覚者慈音561

                三世と四世論
           未知日記第八巻
           第三の巻
           未来の巻        其の113
  第十四      永遠に希望をすつるなかれ                                        其の2                              リョウジャ.セイキョウ貴尊講述


 有神無神のことは暫く措くとして智慧を増大せしむるには何か其処に一つの原動力を発見せずば智慧の起る源は察するを得ざるべし。すべては智慧なり。智慧を増大する力は何処にありや。さればここに汝等は大望を抱きて智慧をはたらかする原動力は何処に存するやを追い求めて正しき大智を得ることに専心努力せば如何! 
 汝等の住める世界は限りあり。全宇宙には無限のそなはりを有す。限度ある世界を離れて無限の世界に一歩を印することを得ずば大智の根源は得難しと考へてここに一段の工夫と努力を要すと考へなば、希望は無限より無限に進みて尽ることなかるべし。汝等大望をすつること勿れ。小慾をすてずば大慾を得ることは難し。所謂有限界を度脱せずば無限界に入ることは難しとの意味をよくよく考察し更に更に工夫を重ぬべし。さりながら汝等あやまち、希望を抱く勿れ。たとへば一本の宝くじを買ひて万金を得、その万金によって尚も福徳を重ねんなど考うるはこれ真の希望にあらず。斯ることはあやまちたる望みにて正しき道にあらず。正しき希望を抱くものは労苦を厭はず、一歩々々大地をふみしめて正道を歩まずば本来の目的は達せざるなり。一本の宝くじを購いて万金を得る人はすべてにあらず。わづかの人にのみそなはりたるにてそは幸運者と考うるは大なるあやまちなり。是を神に祈り仏に念じて求むるとも神仏はそなわれるものにあたうるのみにてそなわらざる人は多かるべし。我は神仏を信ずるが故に是を求むれば得らるるなど考うるは労力を用いずして報酬を得んとするに他ならず。正しき信仰者ならば斯る望みは抱かざるなり。我等聞く処によれば「何々の神が枕に立ちて宝くじを求めよ。福は汝に与へらるべしなど語りしを信じて購いけるに神の言、偽はりにあらずして我にそなわりたり」と世間にはよく斯ることを流布して神を信ぜしめんと計る輩も少なからず。是等は迷信にして正信にあらず。道を歩むものは斯る愚言に耳をかさず、一心に歩みを進めて如何なる艱難労苦にも堪え忍びて信仰の度を強くし、然して最後の望みをはたすことを得ば其にて事足る。斯くなりてこそ真の完楽は得らるるなり。汝等が口にする労して功なしと云う言葉は神の法にあらず。労すれば功ありとは道なり。労して功なきは即ちあやまちたる道を歩みたるが故にのみ生ずる結果にして道を正しくせば労せば功あることは疑はあらざるなり。

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