未知日記霊話集千六百九十八回  帰途案内記 NO118 所謂原始時代より現今に至る迄何億年かの廻転なしたる地球は、進化なし居るにてはあらざるかを想像せば、自づと理解は易からん セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の二
転界の巻 
NO 118
セイキョウ貴尊 講述

                    
 我今チより出でてチに帰り、シュより出でてシュに帰ると云ふ言葉を用いたり。是に対しても亦不審するならん。すべてものの始りは千より生ずるものならば、シュより生ずるものあらざる筈なりと。是は尤の如く思はるれど事実はさにあらず。シュより生るるとは既にチの領土を越えてシュより生るるなり。即ちシュより生るるとも、キュより生るるとも其はチの徳を有するが故にこそ生るるにて、是を世人に分り易く説明するならば、音楽に於て一越調平長調など云ふありて、一越調は一越を基音となし、平調調は平調を基音となす。されど基音と云ふに変化(かはり)なし。斯くの如くの姿にて千と云ふ言葉は、即ち基音と云ふものの代名詞と考ふれば、シュも亦基音なるが故に、千となる関係あるなりと知らば可なり。みなそれぞれ化せられたる分野によって生ず。
 例へば千より出でてシュに転界し、更に進んでシュより出でてキュに転界すると見なして考ふれば、始めは千より生れ、次にはシュより生れ、更にキュより生れたる関係となるなり。故に千より出でて千に帰れば、其は同じ場所を廻転なし居るにて上昇したるにはあらず。千より出でてシュに転界すれば其は、一段の上昇なしたるて其を正しき転界と云ふなり。汝等の世界に於てすら此姿はそなはりあるなり。所謂原始時代より現今に至る迄何億年かの廻転なしたる地球は、進化なし居るにてはあらざるかを想像せば、自づと理解は易からん。

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