未知日記霊話集千七百回  帰途案内記 NO120 八大門の名称チ、シュ、キュ、ジョウ、ギョウ、コウ、フク、センの僅少一五文字にて全宇宙のすべてを尽くし、きわめある事と承知せよ。我等は是を厳戒の辞と語りをきたり。この言葉は信力にも会ひ、法力にも会ひ、その他森羅万象悉くに通ずる神語なりと思ひて、軽率の取り扱ひなさざるよう注意なしおくものなり セイキョウ貴尊講義

未知日記 第十巻 帰途案内記       
巻の二
転界の巻 
NO 120
厳戒の辞の説明 重要記事         
セイキョウ貴尊 講述

                    
 今是を簡単に汝等日本人にわかり易く説明するならば、チの基音を一越として更にシュを平調調、キュを下無調、ジョウを双調調と云ふが如く考ふるも可ならん。又易学にてチを乾としシュを兌としキュを離ジョウを震と見なすもよし。さりながら是は順序の配置を語りたるにてチなるが故に一越或は乾なりと考へて、其によってそのものを考ふれば、其は範囲せまくなりて却て迷ひを深くす。故に其は唯順序を語りたるにすぎずと知るべし。チと云ふ事も十二律全部に相当し、又易にては八卦六十四卦全部に相当するが如く、シュに於ても同様の関係ありと知るべし。所謂千(チ)の十二音否千(チ)の百四十四音、更に易の八卦六十四卦百二十八卦等々に相当すと思ひて、八大門の全部がすべて宇宙全宇宙の事柄に対して、適用せられ居る事を認識せざれば、迷ひを深くするの他なきなり。
八大門の名称チ、シュ、キュ、ジョウ、ギョウ、コウ、フク、センの僅少一五文字にて全宇宙のすべてを尽くし、きわめある事と承知せよ。我等は是を厳戒の辞と語りをきたり。この言葉は信力にも会ひ、法力にも会ひ、その他森羅万象悉くに通ずる神語なりと思ひて、軽率の取り扱ひなさざるよう注意なしおくものなり。ここに今ひとつ注意することあり。そは他ならず。シュ、キュ、ジョウ、ギョウ、コウ、フク、センの七つは一四の備へを有し居るに不拘、千(チ)は唯一文字となりおれり。是に対して世人は何等心づかざるならん。このチの一文字こそきわめて大切なる音にして、チとシュの間には一個の無言詞の言詞が宿りおる事を知らざるべからず。 今日迄、我等語らざりしは教主の許しなかりし為なり。今これが許されたれば語りをくべし。
此発音は非常に大切にして此言葉の如何によって、信力法力は現はるると現はれざるとの境となるなり。千(チ)の一字空しければ後の一四音も空しくなり、千(チ)の一字完全に発音せらるれば、後の一四音も是に従ふと知るべし。即ち、千(チ)とは形の発音にしてシュの間に心の発音をなし、更にシュの形の音を発するにて、千(チ)とシュの発音迄は決して呼吸することなかれ。又千(チ)の発音を長く引かばそは形を表す音となるによって、一六文字に化せらるる故に、チの発音をなさば直ちに呼吸を止めて、然してシュの発音に移るにあらざれば通ぜず。是等にはすべて法力通力の具備あるによって、少なくしく語らずば解すること難からん。依って具体的に説明せん。

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