未知日記霊話集未知日記霊話集 第千二百八十二回 絶対界 第十章 霊気と霊気の交はりに就いて 霊気和すれば、人類悉くに通ずるが故に、世は安し。愛の力は鬼をも泣かしむ。 愛とは何か。愛とは霊気の合したるを云ふなり。霊気合して愛となる。 人の性は善なり。性とは霊気の合して現れたるを云ふにて、霊気合して性を産む。故に人も根に帰ればきよし。されば心意魂魄すべて霊に返へれば、清き姿に化せらるるは是又当然なるべし テツシン貴尊講義

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絶対界
第十章
霊気と霊気の交はりに就いて
 

           テツシン貴尊講義


 夫婦の愛は自他の愛にして、心の愛にあらずと云ふならん。されど現今称へ居る諸子の世界の夫婦愛は、我等の眼より見る時真の夫婦愛にあらず。即ち個人愛に属すること多し。 真の夫婦愛は現今の如き、動物性愛にあらず。さればこそややもすれば離婚をなして、平然たる如きを見ても明らかならん。 一度婚して又離れ、然して又他と婚する如きは、是動物性にはあらざるや。所謂一時的の気まぐれ結婚にすぎざるが故なり。かかる人達が真の夫婦愛など知ることを得ざるは当然なり。夫婦となりて世間態を憚かり、余義なく一生をすぐし居る人あるも、 我等はよく見る。かかる夫婦は真の心気一体化なし居るにあらず。其はまだしも親子関係に於ても同様の事柄多し。 親は子を育てて或程度迄是を育つれば、是を追ひやりて顧ず、子も亦同様の事柄をなし居りてあるに不拘、世間は其をすら敢て不審ともせざる如きは何故か。其が所謂現今の人類が定めたる憲法とか云ふに至っては、実に滑稽至極とや云はん。己のみよければ他は如何になるとも差支なしとの考への如き、自由主義は是正しき自由にあらず。是等は神の法則に反する故なり。諸子は不憫なる人なりとか称して財宝を与へ居るにてはあらざるか。 其にも不拘、親が老衰して働く力失せたる者に対して、是を養老院などに入れよとて、顧みざる如きことをなし居るに不拘、一方には何々会へ夥しき財宝を運び居る者すらあるを見る。然して其が憲法上何等差支なしとか称し居るは、実に面白きことにてはあらざるか。一国の平和も、一家の平和も、同様にてはあらざるか。一家紊れて一国安かるべき道理あらんや。一国治まらば、一家治まり、一家治まらば、一国治るは是理なるべし。余事は兎に角霊気和すれば、人類悉くに通ずるが故に、世は安し。愛の力は鬼をも泣かしむ。 愛とは何か。愛とは霊気の合したるを云ふなり。霊気合して愛となる。 人の性は善なり。性とは霊気の合して現れたるを云ふにて、霊気合して性を産む。故に人も根に帰ればきよし。されば心意魂魄すべて霊に返へれば、清き姿に化せらるるは是又当然なるべし。 樹木は冬になりて枯れたる如く見ゆれど、春にならば又花を開かせ、 実を結ぶにてはあらざるか。 冬になりて枯れたる如く見ゆるは、すべてを根にかくしたる姿なり。其が春になりて花を開かす。 是又根に相当する霊気の力なるが故なり。すべてに眼を注ぎ凡てのものに心を致さば、自づと理解する道は開らかれある事に留意せられよ。

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