覚者慈音1029 未知日記 第六巻 光明論  下巻 光明論 巻の八 大悟録 上 第三章 キュの門  テツシン貴尊講義

覚者慈音1029
未知日記 第六巻 光明論       
下巻 光明論 巻の八 
教主講、テッシン貴尊解説
大悟篇  上
第三章 キュ の 門



               テッシン貴尊 講述
               2019.6.08


 汝等の住める家屋の室内にて夜、光なければ色彩の区別は眼にて見分け難からん。此門には斯る事なく暗き所にも特殊の光あるにより、黒き物を鑑別することを得ると知らば可なり。この理論は宇宙に於ける光気素電気に関係あるにより、教主は汝等に説明せらるる事と信ずるにより我は多くを語らざるべし。
 又この門を流るる霊波と云ひしが、是に対しても汝等は理解なすこと難かるべし。光波気波はおぼろげながらも区別するを得るならんも、色波又は霊波と云はば頭を傾けて思ひ惑ふならん。さりながら汝等の地球上にて現今用いられ居る顕微鏡と雖も霊波色波(仮称)は見ることを得ざる底の微細なるものなり。我、色波とか或は霊波など称ふるは我の勝手に附したる名目なれば、汝等に正当なる言葉あらば変更するも可なり。我の云ふ色波とは光子(行法にて語る仮名)の一種にして、汝等が思ふ色素にはあらざるなり。
 又霊波とは気体に属すれども、電子とは異なれるものなりと知るべし。我、行法に於て不動気、動気の説を語りをきたるが、今又此門に於て再びこの言葉を用ゆる必要にせまられたれば採用すべし。(行法参照)。行法に於て不動気も結局は動に帰すと説きをきたれど、汝等にはその意味果して悟りしか否かをあやぶむなり。今この門にて断間なく通過しある色波霊波はもとより、汝等がまなこに映じざるも光源体気源体にして不動気なるによって動じ居るなりと語らば、汝等には合点することを得ざるべし。故に全宇宙にはたとえ如何なる小さき微分子たりとも不動と云ふものなしと、言葉を変へなば少しは理解なすことを得るか。否其にても合点はなし難からん。然らば全宇宙は生きたる微分子にて成立なし居ると語らば合点することを得べし。故に宇宙の大体亡ぶとも全宇宙は決して亡びずとの原理も悟ることを得るならん。汝等は云ふべし。その微分子消滅せば如何と。汝等としてはさもあらんと思ふなり。汝等の智慧も亦心意魂魄も霊もその悉くは微分子なりと思ひて考究し見よ。然らば我、百言を費さずとも自覚することを得るならん。

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