覚者慈音1425  未知日記 第九巻  因果論  人身篇一  インショウ、ミキョウ貴尊講義

覚者慈音1425
未知日記 第九巻 因果論       
第一の巻
人身篇一 
         インショウ、ミキョウ貴尊 講述                     2019.9.17
 第十三  易について六時の関係


 昔は一日を十二時(とき)と定め暗を六時(とき)明を六時(とき)として其を尺度となし、現在はその六時を倍加せしめて明を十二暗を十二と定め居れど帰するところは六の倍数に過ぎざるならん。然りとせば現在も数に於て変化なし居れど根に返らば同一なるべし。一年三百六十五日是も亦十二の倍数ならん。現在三百六十五日と計算なし居れどその五日の相違も四年間に一日の閏を加へて計算する時は是も十二の倍数となること、昔の三十日或は二十九日の閏月を加ふると同様の計算となり居る事も既に世人の知る処、宇宙の連行に関してこれは十二の数を用いて計算なす時は、その大要は推知する事を得る便あるに依てならんと我等は考ふるなり。
 音律の法に於て順八逆六と云ふ法を案出なしたるも即ち数に依て計算したるものにして、九の陽数より六の陰数を現はしたるも是即ち順八逆六の法に依て案出せられたるも世人は知り居るならん。即ち眼に依て音を知らんとせば、尺度を用い又耳によつて音波を知らんとらば波長によって計算せば明らかに知ることを得ん。即ち音波と尺度は常に反比例なし居る故なり。尺度を定むるには三分の二にて計算し、音波は是と反対に二分の三を用いなば明らかに知る事を得るによってなり。
 古今を通じて音楽は世界共通の言葉なりと云ひしも是に依て察するを得るならん。例へば九の数を陽として順八逆六をたしかむる時、九の三分の二は六となる、故に九と六は陽陰の関係ある事を知るならん。すべてかくの如きところにも見らるる如く数は世人を導くに便なる重要資料なるべし。さりながら現今の高等数学に依て全宇宙を観察する事は難しと断言して憚らざる道理あるなり。三流界五流界に用い居る数学と世人の用いある高等数学にも表裏の関係あるを我等は知るによつてかく断言する事を得るなり。余事は別として易に依て六時を定めたるもすべて音楽的呂律の関係よりかく組織せられある事をここに説明なすに止めん。先にテッシン講録に於て我が語りし時刻九一、八二、七三、六四、五五、四六の法則を参照せらるればこの六時の理は明らかに知る事を得ん。依て是に止めて他は省略す。 

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