未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の三 NO100 信仰の力 その1 教主寛大 講述 信ずる力の強弱によってその程度も従って異なる。汝等諸子は空虚をこもごも信ずるによって迷ふなり。是は智慧の程度の如何による。汝等諸子の世界より我等の説を聞き居るによって、正しき方向に信を向くることあたはざるなり。故に我等は慈音の如き無智無学の人…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の三 NO99 空の信仰、虚の信仰 その4 教主寛大 講述 汝等諸子の世界に於て疎ぜられ居る白痴者も、愚者もみなその悉くを引き上げて、天界のものたらしめんと計り居るものは、天界の学者なり。天界の学者は宇宙のすべてを救はんとする、正しき学問を学び居るが故に、汝等世界のものと雖もすべてをあまさ…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の三 NO98 空の信仰、虚の信仰 その3 教主寛大 講述 天界は遠からず。近き処にありと語り居るは是なり。汝の肉体は汝なり。その肉体を支配するものは汝の心なるべし。既に汝には天界を与へ給ひ居るにてはあらざるか。その心して高く高く引き上げられんことに力めよ。然することによって身も心も共に救…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の三 NO97 空の信仰、虚の信仰 その2 教主寛大 講述 兎に角空信と虚心は相似て異なる区別あり。汝等諸子の想像はすべて虚心に属すること多かるべし。我等が語る神を信ぜよと云ふ言葉も諸子は誤解して、神とは空虚のものなりとして信ずることあたはず、迷ひを深くなし居るなり。溺るるものは藁をも掴む…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の三 NO96 空の信仰、虚の信仰 その1 教主寛大 講述 物事を信ずると云ふは智慧の如何による。智慧のすぐれたるものは確定したるものを信じ、智慧の劣りたるものは迷ひ多き為、不確定をも信ずるによって、此処に掲げたる空の信仰、虚の信仰の二種となるなり。衆人の中には不確定なるものを確定と信じて、其が為に過誤多きを我等はよく知る。愚者は迷ひ賢者は惑は…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO95 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その7 教主寛大 講述 空は神なり。実は神の姿なり。又神の恵みなりと考へて行ぜよ。汝の心も魂もすべて空ならん。故にすべてを心魂にまかするにあらざれば、人としての道を明らむる事は困難ならん。心も魂も空にまかす事を得るならば、実の肉体は是に伴ふ他なかるべし。…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO94 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その6 教主寛大 講述 空なる方向に導くには無言詞ならでは完全なる教へはなし難し。故に有言詞をかりて、その言葉より、無言詞を伝へんとはかり居る迄なりと知るべし。学者の言葉を借れば学者と見られ、宗教者の言葉を借れば、宗教者とみらるるは是非もなきことなり。さ…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO92 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その5 教主寛大 講述 我等は諸子に法を教へ居るなり。然るに諸子はその方法を学ばんとなさざるが故に、認識把握することを得ざるのみ。我等は導かんとして努力なし居るにすぎず。故に法も伝へ居るなり。然るに、諸子は法を学ばんとせず。我等の教へを聞きのがして我もの…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO91 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その4 教主寛大 講述 音楽によって天界を知り。また宇宙の大儀を観察する程度迄延ばし行かば、魂の有無は解することを得るなり。古来より音楽を学びて動物性より、人間性に進化して往生したる人も少なからずあるなり。大気音波の分秒も休止せざるが故に、近代の如く居な…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO90 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その3 教主寛大 講述 とにかく物の真髄をきはむるにあらざれば、枝葉にのみわたり居りては到底物の理を明らむる事は得られざるは当然ならん。学者は己に架せられたる学問にのみ囚はれて、却って他を害すること多し。是等は慎まざるべからず。一つの話を聞きて其は迷信な…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO89 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その2 教主寛大 講述 汝等衆人はよく口にするところをきけば、話をききても腹に這入らぬとか、頭に入らぬとか称へ居るにてはあらざるか。是等の事柄より推知せば、腹も天界頭も天界と云ふに対して迷ふことなかるべし。今汝は天界に座し居るなり。然して頭も天界にむけら…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO88 自己の肉体に有する大霊界とは何処ぞ その1 教主寛大講義 全宇宙のそなはりが縮小されて、現はされたる汝等が肉体なりとして考究するならば、肉体を支配するものは心にして、心を支配するもの魂なるべし。その魂と云ふは即ち無言…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO87 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 破滅なしたらば任務に服することあたはざるを知るによってなり。是等は無言詞より未来を覚りてなし居る姿にして、もし彼にしてそれを知らざれば肉体を苦めて破滅せしむるならん。彼は肉体が不憫なりとて要求するがままにまかせ居れど、決してきままをなさし…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO86 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 一つの円周を紙に描くと同様にして、描き終らばその円周が何れがはじまりにて、何れが終りなるやは判明し難からん。継目のなき円管は何れよりはじまり、何れにて終りたりやと示めさるれば、判明し難きと同様なるべし。されど是等に於ても終始の定まりあるに…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO85 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 汝等衆人の中には世渡りの苦痛に堪えかねて、親子一家自殺をなす如き事は、日々絶えやらずあるを我等はよく知る(昭和二六年四月二三日記) されど我等は是等に対して憐れみの心よりは、寧ろその罪を厭ふなり。斯る人達は心のみの働きにて未だ魂のはたら…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO84 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 霊気は同化力を有するが故に、互いに交はる素質を有す。人の心も霊気なるが故に、交はらんとする方向にむけられ居ることは察せられるならん。愛する云ひ憎むと云ふも、交はらんとする心より生ずる現象にして、その方向の如何によって或は愛となり、同化せず…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO83 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 汝等諸子は天分とは何かすら知らざるならん。己に架せられたる天分をも知らざるは、斯る大なる恩恵の徳に潤ひ得る事を解せざるが故なり。芸術家は芸術によって天分を知り、農夫は農によって、天分を知る。是等はその道によって、己の肉体が偉大なるものなり…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO82 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 汝等諸子は、常に無言詞界の言葉を聞きて、有言詞に囚はるること勿れ。すべてを無言詞にまかせよ。無言詞は汝等諸子に罪となることを教へざる故なり。もし無言詞より罪となるべきことを教へられたるならば、其は心の働きにして魂のはたらきにあらず。心にも…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO81 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大講義 慈音が五大鏡、八大門を見聞したりしも、即ち無言詞を有言詞に化せしめたる現はれなり。兎に角無言詞界のはたらきは、すべて斯くの如き関係あるによって、一見すれば何の影もなく姿も無き秘密…
未知日記講義第一二巻 大霊界 巻の弐 NO80 大霊界とは如何なる場所か その3 教主寛大 講述 秘密と云ふ言葉に対しての意味を先づ考へざるべからず。汝等が思ふ秘密とはかくすと云ふ方面に解釈なし居りては、正しき秘密の意味を認識すること難からん。我の語る秘密とはかくすの意味にあらず。顕現(あらは)さんが為のそなへを云ふなり。是等に関して…