覚者慈音979  未知日記 第六巻 光明論   下巻 光明論 巻の七  四光の世界  セイキョウ貴尊講義

覚者慈音979
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の七 
教主講、セイキョウ貴尊解説
悟道篇  下
四光の世界


                セイキョウ貴尊 講述
                   2019.5.13


 四光の法則に従はば順視逆視は同時に行はれて物を処理するによって、過失を犯すことなし。然るに汝等は是を知らざるにより常に過失を犯すなり。汝等平常は心のみ働かせて意に止めずとの言葉を口にし居るにはあらざるか。心のみの働き意のみの働き魂のみ或は魄のみと個々に働かせて他を休止しあるは、三宝の法則にすら合はざるなり。故に過失多きは当然なるべし。恰も多くの水槽に水を貯へながら常に一個の水槽を用いて他を放棄するに等し。他の水槽の水は混濁して必要の時の要を弁ぜざらん。汝等は頭のみ働かせ腹の働きをなさざるにより智慧の水は濁りて任務を果さざるなり。教主の教へられし頭腹一体の法によって悟を得たらば、四光の道理は明らかとならん。是は四光の法則に合へばなり。三宝の世界より四光の世界に到らんと願ふならば此法を措いて他には方法はあらざるべし。
 もとより難行苦行を行ふ者には他に幾多の法を行はしむれど、汝等の如く日々を多事に暮す者の修行は此法によらば安全にして、効果は顕著なるは教主の保証せられたる如くなり。自問自答は魂魄の融和を計り、頭腹一体の法は五根肉体の融和を計る大法なりと知るべし。我の云ふ五根は心意魂魄霊の五っを指したるなり。汝等この法を行ひて完全なるさとりを得よ。然せばすべては夜の明けたる如く夢より醒めたる如く明朗とならん。汝等は未だ覚らずとも此法を多くの人に教へて共に共に悟の妙味を味はしめよ。然して何れの人が悟するの早きかを競争せよ。是は争ひにあらずして融和の道とならん。汝等は勧むる功徳共に成仏と云ふにはあらざるか。一人にても多くの人を導けよと我は奨むるなり。
 三宝の世界なる汝等が国々の人類みな覚醒(めざ)めて四光の心に変ぜしむるならば、平和は永久に持続するは疑ひなし。汝等に語るも詮なけれど九流界に於てすら人命を損ふ如き戦争はあらず。人類同志は実に平和なり。然しながら世界を進捗(すすま)しめんとして八流界に矛を向け居るは事実なり。されど汝等の世界の如く武器を用いて物を破壊する如き野蛮の行為はなさざるなり。彼等の戦争は智慧と智慧の争ひにして肉体戦争などは毫も行はざるなり。

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