感応論  第四巻   思ひを広く貯えよ   その壱      テッシン貴尊講義  2021.01.10

感応論   第四巻   思ひを広く貯へよ  前日の続き  その2 テツシン貴尊講義  2021.01.14


我を思はず他を思ふ放心放魂に合ひ、我を省みるは帰心帰魂に合ふ。思ひを広くせんとならば、己に囚はれありては決してなし得るあたはず。さりとて口には易けれど行ひは難し。難きをなせよと云ふは無理か不法か、又理屈かと云ふに我答ふ。理屈にもあらず。不法にも無理にもあらずしてなし得るなり。なり得るなりと。何となれば汝等はなすべき術を知らざればなり。すべて物事には道なかるべからず。道なきを歩まんとせばそは無分別なり。我は道を説き居るなり。理屈は語らず。されば我を忘れて他の為に真をなすには、先づ自己を知りて後にすべし。己を知るとは道につく一歩なればなり。我を知るとは何を知らば可ならんかと云ふに、己の力と己の分限を知らば可なり。然るのち力及ばずと知らばみだりに進むべからず。力尽きて倒るる憂ひあればなり。力に合はば進べし。不安の思ひは二心にて自他に着けるより通ずるなし。斯る時はなるとならぬを考ふる事なく盲進すべし。

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