覚者慈音894  未知日記 第六巻 光明論  上巻 光明論 巻の四 第五の明鏡その2  教主寛大講義

覚者慈音894
未知日記 第六巻 光明論       
上巻 光明論 巻の五 
明鏡篇  その五
第五の明鏡   その2



                教主寛大 講述
                2019.⒊ 24                        170番


 霊は智慧なり。智慧なるにより、よって諸々の働きを得せしむる力の原動力となる。所謂空源体性は空源力を起して、気源体性及び光源体性を分つも是即ち智慧の働きなり。今汝等明鏡を見て此智慧の動ずる様を知りたる如く、霊は霊を圧し気は霊を圧し、光は光を圧するによってすべては組織され、又破壊さるるに至る。悪魔は是を応用して破壊のみに専念し、すべてを滅亡せしめて己の界のみを作らんとするに汲々し居るなり。汝等我先に悪魔は無し、即ち悪魔は汝等が作ると云ひて、今悪魔が己の世界を作らんとすと聞かば矛盾も甚だし。教主は偽はりを説くなるかと迷ふならん。汝等が心の悪魔はすべて斯くの如くの有様なることに留意すべし。破壊せんが為の破壊はもとより悪にして破壊せんがための組織も亦悪魔の行為なり。是に反し組織せんが為の組織は善魔の部に属す。汝等の日常生活を見るに組織せんがための破壊の行ひは稀にして破壊せんがための組織は極めて多し。何となれば暴利を得んがむ為不正の品を作る。是等は破壊せんがための組織に属す。又敵を倒さんとして地雷を敷設し或は武器を作り、或は様々の軍略をめぐらすも破壊のための組織なり。亡ぼさんが為の殺人はもとより、破壊なれば是等の行為こそは悪魔の行ひなり。然らば組織の為の破壊は既に汝等も知る処なれど、組織の為の組織とは如何なる事かと云ふに人に不善を犯さしめざるよう道理を説きて、正しき道に進めしむるは是組織の為の組織なり。又正しきものを賞するは組織の為の組織にして不正のものを罰するは組織のための破壊とも見らる。是等の道理よりすべてを観察なして行はば過誤はなかるべし。大凡四線法則に従ひて是に依て処理する時、組織の為の破壊より分解融和組織に至る迄組織のための組織に合ふ故、意を用いて行はば可なり。即ち霊光はすべてに和して最後には悪を振り落して善に化するの理に合へばなり。

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