感応論    第四巻   霊に対する気光素の関係   テツシン貴尊講義  2020.12.19    テツシン貴尊講義

感応論    第四巻   霊に対する気光素との関係   

テツシン貴尊講義     2020.12.19


 ここに至りて汝等は又迷ひの感にせめらるるならん。そは霊は肉体の全身を飽和しあるとせば、気光素と同様にして、何れを霊となし何れを気光素と考ふべきかと迷ふならん。是を一言にて答ふるならば、即ち地球の空間は気光素にして、空間諸共飽和せるは霊なりと云ふことを得るなり。然れども霊と気光素についての解釈は今少しく詳細なる説明を要す。そは放心帰心の法を修するに必要なればなり。
 気光素の働きは霊の存在に依て生ずる現象なる事は、行法にも亦自在論にも述べたる如く
偉大なる働き有りて、その根元を尋ぬれば、即ち霊の力あるによりてなり。霊はもとより即ち霊の力あるによりてなり。霊はもとより空源力によって人々の個性を生かし居る源なれば、神の命に出でて神の命にかへるなり。我、この説明をなすにあたりむづかしき文字をつらねて説かば、我は容易にして又易し。されど年少者或は大衆には諒解に苦ますのみにして、その真を得せしむるあたはざることを思ひ、可成り平易に分解して諒せしめんと苦むなり。されば汝等我苦心を察して判読以てその大意を会得せよ。
 さて汝等の魂魄は汝等が母体に宿りて、肉体共に母の霊にて発育し肉体整ふと同時に、汝の親なる霊に抱かれて浮世に出でたるなり。斯くて霊は気光素を以て魂魄を育て、魂は気光素の光素を受けて心を作り、魄はその気素を基として意を作り、霊と方向を異にして働く肉体の父母は、己等の魂魄心意にて浮世の有様を基として育て行ける結果、大切なる霊は徐々に忘るるに至りしなり。故に気光素は魂に従へば光素を働かせ、魄に従へば気素を働かせ、霊に従ひて始めてその全体の働きをなす。故に気素光素は霊より生じたる力なりと推定することを得るなり。
 此気光素こそは地球の気候と調和しあるに依て、その国々土地々々の風土気候に順ずるを以て、人種の性質の異なるもみな気光素の働く相違による。又人体に及ぼす病気などに関する影響も気光素の変化によると知るべし。故に霊なくんば気光素は生ぜず。気光素なくんば魂魄は空しと云ふ結論に達す。霊と気光素との関係概要は先づ斯くの如し。気光素の原理について詳しき説明は光明論に説かるべし。

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