未知日記   第十一巻   絶対界   第一章  霊空界不滅母霊子について   テツシン貴尊講義2021.02.17

未知日記   第十二巻  絶対界   霊空界   不滅母霊子について続きテツシン貴尊講義  2021.02.17


 此微妙なるものあるが故に、智慧は拡大強化せらるるなり。この両者に保持せられあるが故に、霊魂は永久不滅なることも推してうなずかるるならん。神の世界は何処にあると聞かれなば、是に対して明確なる答へをなすことも得るならん。今は緒言として語りたるにすぎず。されどこの両者のことを正しく認識する人あらば、今後の説を聞かずとも智慧によって察することを得る筈なりと、テツシンは思ふ者なり。全宇宙の中に種々様々のものの造られある事に対しても、無用のもの一としてあらざることの理も、従ってうなずかるるならん。宇宙を構成するには高き温度も又低き冷却も必要ならん。その他静動、生死、悉く分によって定まる理も、自づと察せられる道理あるなり。諸子は絶対と云へばすべてを尽きるものと考ふるが故に、相対との区別を切り離して考察すれば、其は大なる過誤にして、絶対の中にも動静の区あるが故に、絶対は成立するものにて、諸子の考ふる如きすべては静止して働らかざる所を、絶対と考ふるならば誤謬なり。絶対なるが故に暫時も休止することなく尽きる処なく保持するを、絶対として研究せば可ならん。諸子の思ふ物の理をきはめ尽くして、その極致を絶対と考ふるは、一般人の常識なるべし。されど其を我に云はしむれば其は終末にして絶対にあらず。絶対とは如何にきはめ尽くすことあたはざるが故に、その程度の測り知れざる所を、絶対と云ふなりと思ひて、今後の説を聞かれん事を望む。

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