感応論   第四巻   帰魂と気光素との関係   テツシン貴尊講義  2020.12.29

感応論    第四巻    気光素との関係    テツシン貴尊講義   2020.12.29


 気光素とは気体と光波の結合としたる原素より生ずる働きなる事は屡々述べたる如くなれば、帰魂によっての気光素の働きはと云ふについて、聊か語りおかざるべからず。汝等に最も分り易き例にて語らば、心は魂なる師について遊学し、意は魄なる女性の師によって留学し相互共に学業を終えたり。その学びし学問とは即ち気光素なりと解すべし。学徳具はると云ふは、気光素完備すと云ふに匹敵するなり。然して心なる男子は、魂なる父にいざなはれて我家に帰り、意なる娘と結婚するに及びて家庭は整ふ。ここに若夫婦と老夫婦との学徳即ち気光素の力の働きはいよいよ従来と異なり、大学の学理を応用して優れたる本性を発揮するに至ると同様なりと聞かば、汝等も諒解する事を得たるならん。汝等小学、中等学校に学べる気光素を土台にして、高等に進まんとするにあたりて文学気光素、理学の気光素天文地学の気光素、或は医学の気光素に親の命ずるまま、或は己が希望にまかせ、親の許しを得て其々の学業気光素にて大学を終りたると同様にして、其他政治経済法科工科等々、気光素、はその特性の分野に応じて働く故に、すべて人間及び他の動物の持つ本能は気光素に依て現はさるると云ふも敢て過言にあらず。魂は霊なる父に従はず、魄は母なる霊に順ぜず、心も亦父なる魂の戒を用いず、意は魄なる母の教へに反して気光素は完全なる働きをなすべき筈なし。汝等は幼稚園に遊ぶ小児の如しと思はざるや。今悲しと思ふとも直ぐ忘れ、今笑ひしと思へば直ぐに怒る等の如き有様にては、心意魂魄の結合は容易ならず。然りとせば心意魂魄はその別々の行動をなすに依て、決心決意も得られねば従って気光素は、光(こう)気別々に分解されて、全き働きをなし得るを得ざれば使命を果すあたはざるに終らん。斯くては神に対して申訳あるべからず。一日も早く気光素を完全に働らかせ得る方法を考案工夫して己が個性を見出して一路邁進せんことを願ふ。

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