未知日記霊話集千四百十六回 大霊界 信仰の力 その1 我等は慈音の如き無智無学の人間を択びて、是に実を伝へ、然して諸子を導かんと計りたるなり。されば諸子は己の今日迄学びたる諸子の世界の学問を先づ捨てて、我等の説を信じよ。然することによって汝等が今日迄学びたる学問は、はじめて其威徳を現はすに至らん。一旦棄てて又其学問を応用せよ。是即ち信仰に入る最初の一法なるべし  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                         NO100 信仰の力        その1 教主寛大 講述  信ずる力の強弱によってその程度も従って異なる。汝等諸子は空虚をこもごも信ずるによって迷ふなり。是は智慧の程度の如何による。汝等諸子の世界より我等の説を聞き居るによって、正しき方向に信を向くることあたはざるなり。故に我等は慈音の如き無智無学の人…

未知日記霊話集千四百十五回 大霊界 空の信仰、虚の信仰その4 我等は諸子に対して天界の学問を、些少(いささか)たりとも知らしめんとして努め居るに対して、諸子は是を迷信とか妄信とか称して受け入れることを好まざるが故に、我等の労苦も水泡に帰すること多し  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                         NO99 空の信仰、虚の信仰          その4 教主寛大 講述  汝等諸子の世界に於て疎ぜられ居る白痴者も、愚者もみなその悉くを引き上げて、天界のものたらしめんと計り居るものは、天界の学者なり。天界の学者は宇宙のすべてを救はんとする、正しき学問を学び居るが故に、汝等世界のものと雖もすべてをあまさ…

未知日記霊話集千四百十四回 大霊界 空の信仰、虚の信仰 その3 汝等諸子の世界にては学問すれば賢者と云はれ、無学の徒は愚者として疎ぜらる。その賢愚は正しき賢愚にあらず。未来の天界を早く知りて是に足を向けたるものこそ、我等に云はしむれば真の智慧者なり。是は諸子の世界の学問にては知ること難し。諸子の世界には天界の学問はあらざるなり。故に我等の伝へ居る事柄は、天界の学問なりとして学ばば可ならん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                         NO98 空の信仰、虚の信仰          その3 教主寛大 講述  天界は遠からず。近き処にありと語り居るは是なり。汝の肉体は汝なり。その肉体を支配するものは汝の心なるべし。既に汝には天界を与へ給ひ居るにてはあらざるか。その心して高く高く引き上げられんことに力めよ。然することによって身も心も共に救…

未知日記霊話集千四百十三回 大霊界 空の信仰、虚の信仰 その2 「何事のおはしますかは知らねども、勿体なさに涙こぼるる」と云ふ、短歌のある如く、涙こぼるる底に迄化せられ行かば、決して神を離るるものにあらず。我を産みし親は何処にありや。その親に今一度対面したしとの心より親を慕ひ行かば、汝の親は汝を離るるものにあらず。常に汝に来りて汝を守護せん  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三                         NO97 空の信仰、虚の信仰          その2 教主寛大 講述  兎に角空信と虚心は相似て異なる区別あり。汝等諸子の想像はすべて虚心に属すること多かるべし。我等が語る神を信ぜよと云ふ言葉も諸子は誤解して、神とは空虚のものなりとして信ずることあたはず、迷ひを深くなし居るなり。溺るるものは藁をも掴む…

未知日記霊話集千四百十二回 大霊界 空の信仰、虚の信仰 その1 優智者は空信を知り。劣智者は虚心に陥り易し。迷信妄信を信ずるは劣智者にして、正信確信を知るは優智者なり。空信と云ふは智慧のすぐれたるものにあらざれば知ること難し。空信を得んとならば宜しく智慧を研くべし。空信虚心はすべては智慧に帰す  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の三 NO96 空の信仰、虚の信仰      その1 教主寛大 講述  物事を信ずると云ふは智慧の如何による。智慧のすぐれたるものは確定したるものを信じ、智慧の劣りたるものは迷ひ多き為、不確定をも信ずるによって、此処に掲げたる空の信仰、虚の信仰の二種となるなり。衆人の中には不確定なるものを確定と信じて、其が為に過誤多きを我等はよく知る。愚者は迷ひ賢者は惑は…

