覚者慈音978 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の七  四光の世界  セイキョウ貴尊講義

覚者慈音978
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の七 
教主講、セイキョウ貴尊解説
悟道篇  下
四光の世界


                セイキョウ貴尊 講述
                   2019.5.13


 汝等の世界の政治には群雲あるに依て雨多くして作物稔らざる如き姿なるに依て風波起り争ひを生じ掠奪は行はれて安からぬ年月を不安の中に送るにはあらざるか。汝等の口にする言葉には、「月にむら雲花に風、国に盗人家には鼠」とか云へるにはあらざるか。国の政治家には盗人とならざるよう注意せよ。家を整へる者、鼠とならざる用心せよ。魂魄霊を四光とせば肉体の三宝界の様に変化を来し、四光に変らんとの状態を示めす。即ち無数の手足無数の顔無数の眼を作り出したる人の如くならん。行者の通力を得たりと云ふも是なり。汝等が国日本の民主主義と称へ居るは肉体本位の主義にして、三宝主義なれば永久の平和は望みがたし。されば人界主義に改めて四光政治を行ひて永久の平和を計るべし。肉体のみ肥え太りても精神の健全ならざれば人としての価値なし。精神のみ健全なりとも病弱ならば働きをなす能はず。身心共に健全ならしむるには四光の法則に基きて実行せば人界の向上発達はもとより人類の幸福は永久に得らるべきなり。四光の法則に従へば自己を顧みず、他の為に尽さんとの心が心の底より湧き出づるなり。行者が一切衆生の為に身を捨て、犠牲となすも亦犠牲となるも、四光の法則に合ふに依て自他の区は除かれて全く一体となるによって相互が安全に救ひ救はるるなり。今迄汝等のなし居たる修行は魂(こん)を中心として一方は肉体に一方は魄をたのみとなすによって誤ちは多し。されど魂を肉体に任せ、魄を霊に任す四光の修行をつむを要す。斯くなさば肉体は魂に従ひ魄は霊に順じて魂魄の間に無極無の働きてここに全く安心の境涯となるなり。汝等の迷ふ処のものを我は知れり。其は心意魂魄霊の区を明らかにするを得ずして苦むならん。汝等斯ることに拘泥して空しく光陰を空費する勿れ。如何に修行をなすとも是が心、是が意、是ぞ魂、是ぞ魄との区分を明白に知ることは難き故なり。何となれば心意の働き或は魂魄の働きに依て肉体の姿、又は態度に変調を来すならば斯る時は心意の働き、斯る時は魂魄の働きと区別なして説明もなし得られ又理解もなし得らるれど心意魂魄の働きにては肉体に何等変調を来すことなければ其区別を明白にすること能はざればなり。されど肉体に変調を感ぜしむるは霊なるによって、是のみの説明は容易にして汝等も亦理解するを得るなり。然してその変調と云ふも俄かに威厳そなはりたる人格に変ずる如く見え或は身をふるはす等の態度を示めすは偽はりものなり。霊のはたらきとは唯空にし自己を感ぜず、肉体に暖味を感じ何となく快感に充たさるるのみにて他には別段とり止めて語るべきことはあらざるなり。霊の感応についての詳細なる説明は追々語るべけれど、汝等は心意魂魄の区を自覚せんとあせりて却て修行を遅延なし居るは宜しからず。斯ることに頭を悩まさんよりは寧ろ自問自答、頭腹一体の銘法を信仰して常住坐臥是を行ひ居らば、心意魂魄の区も従って自覚するを得ん。又是を促進せしめんが為には衆を会して互に問題を持ちよりて相互に語り合ひて研究すれば相励み励まされて目的達成は速ならん。是も亦一法なるべし。

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