未知日記講話集   こだま会日誌  百二回  十一月一日  泰岳貴尊講義講義

未知日記講話集   こだま会日誌  百三回  十一月一日  円海貴尊講義


五月末日以来始めてこだま会集る。
今日から私も完成したから遠慮なくはつきり断言して物を言う。
今迄は教主様におさへられて断言出来なかった。
之からは不明確ないい加減な事は話さない。
二心を排して言行を一つにする様、心と言葉と一つにする修行せよ。
二枚舌を使うな。心にもない事を言はねばならぬ時は黙する事。


皆の家庭の事情もわかっている。
二つにものをわけて考へるから、ああ言へばこうだと反抗する。
いやな人間の話だと言葉を聞かずに反抗する。相手が誰であろうと正しい言葉は聞くべし。
之が出来る様になれば魂と心は一致する。
素っ裸になって話を聞く事。世渡りも同じ。
貧を隠す為に表をかざる。故になほ苦しみは多くなる。
絶対であれば、貧乏は貧乏で、金持ちは金持ちで結構。そのままに暮らして行けばそれで楽である。貧者が金持ちの真似をしてもそれは無理。だから不安が伴う。
地位名誉を得た人は、自分の力でそこまで保って来たと考へるのは間違い。
それは自然がさせたものであって、その人の力にあらず。自分の力が偉いからと思ふのは間違い。だからこれを落とすまいとして苦しむ。すべては天分個性による。
自然をまげる事は出来ない。曲げようとするから苦しむ。
自分の個性を知らないから苦しむ。個性を知り、之に従へば苦しむ事なし。
運とは、はこび、運が悪いのは運びが悪いからである。之は自然をはづれるからである。
自然に従って歩めば運は開ける。
自然に従へと言ふ事では人々にピンと来ないから、神の言ふ事を聞けと言ふとピンと来る。
だからそこいらから神は産まれる。
病人が労働するのは不能。之は自然に外れるからである。
良一、教育法及び職業について、欽情氏より質問したるに対しての御答へ。
ああしてはいけない、こうしてはいけない等と言う世間の事柄を教へ込まずに育てる事。
音楽で音感の教育をする。そして音から物事を教えるよう導く事。

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