覚者慈音1028 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の八 大悟録 上 第三章 キュの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1028
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の八 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  上
第三章 キュ の 門


               テッシン貴尊 講述
               2019.6.08



 我是を慈音に見せて説明なし、慈音をして筆に残さしむれば他の人は書物の上に於て見るに過ぎざることは真に遺憾に思ふなり。さりながら我、偽はりを慈音に見せて記さしめたるにあらず。汝等と雖もこの書を理解なし得る力をそなへて読む底の修行なしたれば必ずや、この門は許されて明らかに見聞なすことを得るなり。我、此処に確言なしをくべし。汝等も知る如く電子の如き微細なるものが集合して、工業はもとより日常生活の上に大なるはたらきをなしつつあるも、空の力の如何に勝るかを知るならん。空に於てすら斯くの如し。まして霊の力なるに於てをや。無限性無限大と云ふも敢て過言にはあらざるべし。又無限大のはたらきをなす霊を作りし神の力は到底人力人智の夢想だに計り知る能はざるは勿論ならん。
 第三の門についても我等説明するに非常なる苦心を要す。形なき霊に対して形を附し、形なき気光素を眼に見る如く思はしめんために相対性なる汝等下界のすべてを引用せざるべからず。既に下界と云ふが如きことにすら神の世界には通ぜざるなり。然れどもいささかにても汝等に理解せしめんためには、余儀なく数を現はし時間を語りなどするは是非もなき事と知りて諒とせよ。
 我、先に百四十四気光素など語りしも汝等が世界に適用すべき数を示めしたれど、神の世界即ち絶対の世界には通ぜざるなり。今後に数字を附するの余儀なきに到らん。されどそは汝等の世界に通ずる数と知りて考ふべし。
 さて此門に見る光波気波霊波色波の悉くが変化しあるを数にて説明せば一秒間に(汝等が世界の時間にて)二万七百三十六回に及ぶ。但し数も汝等が世界の数なり。是に依て見るも如何に変化の著しきかを察するならん。この状態を見たる者はとにかく、見ずして想像して知らんとする者には非常なる相違あるは是非もなし。ここに注意することあり。
 そは汝等が世界は光なき場所は暗黒なるに依て、光波が明滅なす時は明には昼の如く、滅には夜の如き状態とならんと想像するならん。其は誤想なるにより注意しをくべし。絶対の世界には暗黒はあらざればなり。蝙蝠人種の住む世界の如き暗黒界は相対なるによってなりと知るべし。絶対の世界を知らざる汝等にこの明るさを知らしむる言葉を我は知らず。故に唯明るき世界を説くより他なし。汝等修行を重ね、地球に存する間にこの門を見学し何か説明なし得る言葉を編出して、一般に通ぜしめんことに努力せよ。

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