未知日記霊話集千四百十一回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その7 人と人との交はりに於て、約をたがへること多けれども、神との約を結べば必らず約をたがふることあらざるのみか、その約を忘れたりとて、神は忘れ給はざるなり  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO95 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その7 教主寛大 講述  空は神なり。実は神の姿なり。又神の恵みなりと考へて行ぜよ。汝の心も魂もすべて空ならん。故にすべてを心魂にまかするにあらざれば、人としての道を明らむる事は困難ならん。心も魂も空にまかす事を得るならば、実の肉体は是に伴ふ他なかるべし。…

未知日記霊話集千四百十回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その6 汝等諸子は神前に拝むは所謂外を拝むなり。又己の心に何か感じたる時有難しと拝むは内を拝むなり。是等の拝みは一体化したる拝みにあらず。外にも通じ内にも通ずる底の拝みならざるべからず。眼に見えねど神はありと云ふ程度に迄信をきて拝みするは、是即ち真の内外観にして、その拝みこそ天にも通じ地にも通ず。所謂六合(りくごう)に通ずる拝みならざるべからず  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO94 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その6 教主寛大 講述  空なる方向に導くには無言詞ならでは完全なる教へはなし難し。故に有言詞をかりて、その言葉より、無言詞を伝へんとはかり居る迄なりと知るべし。学者の言葉を借れば学者と見られ、宗教者の言葉を借れば、宗教者とみらるるは是非もなきことなり。さ…

未知日記霊話集千四百九回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その5  所謂諸子の肉体は、動物性なるが故に、その動物性をぬけ出でて魂の世界、即ち仏界に生まれかはれよとの教へと思はば、敢て頭を丸めて寺に入るの必要もなからん。頭を丸めて寺に入りたりとて、動物性に囚はれ居りては往生はなり難し  教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO92 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その5 教主寛大 講述  我等は諸子に法を教へ居るなり。然るに諸子はその方法を学ばんとなさざるが故に、認識把握することを得ざるのみ。我等は導かんとして努力なし居るにすぎず。故に法も伝へ居るなり。然るに、諸子は法を学ばんとせず。我等の教へを聞きのがして我もの…

未知日記霊話集千四百八回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その4 セイキョウ。ミキョウ共に人身より学び来りて、斯くも偉大なる程度に引き上げられたりとして、汝等諸子も学ばば如何! 汝等諸子の肉体には、斯くもすぐれたるそなはりを与へられ居るにてはあらざるか。空しき方向に走りて魂屑となり、或は一個の塵に化せらるる如き行ひをなし居りては、唯我独尊の価値は失はれん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO91 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その4 教主寛大 講述  音楽によって天界を知り。また宇宙の大儀を観察する程度迄延ばし行かば、魂の有無は解することを得るなり。古来より音楽を学びて動物性より、人間性に進化して往生したる人も少なからずあるなり。大気音波の分秒も休止せざるが故に、近代の如く居な…

未知日記霊話集千四百七回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その3 学者は己に架せられたる学問にのみ囚はれて、却って他を害すること多し。是等は慎まざるべからず。一つの話を聞きて其は迷信なりとして聞きのがし居らば、己が研究の力は進まざるべし。たとひ迷信なりと思ふ事柄に対しても、何かその中に潜在し居る有益なるものあらざるやと云へる点迄、思考力を延ばし居らば、その事柄より一つの道が開かれて己が研究の力となる事も多かるべし。学者は濫に物事を斥くることなく研究する力を養ふべし。然らずば大発見をなすこと難からん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO90 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その3 教主寛大 講述  とにかく物の真髄をきはむるにあらざれば、枝葉にのみわたり居りては到底物の理を明らむる事は得られざるは当然ならん。学者は己に架せられたる学問にのみ囚はれて、却って他を害すること多し。是等は慎まざるべからず。一つの話を聞きて其は迷信な…

