覚者慈音862    未知日記 第六巻 光明論  上巻 光明論 巻の四  教主寛大講義

覚者慈音862
未知日記 第六巻 光明論       
上巻 光明論 巻の四     
真の魂魄一体となりて霊光の智慧を求めよ




                教主寛大 講述
                2019.⒊ 04
                       140番


 四鏡四根一体となりてすらその受くる智慧は大なるに、是に霊光を加はらしむれば其力や如何あらん。想像するだに胸踊らす感あるならん。汝等の中には智慧の強弱ありて彼は賢なり、彼は愚なりと云へど、其標準は如何なる方法に依て定むるや。自己の智慧の基、或は単位として観察するか。然りとせば自己の智慧は何によって定むるや。唯我、彼の智慧には到底及ばず、彼は賢者なり。又は彼は我智慧に及ばず、彼は愚者なりとのみにては真の賢愚を計りしとは云ひ難からん。智慧を計る物指は容易に作ることを得ざるべし。されど是は難きにあらず。何れ正確なる物指は現はるべし。然れども魂魄心意結合の智慧の物指しは決して現はすことを得ず。四鏡一体の智慧はすべて空源力より生れたる智慧を誘導含蓄し居れる為如何なる測定器の現はさるるとも測り知る事難ければなり。
 昼あり夜ある汝等が世界なるが故に昨日迄善行として行ひ来りし事柄を今日は悪しとて改めらるるは何と云ふ矛盾なるか。余儀なき事ならずや。神の世界には昼夜の別なければ善は永久に善として変らず、悪も亦同様なり。汝等正しき道を択ばんとならば永久不変の道を択ぶべし。変り易き道を歩まば何日か目的の地点に到達することは能はざるべし。昨日の善は今日の悪、昨日迄人の頭と仰がれし身は、今日は獄舎の憂目を見る。人間の約束は先づ斯くの如し。神の約束は斯る違約は結ばざるなり。約を結べば永久不変たがはざるなり。我、斯く語らば汝等は云ふべし。如何に神の道なりとて誤ちなしとは云ひ難からんと疑ふものあるべし。されど神は約束を違へず。約をたがふは人なればなり。いつも大変お世話になっております。偽はりの約を結びて何の益かあらん。神は人間如きものに怒り給はざれども、若し怒りて亡ぼさんとせば一吹き口を開らき給へば宇宙の人類悉く煙の如く消え失せん。汝等自惚るる勿れ。汝等は細菌よりも小さき動物なればなり。されど修行なして天界に引き上げらるるに至って初めて蚕卵紙を脱けたる蚕の如く、細菌より育てられたる立派なる神の下僕ともなることを許さるるなり。人界の一生は神の世界の一年にも足らざるなり。神の世界には時間空間数を有せざれど汝等が世界の数にあてはむれば斯くなると云ふなり。

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