未知日記霊話集千六百八回  帰途案内記 NO 27 太陽系宇宙に散在するすべての星を、太陽によって保持せらると云へる学説も、軈ては覆さるることもあらん。汝等の数学より計算する時引力圧力光と熱などによって計算なすとも、其のみにては適確なりとは云ひ難し セイキョウ貴尊講義


未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の一
大序の巻 
NO 27
地球の学者達へ

セイキョウ貴尊 講述
                  
 故に斯る微々たる智慧を先づすてて、我等が説を聞き、然して其によって新らしき発見をなすことに努力せば、却て望みは速かに果さるること疑ひあるべからずと、我等は促すものなり。
 近代汝等が世界の学者達の或る一部に、太陽系以外の独立星ありと伝へ居ることを我等は耳にす。この説に対して可否の論議を交ゆるとも其にすら証明を与ふること難かるべし。太陽系宇宙に散在するすべての星を、太陽によって保持せらると云へる学説も、軈ては覆さるることもあらん。汝等の数学より計算する時引力圧力光と熱などによって計算なすとも、其のみにては適確なりとは云ひ難し。是等については順次説明を与ふべけれど,兎に角現在の学理を今一歩きはめ進めて研究せんことを望む。現在の科学にのみたより居りては誤謬多し。星を測定するに何光年或は何百光年と計算なすとも、星によりてはその計算の如くならざるものきはめて多し。汝等の世界より観望して一光年と測定したる星の中にも十光年のものもあり、又十光年と計算したるものが僅かに一光年なるものもあるによって正しき測定とは云ひ難し。汝等は光と云へば唯太陽の光を聯想して其によって測定をなし居るにすぎず。故に斯くも誤謬を生じ居るなり。
 光の中にも曲光波と直光波の区別ある事に対して先づ研究するの要あらん。光は即ち二種に区別するにあらざれば正しき測定はなし難し。世人の研究なし居るは即ち混合性光波なり。故に是は曲波にて是によって計算すとも誤差の生ずるは当然なるべし。太陽の光線をさへぎらば曲波変化す。されど直光波は如何なる障害物を以てすとも是をさへぎることあたはざるが故なり。この理は現今の学者と雖も察することを得るならん。些か枝葉にわたりたり。もとに復すべし。兎に角世人の智慧は浅し。故に科学は遅々として進まざるなり。今少し活眼を開らきて大なる心否大なる魂に化せしめよ。然して先づ天理を正しく認識し、後その智能を応用して学理をすすめなば、軈ては大発見をなして世を益すること多からん。

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