覚者慈音899  未知日記 第六巻 光明論   上巻 光明論 巻の四  数遊び  教主寛大講義

覚者慈音899
未知日記 第六巻 光明論       
上巻 光明論 巻の五 
明鏡篇  その五
第五の明鏡   その2
一体の力、一如の力、そして天皇陛下のこと


                教主寛大 講述
                2019.⒊25                        174番


 今数字にて見たる如く初めより一なる数字をたてて是に違背かざるにより如何に大なる数に広がり行くとも、しめくくりを固くして動ずることなく安全にして永久不変なり。然るに偶数を見るべし。他より無縁の一を借らざれば、自らは忽ち危き結果を見するに至る。此無縁の一とは何に相当なさしむべきか。先づ汝等の国日本には古来神代より天孫降臨して天皇と云へる活神を造り、是を一の宗教となしたるにて今日迄皇統連綿たりしなり。然るに他に諸々の宗教あらはれて却て天皇宗教は阻害せられて亡び、亡ぼされんとなり居るは遺憾なり。天皇宗教を保持せば汝等が国は永久無窮なるべし。恰も奇数の一を保ち居るに等しければなり。然れども偶数の如く相互が相談してたてたる無縁統轄者は稍々もすれば争乱を惹き起す憂と危険あればなり。汝等今や民主主義、共産主義社会主義等々に耳を籍し、又是に属せんとなし居れど、是は偶数々字の遊びに等しかるべし。


 其ともあれ偶数に入り来る無縁の一の如く働くものありとせば、是を修養に対する関係について何か応用すべき事柄のあるならんと思ひを廻らし見よ。例へ偶数を夫婦と見なせば其に対する無縁の一は何に相当するか。夫婦となるについての仲介者とも見られ、又夫婦となるべき縁とも見らる。然して夫婦となりての後の愛とも見られ、又相互をつなぐ絆とも見ることを得るならん。此一の絆一の愛一の情が加はればこそ、夫婦父母兄弟姉妹朋友知己果は子孫に至る迄永遠の平和は持存するなり。若し此一の絆を断たば四分五裂となりて我儘の振舞をなして争闘動乱を惹起して互に亡ぼし、亡ぼさるる結果を招来す。即ち偶数に見る無縁の一を除去したると同様なり。所謂無縁の一の力は斯くも深き意義を有す。汝等の修行修養により無縁の一は何に相当するや。曰く、神の力なり。神の霊光なり。汝等の人身を受けたるは奇数の親なるべし。故に汝等は父母兄弟親戚は親しく又睦じきなるべし。又他人と見れば偶数の関係となるによって無縁の一なる融和を借らざれば親密とはならざるならん。是等の事柄をよくよく考へ合はせ見よ。実に面白き働きあることをも発見せん。 

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