覚者慈音983 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の七  四光の世界  セイキョウ貴尊講義

覚者慈音983
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の七 
教主講、セイキョウ貴尊解説
悟道篇  下
四光の世界



                セイキョウ貴尊 講述
                   2019.5.18


 理ある事にも理なき事にも信仰の薄く鈍き人あり。斯る人は実にこまる不憫なる者なり。世に云ふナマクラモノとは斯る輩を指すならん。斯る人は利己主義或は自尊心の強き人に多く見受けらるるなり。慎むべきことにこそ。自尊心強き人は己の分に過ぎたる考へを貯へあるによって反射力は極めて強く、為に物事を受け入るるも是が判別せんと云ふ心を起さざるのみならず、己の智慧に依て独断的に事を行はんと計る悪癖あるによって他の言葉は聞き流して敢て心意に止めざれば、魂魄に通ぜざるによって信仰は得られざるなり。世の中には斯る人の多きは遺憾とす。然らば斯る人は絶対信仰は得られざるかと云ふに実は然らず。彼等は他人に先んじて何ものかを得んと内心あせりて外見は自若を装ひ居るなり。されば是に適する方策を以てせば彼等と雖も正しき信仰は得らるるなり。又優柔不断にて是も非も別段心に止めず唯其日々々を安らかなれば良として己の向上を願ふにもあらず、又世界の推移(うつり)変化の様を見聞して無関心にて己等如きもの出でても何等なす能はざればとて傍観する如き人には信仰心も亦きはめて薄弱なり。世に希望を失ひたる人は信仰の程度も従って薄弱なり。是等の人にも心意魂魄霊の具備ある以上導く方法を以て誘へば必ず従ひ来るは必然なり。斯る人と雖も飢ゆれば食を求めんが為には汲々たるべし。此理より打算して誘ふ道を考究して行はば必ずや後より余儀なく従ひ来り、果は深き信仰者となるものなり。汝等たとへ如何なる傲慢無礼の人たりとも憎みしりぞくる勿れ。気を長くして共に交はり、人道に誘導して前途に光明を与へしめよ。愚なる者、弱き者には慈悲の心もて是を遇せよ。嘲り嗤ふこと勿れ。汝等は愚者弱者にてはあらざるか。さればこそ神の御手は汝等が頭上に置れたるなり。汝等も神の慈悲心をくみとりて此心を心として人に接すべし。汝等には学すべきこと極めて多けれどもすべてを慈悲心の養成に努力する法として学ぶなりと心得よ。四光の法則の根原は慈悲と愛より生じたるなればなり。

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