未知日記霊話集千四百六回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その2  宗教は哲学易学を生み哲学易学は宗教を生みたりとして考ふれば可ならん。故に科学するものはすべて易学哲学を基として研究するにあらざれば、新しき発見をする事は難かるべし。科学者にとりて最も大切なるは哲学易学なりと云ふも過言にはあらざるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO89 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その2 教主寛大 講述  汝等衆人はよく口にするところをきけば、話をききても腹に這入らぬとか、頭に入らぬとか称へ居るにてはあらざるか。是等の事柄より推知せば、腹も天界頭も天界と云ふに対して迷ふことなかるべし。今汝は天界に座し居るなり。然して頭も天界にむけら…

未知日記霊話集千四百五回 大霊界 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その1 全宇宙のそなはりが縮小されて、現はされたる汝等が肉体なりとして考究するならば、肉体を支配するものは心にして、心を支配するもの魂なるべし。その魂と云ふは即ち無言詞階に匹敵す。然してその魂に通じてはたらきをなさしむるものは霊なり。この霊を大霊階と見て思惟せば、すべては解決するならんと思ひて修養の道を広くせよ 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO88 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ  その1 教主寛大講義                                       全宇宙のそなはりが縮小されて、現はされたる汝等が肉体なりとして考究するならば、肉体を支配するものは心にして、心を支配するもの魂なるべし。その魂と云ふは即ち無言…

未知日記霊話集千四百四回 大霊界 未来観 その五 汝等に教へたる厳戒の辞、是等も無言詞をあらはさんがための符号にすぎず。わずか一六音より全宇宙に伝わりて通ずる無言詞を、わずか一六の符号にて知らしむる簡単なる符号が、伸びゆけば大なる威力をあらわす。斯かる尊き、否巧みなる名文は何処にある!仏教者の拝みする七字の題目六字の名号、是等もみな無言詞を現はさんがための縮小語なるべし。されど厳戒の辞とは相似て異なるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO87 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  破滅なしたらば任務に服することあたはざるを知るによってなり。是等は無言詞より未来を覚りてなし居る姿にして、もし彼にしてそれを知らざれば肉体を苦めて破滅せしむるならん。彼は肉体が不憫なりとて要求するがままにまかせ居れど、決してきままをなさし…

未知日記霊話集千四百三回 大霊界 未来観 その五 汝等諸子は符号を多く知りて、種々様々名文とか美文とか称し居れど、是等を知りたりとて学者にも智者にもあらざるなり。一冊の辞引を手にして我は大学者なりと云ふに等し。辞引は符号を集めたるにすぎざるなり。さればこそ国々によって言葉にも相違あり。文字亦然あるならん。符号を用いずしてすべての事を知らしめ、すべての事を悟らしむるにあらざれば、広大無辺の宇宙全宇宙のすべてを明らむることは難し。故に言葉なき言葉にあらざれば、正しき教へを全界に伝ふることあたはず。されば無言詞の大切なる事は是によりても知らるるならん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO86 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  一つの円周を紙に描くと同様にして、描き終らばその円周が何れがはじまりにて、何れが終りなるやは判明し難からん。継目のなき円管は何れよりはじまり、何れにて終りたりやと示めさるれば、判明し難きと同様なるべし。されど是等に於ても終始の定まりあるに…

未知日記霊話集千四百二回 大霊界 未来観 その五 宗教者は是等の人を屈服せしむる事すらなし難きことにて、宗教の論説を如何に口賢く語るとも、是等は真の宗教者にはあらざるなり。  我、無言詞階大霊階のことを語るに対して、かくも余事にわたりて論説をはしらせ居るは何故かと云ふに、無言詞階及び大霊階のそなわりあるによって、汝等衆人の心魂霊ははたらきをなし居ることを知らしめんがためなり。心の無言詞、魂の無言詞、霊の無言詞等々の区別を、深く認識するにあらざれば、無言詞階及び大霊階の様は知ること難きによってなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO85 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  汝等衆人の中には世渡りの苦痛に堪えかねて、親子一家自殺をなす如き事は、日々絶えやらずあるを我等はよく知る(昭和二六年四月二三日記)  されど我等は是等に対して憐れみの心よりは、寧ろその罪を厭ふなり。斯る人達は心のみの働きにて未だ魂のはたら…

