覚者慈音14     九流界の面白い伝説   九流界の天才児

九流界の世界について
やあ、milkさんおひさしぶり。ちょつと時間はいいかな
九流界の生活をもう少し書き続けてみます。
九流界も八流界もみな一個の如く考えると大きな誤りになります。二流界以下の界は数多くあって、ただひとつのものではありません。唯、一流界なるところは、全宇宙にひとつだけあるそうですが、その界の広さは無限大にして境界の定めることができないほどの、厖大な広さだそうです。
仮に私たちの住む地球の状態を十流界と規定するなら、そのひとつ上の世界は九流界になります。その九流界の上、中、下部の人ともなれば、私たちの世界に智者、学者として尊ばれている釈迦、キリスト程の知識を、殆どの人がもっているそうです。そして八,七流界に至っては少児といえども釈迦、キリストの智慧をもっていると云われている。いわばこの八流界、九流界という社会はまるで、私たちから見たら神仏の世界であるといえます。丁度、一般の宗教において語っている神仏とは、あたかも九流界、或いは八流界の人類の如きを想像して考えておるのかもしれません。私たちから見るとこの世界は天国にもみえ、又極楽にもみえるからです。
地球人の殆どは、全宇宙に釈迦やキリストに居並ぶ程の優秀な人はいない、と堅く信じて居られます。なぜなら彼らは仏であり、神の子であるからという理由からです。
私も釈迦、キリストを尊崇する気持ちは人後に落ちないほど持ち合わせています。
なぜなら地球が生んだ最高の人種であることを当然知っているからです。彼らが行った奇跡の数々は現代科学があと五百年も進化しなければ、その原理がわからないであろうと云われている。それほど彼らは抜きんでた存在でありました。
未知日記の著者の一人であられるセイキョウ貴尊は、この九流界の社会を次のように述べられています。


「斯かる処は天界の最低位に属すと知るべし。斯かる信仰なし居りては肉体滅後に於てのみ、斯かる安楽境を求むるの他なからん。されば我等の説を聞きても其有様を、己が心に取り入れて理解する事は難かるべし。肉体を有する間にせめては三流界以下の事柄を聯想して修養なし。然して肉体消滅せざる間に九流界をつくる事に努力せば可ならん。然することによって知識は進み、然してその智識のそなはるによって上界の姿は、次第々々に認識することを得るなり。肉体存在する間に九流界に至り居らざれば、滅後其れ以上の界に上ることは難かるべし。世人は現在の人生を最高と考へて徒に自尊心のみ強くなし居れど、其は井中の蛙に等し。早く大海の広きを知らざるべからず。」 と


九流界に面白い伝説がありますのでそれを紹介します。
この界に於て一人の奇形児を生みたる夫婦ありました。彼等夫婦はいたく恥じて審判所に訴へ出でて、是を天使にたづねました。
天使曰く、「此奇形児は不具者にあらず。汝等の界を栄えしめんがために生れたるものなれば大切に是を養育せよ。然して是にクラアズと名づくべし。」と
クラアズとは天界語にして是を日本語に訳すれば優秀なる智慧の塊子との意味があります。この奇形児は長ずるに従って、何一つ教へもしないのに、何事をも知らざる事がなく、政治経済はもとより、農工業或は理科学等々何一つわきまへざるものがなく、界の人類をして向上発達の道を開らきました。よってこの界はその一人によつて既に八流界にまで進化したそうです。故にこの界の名称を今もクラアズと名づけられておるそうですよ。彼の奇形児は後に至つて雲を呼び、天界へ去りたりと云ふ伝説もあります。よってこのクラアズの世界には、彼の教へに従ひて世を栄へしめたる徳をたたへて、今も尚智慧すぐれたるものを見れば、彼はクラアズなりと称へておるそうです。この地球にもそのような超天才児が現れることを期待したいですね。
ではmilkさんごきげんよう。またね

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