未知日記霊話集千八百二十六回  帰途案内記 NO243 大なる全宇宙に眼(まなこ)を向けよ。然して高く高く向上して二流界の如きところ迄、到らん事に努力せよと教ゆるものなり。前途は遠し。されど行ずる力を養はば又遠きも近きにあるなり。迷ふことなく疑ふことなく、一すじに正道を歩まん事に力めよと奨むるものなり  セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の四
最終の巻 
二流界、仮称霊空界     
         セイキョウ貴尊 講述
                     


 汝等太陽系宇宙は同じ位置にて廻転なし居ると考へなばあやまちなり。太陽系宇宙もその姿のまま位置を変へ居る事に心附かざるが故に、そこに種々様々の誤算をなし居ること多からん。例へば新らしき星を見てそのものが何億光年のものなりとか通算なし居るを我等は知る。されど其すべては正しとは云ひ難し。太陽系宇宙が位置を変へあるによって、従って他の新らしき星が、宇宙の中に現はれ来り居ることも考慮に入れざるべからず。是等の学説も貴尊にまかすべし。
 兎に角斯くの如く広大なる全宇宙なりとのみ語るに止むべし。所謂太陽系宇宙はそのままにて全宇宙を廻りて位置を変へ居る事に心せよ。全宇宙は太陽系宇宙の幾十倍幾百倍あるやは到底測り難し。斯る説を語るとも世人には到底認知することを得ざるべし。又語るも由なし。兎に角広大無辺にて尽きるところあらざるなり。とかく人間は自惚れ強くして己自らを過大評価なし居る人は、斯る事を聞かされなば聊か赤面せざるを得ずとは考へざるや。小さき枠の中に威張り居らずして大なる全宇宙に眼(まなこ)を向けよ。然して高く高く向上して二流界の如きところ迄、到らん事に努力せよと教ゆるものなり。前途は遠し。されど行ずる力を養はば又遠きも近きにあるなり。迷ふことなく疑ふことなく、一すじに正道を歩まん事に力めよと奨むるものなり。
 二流界の人類の如くならば全宇宙を自由自在にかけ廻りて、心のままにすべての事柄に対してなしてならずと云ふ事なく、凡てを構成し或は変化なさしむるはたらきをなし居るなり。されど是等も神にあらず。最高の人種にすぎざるなり。されば神とは如何なるものを神と名づくるや。是等に関しては後に教主の教へをうけよ。我等の語るところは此界を以て終りとなさん。後はテツシン貴尊の講義によって教へをうけよ。是にて我は講をとづべし。
昭和二十四年六月二十八日
同 二十五年一月六日 







             完

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