覚者慈音815  光明論上巻 巻の三  93番 此の書の眼目、一大事を説く 教主寛大講義



覚者慈音815
未知日記 第六巻 光明論      
上巻 光明論 巻の三     
此書の眼目、此教への一大事を説く
  
                  教主寛大 講述
                  2019.2.02
                      第93番


 明日より心入れかへて禁酒せん。今宵は名残りの酒宴を開かん。斯る者は決して禁酒することをなさざるなり。明日と云へる日は暦には無かりしとて空うそぶくならん。悪しきと悟りしならば後と云はず、直ちに実行に移す人にあらざれば内面のさとりとはならざるなり。汝等心して道を正しくせよ。亀は首手足をかくして身を守り、鼈は物に咬みつきて首を切らるるも離さずして身を損ふものなり。汝等亀となりて晩年の安となすか、鼈の勇猛心をふるい起して死すとも悔ひざる道を択ばんとなすか。斯る簡単なる事にも悟りの道はあるものぞ。よくよく翫味し見るべし。
 即ち亀は己の使命を果さんとして身を守り居るか、或は生命を奪はるるを怖れて安全の方法をとり居るかより研究を進めて、己が修養となさば決して無駄なる結果とはならず。この中には大なるものの潜在し居ることを我は知れど、汝等の考案資料として暫くあづけをかん。
 脳裡の鏡をよくよく磨きて映り来るものの姿を明瞭ならしめずば道の広大なるを知ること能はじ。汝等はすべての頭にて観察なすにより一に凝り固まり鏡は濁りて何物の影をも映さざるにより、腹は却て休み居て空腹のみを訴る他、何等の道をも究めんとせざるなり。我の教ゆる頭脳を休養せしめて腹に委せなば、物の範囲は広く映じて腹に休養の余地を与へず活躍なさしむるが故に、腹力は増し手足に至る迄活躍を命ずる結果は、肉体の健康は次第に進み行き病魔の侵入を防ぐことを得ん。汝等家を建築するにあたり大地をかためずして建つるならば早く傾きいささかの地震にも倒壊するを知るならば、大地に比する腹を強くせんと工夫せよ。汝等は地にあって地の恩恵に育てられ居るならば、魂魄を肉体にをく間は大地の腹に委すは、不自然にあらざることを悟りしならん。悟りたらば後とは云はず今より実行にうつすべし。悟らざるものは深く考慮せよ。一日遅るれば千日の光陰を空しくすと考へて空しき日を費す勿れ。次ぎに此書の眼目此書の一大事に及ばんとす。謹聴せよ!

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