感応論   第四巻   留意留魄について    その2   テツシン貴尊講義  2020.12.23

感応論  第四巻  留意留魄について  その2   テツシン貴尊講義  2020.12.23       臍の緒と盲腸についての研究を急げ・・・・


 汝等母の胎内にありて発育したるは即ち臍の緒のつながり依てなり。生れ出でては既に要なしとて切りはなされて今日に至る。然らば果して臍は無用の長物なるかと云ふに実は然らず。今日の医学上にては未だ研究を進められざるに古来の医者は聊か研究をなし居たり。然れども現在の学説に圧倒されて消滅し、昔の論説は迷信として打破せられたり。もとより生理学上の見地より考察すれば一種の斑点にすぎざるも、精神上の見地より見る時は研究を要するなるべし。是に関係しいいささか語らん。
  気圧の肉体に関する影響は近頃医学界にも研究を進め居る学者も少なからず。この気圧の影響は何によりて肉体に及ぼすかと云ふに、即ち臍によりて現はるるなり。即ち外気は臍より通ふなれば臍は最も大切に守らざるべからず。意魄の気体は腹を守り、心魂の光体は脳を守る。故に気体を誘導するは臍より腹に臍より腹に入ると知らば可なり。彼の人より云はれし言葉は腹にグットと来たと云へるなども臍の仲介なり。病は口より入るばかりにあらずして多くは臍より入るなり。
未だ体内にて邪魔者扱ひにせられ居るものに虫様突起なるものあり。是と臍との関係深く精神に及ぼす影響は大なり。臍と盲腸は決して無用の廃物にあらざる事をミキョウに代わりてここに附言す。
 世の中に神の作りしもの如何でか無用のものあらんや。用ゆる法を知らざる故なり。感応論の本題に入らば臍の用途はまだまだ出で来るぺければ今は是にて止めん。留意留魄は臍の例に見る如く、体内に在りて斯くも種々なる方面に活躍し一方には魂心と力を合はせ、一方には肉体を補佐しあるなり。是に依て見るも光体の理論はほゞ推知諒解なせしならん。されば魂魄一如とならば、気光素の働きも頷き得ると我は信ずるなり

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