小林正観さんの話、「楽しい話の収集家」の生き方その一


「小林正観さんの「啼かなくていいいいホトトギス」より



世の中にはたくさんの問題があるようです。
政治の問題、経済の問題、教育の問題 もう数え上げればきりがないほどに、これが問題だ、あれが問題だ、ということが出て来るにちがいありません。ですが、私は宇宙の法則なり方程式なりを研究していて、こういうことに気が付きました。
問題だ、問題だというのと同じくらいに、実は、宇宙には楽しい法則や楽しい方程式が存在しているみたいだ。
問題だ、問題だというものが1000あれば、楽しい話、楽しい宇宙の法則.方程式が1000個あるのです。で、私はこういうふうに決意したのです。問題点を指摘する人間ではなくて、楽しい話の収集家になろう。こういうふうに数十年前に決めました。こうすると、こうなるらしいという楽しい宇宙の法則、楽しい方程式の収集家になろうと決意したのです。ですから、私の話の中にあれが問題だ、これが問題だという話は、ほとんど出てきません。
たとえば、天才たちが育った家には、共通項がありました。それは同じタイプの母親が存在したということです。同じタイプの母親とは、子供を称賛し、いいところを探し、褒めたたえた。いいところをピックアップして、それを探し、褒めたたえ、さらにまた良い所を探しては、それを褒めたたえたということです。第一章のところで吉田松陰のことを書きましたが、吉田松陰は同じことを門下生の塾生にやりました。良い所を探し出して、それを一人ひとりに教える。そこを指摘してあげるということをやったのです。
問題点を探すのではなく、同じ数だけ存在する楽しい法則や方程式の収集家になる。そう決意したのです。そして、これをやって来た結果、全部で2000個の宇宙の法則を手にいれることになりました。

たとえば、トイレ掃除をしている人は臨時収入や仕事に恵まれる、というような宇宙の法則もその一つです。どうしてそうなるのかというのは、よくわかりません。
江戸時代に水野南北という観相家がいました。この人は、人相、手相、墓相、骨相、いろんなものを観たのですが、必ず例外が存在するということで悩んでいました。ところが何十年か占いの世界で研究をしてきた結果、万に一つの誤りもなしという方程式に気が付きます。それは、食にあるというものでした。

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