未知日記霊話集千四百一回 大霊界 未来観 その五 大慈大悲の霊気に化せしめられたるものは、真の霊気に同化したる人にあらざれば得難し。大慈大悲の霊気に同化したる人はすべての大悪は、消滅して影を没す。故に悪はなさざるなり。愛するが故に憎むと云ふ如き、愛にはあらざるなり。この愛を名づけて大慈大悲の心と云ふ。この心迄魂に従はしめざるべからず 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO84 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  霊気は同化力を有するが故に、互いに交はる素質を有す。人の心も霊気なるが故に、交はらんとする方向にむけられ居ることは察せられるならん。愛する云ひ憎むと云ふも、交はらんとする心より生ずる現象にして、その方向の如何によって或は愛となり、同化せず…

未知日記霊話集千四百回 大霊界 未来観 その五 芸術家は芸術によって天分を知り、農夫は農によって、天分を知る。是等はその道によって、己の肉体が偉大なるものなりと云ふことを認識する具備を、有し居るによって知ることを得るなり。然るに芸術家は其伎にのみ囚はれて、大切なるさとりを得ることあたはずして終る人は多し。ここに一例をあげて参考とせん 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO83 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  汝等諸子は天分とは何かすら知らざるならん。己に架せられたる天分をも知らざるは、斯る大なる恩恵の徳に潤ひ得る事を解せざるが故なり。芸術家は芸術によって天分を知り、農夫は農によって、天分を知る。是等はその道によって、己の肉体が偉大なるものなり…

未知日記霊話集千三百九十九回 大霊界 未来観 その五 全宇宙の具備が縮小されて、現存なしたるは汝等の肉体なるべし。よって、汝等の肉体を全宇宙と心得て、その肉体を基として研究なすほか他に方法はあらざるなり。汝等諸子は斯くも偉大なるものを授けられあるに不拘、是によって道を求めんとせず、訳もなき悪戯事にのみ、囚はれ居りては、神の慈悲に対する任務を果す事あたはず。早くめざめて反省したるものこそ勝利者なり。其者こそ神の使命を全うしたる人なるべし 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO82 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  汝等諸子は、常に無言詞界の言葉を聞きて、有言詞に囚はるること勿れ。すべてを無言詞にまかせよ。無言詞は汝等諸子に罪となることを教へざる故なり。もし無言詞より罪となるべきことを教へられたるならば、其は心の働きにして魂のはたらきにあらず。心にも…

未知日記霊話集千三百九十八回 大霊界 未来観 その五 汝等諸子は己の犯したる罪を早く懺悔して甘んじて審判(さばき)を受けよ。然して罪業消滅すれば、其にて天界はゆるされて自由の身となることは明らかなり。汝等の心は余りに秘密多くして塵埃を重ね居るが故に、魂は混濁して光彩を放つことあたはず。肉体の審判は一時的の苦みによって消滅す。されど心魂の悩みは永久とならん。故に諸子は秘密を貯ゆること勿れ 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO81 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大講義                                 慈音が五大鏡、八大門を見聞したりしも、即ち無言詞を有言詞に化せしめたる現はれなり。兎に角無言詞界のはたらきは、すべて斯くの如き関係あるによって、一見すれば何の影もなく姿も無き秘密…

未知日記霊話集千三百九十七回 大霊界 未来観 その五 秘伝とは即ち斯くの如きものにて伝ふべき者には伝へ、伝へて益なきものには却って害とならん。知らざるものには知らしめてこそ、其徳は顕著(あらはる)れど伝へずば何等の価値なからん。神の世界にはみな其々の分野に応じて法も授け、すべてをかくすと云ふことあらざるなり 教主寛大講義

未知日記講義第一二巻  大霊界    巻の弐                         NO80 大霊界とは如何なる場所か   その3 教主寛大 講述  秘密と云ふ言葉に対しての意味を先づ考へざるべからず。汝等が思ふ秘密とはかくすと云ふ方面に解釈なし居りては、正しき秘密の意味を認識すること難からん。我の語る秘密とはかくすの意味にあらず。顕現(あらは)さんが為のそなへを云ふなり。是等に関して…