未知日記霊話集千七百五回  帰途案内記 NO125 滅せざる魂を滅せざる処に到らしめなば、其にて我等の任務は達成せらるるが故なり。されば世人は我説に耳を傾けて、信不信は兎に角聞きをくに止むるも可ならん。又信じて疑はず到る処迄到るも可ならん。何れにもあれ、我等の任務として伝へをくなり。世人にして我説を聞き、その順路を辿りて歩みを進め居らば、決してあやまたしむる事はあらざるなり セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の二
転界の巻 
NO 125
セイキョウ貴尊 講述

                    
 余事は別として上界に上らんとする転界法には完全なる稔りを、魂に得せしめずば望は叶ひ難し。ここにも亦注意なしをく事あり。魂を原子の学説より研究して、滅不滅の議論を戦はす日も近きにあらん。されど原子によつて魂の如何を云々すとも、其は到底望まれざる事なり。是等に関してもテッシン貴尊が詳細語らるる故に我等は避けて次に移るべし。是も亦参考迄に知らせをくなり。
 学者はたとえ如何なる理論を以てすとも、霊魂不滅は事実に於て証明なし居るによつて、我等は学説の如何には耳を傾くるものにあらざる事は、注意迄に語りをくものなり。

 滅せざる魂を滅せざる処に到らしめなば、其にて我等の任務は達成せらるるが故なり。されば世人は我説に耳を傾けて、信不信は兎に角聞きをくに止むるも可ならん。又信じて疑はず到る処迄到るも可ならん。何れにもあれ、我等の任務として伝へをくなり。世人にして我説を聞き、その順路を辿りて歩みを進め居らば、決してあやまたしむる事はあらざるなり。
 人智は如何にすぐれたりとて、学問は人智によつて作られたるものなれば、その程度には限度を有す。我等の語る処は神智をうけて語り居るなれば、決して世人を迷はしむるものにあらずと承知せよ。神智は広大無辺にて人智の比にあらず。故に神智を信ぜよとすすむるものなり。何となれば神智は人智の親なるが故なり。神智なくして人智の生るる道理あらんや。神智によって育てられたる人智は、益々拡大強化せられて進歩発達なし行くの理も、世人は既に承知なし居る筈なり。世人は早く人智を棄てて神智を求よ。然らずば永久不変の処に転界することは難し。迷ふこと勿れ。又疑ふことを止めよ。転界の論旨は是によって理解なしたるならん。よつて転界の巻は此あたりにて筆を止め、更に次の篇に説を進べし。

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