小林正観さんの話、「楽しい話の収集家」の生き方その三


小林正観さんの話、続き  「啼かなくていいホトトギス」より


仮に、10人の茶飲み友達がいたとします。月に一回集まってお茶を飲み、あるいはコーヒを飲み、ケーキを食べるという仲間がいるとします。その10人が集まって、10人が10人ともこんな話をします。
「この一か月で、こんな楽しい宇宙の法則を見つけました」
「こんな楽しい宇宙の方程式を見つけました」
「どうもこんな風にしたら、こうなるみたいだ」
「こういうふうになっているみたいなのよね」

という話を10人が10人とも10例を持ち込んで話をしたら、その会はどんなに楽しいものになるでしょうか。
それを一年12回続けたら、なんと10個ずつの情報が12個、120個集まる訳です。
「こうすると楽しい」
「こうするとおもしろいよね」
という話が、自分一人では1年に12個かもしれませんが、10人の仲間だったら、120個も集まるのです。
自分がその収集家でもあると同時に、友人達もそういう話の収集家である。そういう集団の中にいる人達は、本当に楽しく幸せな人生を送ることが出来るのではないでしょうか。
情報の数が、友人が10人いれば10倍になる訳です。友人が20人いれば20倍になるわけです。そういう友人が100人いたら、なんと情報量は100倍に膨れ上がります。
そして、その100人が集まって話をすることになれば、朝方の5時、6時、7時迄しゃべって全く眠る時間がなくても話が終わらないことになります。皆が、


「こんな宇宙法則があってね」
「こんな宇宙法則を発見してね」と
笑顔で語り合っていたら、会った人たちは眠らないでもずっと話を続けます。私のまわりの人たちは、みんなそういう人になつてしまいました。
良き仲間と一緒に行くと、場所はどこでも楽しい日々になります。田圃の畦道に行って、おにぎりをたべていても楽しいのです。良き仲間と一緒にいる時が、幸せの本質だからです。
自分を高める必要などありません。努力して頑張って人と比べ合って競い合って、自分が抜きんでる必要など全くありません。
良き仲間を沢山増やしていつて、その人達と楽しい宇宙法則や楽しい宇宙方程式を交換し合い、自分の情報も増やしていき、それによって人生を作り上げてゆく。
その情報をその法則や方程式を使いこなして、自分の人生を彩り豊かなものにしていく。そういうことが自分の人生を豊かにします。

「ありがとう」を沢山言い続けると、その「ありがとう」を言った数だけまた言いたくなるように現象が降って来る。

「ツイてる」という言葉を沢山言っていると、その「ツイてる」という言葉を沢山言いたくなるように現象が降って来る。
そういう風に宇宙の構造がなっています。宇宙の法則がそういうものでできているようです。
ですから、特に選ばれた人が、天を味方につけられるというものではありません。
誰でもが天を味方にすることができます。
誰でもが神様を味方にすることができます。
そのように言葉を使っていけば、その言葉のとおり、言った言葉をまた言いたくなるように現象が降ってくるのです。

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