話集千四百五十六回 大霊界 無言詞の働きは空に属するか その11 汝等諸子は己の欲する所を択びて勝手に行きたき所に行くべし。釈迦は極楽行の空路を作り、イエスは天国行の空路を作り、孔子は人の行くべき道を作り出せし迄なり。我等の諸子に示めしたる図面によって更に新しき空路を作らば、釈迦イエスの如くなる宗教者となることも其は諸子の考へに任すもよし。諸子は此図面によって宗教者たらんとせば宗教者となるべし。其は随意なり。敢へて止むるものにあらず  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界       巻の三                        NO140  心に伝ふる無言詞と魂に伝ふ無言詞の相違  その11                                                   教主寛大 講述  斯くすればかくなると思ひて迷ひ居らば、斯くなるの連続にしてはてしなし。未知日記に於て汝等諸子は猫の例話を聞きたるなら…