感応論   第五巻   無形の感応について   その2   テツシン貴尊講義


未知日記  第五巻    感応論    無形の感応その2    テツシン貴尊講義


 感応の原理を詳細に説明して汝等に満足せしむるは容易ならねど、此書は感応書信集と思ひて学びおくべし。例へば火にも水にも、草にも木にもみな悉く感応の力ありと教ゆるとも、汝等には到底理解するあたはざらん。故に初学より追々学びて後にあらざれば無理と思ふなり。汝等は常にエネルギーとか云へる言葉を口にし居れるを我は聞く。是をかりに精力と訳すと仮定せんか。何か其処には精力にては不充分なりとの考へ起るならん。されば是を何と訳せば可ならんと思案するそのエネルギーと云へる言葉は、耳か或は眼より入り来る感応にして有形なれど、その持つ意味は即ち無形の感応と云ふ結果となる如く、一個の言葉に於てすら斯くも複雑なる理論あるを知らば、感応の理論は一朝一夕ならざると知り得るならん。又是を精力と現はさば此意味は知らるるを以て有形一つの感応にて、無形の感応は現はさるなり。汝等は是に対し想像と混同するなかれ。深く追及して考ふべし。この他無形の知らせとか、或は理由もなきに不安の感に襲はるる等は皆是無感応なるは云ふ迄もなし。心に感ず、意に止むる。或は肝に銘ず、魂に徹す等々この中には無の感応作用によるもの多し。

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