覚者慈音880    未知日記 第六巻 光明論  上巻 光明論 巻の四  教主寛大講義

覚者慈音880
未知日記 第六巻 光明論       
上巻 光明論 巻の五 
明鏡篇  その五
念力と神通力

気光素と光気素の関係


                教主寛大 講述
                2019.⒊ 16
                     157番


 気光素の働きは斯くも微妙なれど空源力と相和せずば働きも従って鈍し。汝等は此説を聞きて空源力は気光素を作る根源ならば心と念との関係に於ても同様ならん。然るに気光素のみの働きと空源力とを何故区別なして用ゆるかとの疑問も生ずるならん。又其と同時に空源力と気光素の区別の必要もなからんとの質問もあるならん。其等に対していささか説明を加ふべし。
 因より気光素は空源力に帰するを以て其力の原動力は空源力に相違なきも気光素に分解されては其趣きを異にするを以て個々別々の区分に分つなり。例へば一つの会社を例に取れば会社は空源力にして、其部課が気光素或は光気素と称ふるに等し。即ち空源力は平面絶対にして気光素或は光気素は相対性の関係にをかれあるに依てなり。汝等此理より考ふればすべては判明したるならん。空源力は平面絶対なるによりて善悪共に通ずる事も亦知ることを得たるべし。気光素と空源力の関係は大要斯くの如し。次には気光素と光気素について知りをくべき事柄の二三を語りをかん。



         気光素と光気素の関係



 仮に気光素を男性と見なす時、光気素は女性と見なされ、又光気素を男性と見なせば気光素は女性としての関係となる。されど気光素の働きは光気素に比して最も働きの力は大なり。汝等の世界は光気素の働きを用い居りて、気光素の用法の範囲は少なし。故に心理状態或は政治経済に至る迄光気素主義なるに依りて、人心の安定を欠きて争闘は絶ゆる事無きなり。今第九流界に於てすら気光素政治なるにより民衆は安定して汝等の世界の如き争闘は稀なり。早く国民は覚醒めてせめては気光素政治経済主義に転換して平和の世界に建てなほすべき事を我は望み居るなり。気光素と光気素との関係は表裏の相違となる。或は陰陽陽陰の姿なれば是を使用するについても、其行ひ其用法によって正不正の区は転倒して正と思ひし事が、結果に於て不正となる。表裏の関係によるなり。されば是を用ゆる方法によりて光気素も気光素となり、気光素も光気素と変ずる道理あるべし。汝等の世界は衣食住の不安あるによって働かずば喰ふを得ず。喰はんが為に止むなく働くと云ふ現象を呈し居る故に争闘は絶えざるなり。何となれば働かずして安楽に喰はん事を欲すれば従って此処に無理を伴ひ果は悪質なる方面に傾くを以てなり。汝等は働かんが為に喰ふと豪語し居れどそは表面にして事実は喰はんが為の働きなる事は如何に言訳なすとも我等はよく知る処なり。何ぞ欺かるべけんや。

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